皆さんこんにちは。
採用チームの片山です。
今回は、SellCa事業本部 マーケティング部 開発ユニットで活躍する奥原さんにインタビューしました。
2025年に大阪大学基礎工学部を卒業し、新卒でクイック・ネットワークへ入社。
現在はマーケティング開発やSEO領域を担当しています。
学生時代からクイック・ネットワークで内定者インターンとして働いていました。
今回は、就職活動のことから、内定者インターン、入社後の経験、
そして現在の仕事まで、これまでのキャリアについて聞いてみました。
Profile
奥原 駿汰(おくはら しゅんた)
2024年4月 当社の内定者インターンに参加。開発部で経験を積む。
2024年12月 内定者インターン期間にプロジェクトマネージャーに抜擢(チャットボット導入プロジェクト)
2025年3月 大阪大学 基礎工学部 卒業
2025年4月 クイック・ネットワーク株式会社 入社
2025年5月 SellCa事業本部 開発部へ配属
2025年8月 開発部からマーケティング部 開発ユニットへ異動
2025年10月 マーケティング部 開発責任者を担当
2026年4月 2025年度 優秀社員賞(Best Rookie賞)受賞
現在は開発マーケティング開発・SEO領域を担当
目次
就職活動時期
①早く社会に出て、実際の課題に向き合いと思った
片山:
就職活動をしていた頃のお話を聞かせてください。
大阪大学の基礎工学部卒業ということで、大学院に進学する方も多かったと思いますが、院進学は考えなかったんですか?
奥原:
ほとんど考えていなかったですね。
同じ学部の9割くらいは大学院に進学したんですが、私は早く社会に出たいという気持ちが強かったです。
大学の研究では、自分たちで課題を設定することが多いのですが、「この課題は本当に誰かのためになっているのかな」と感じることもあって。
それなら、大学院で2年間研究を続けるよりも、早く社会に出て、実際の社会の課題に向き合いたいと思ったんです。
②自社サービスの開発に携われる環境を求めて
片山:大阪大学からだと大手企業に就職される方も多いかと思います。ベンチャー企業に新卒で就職することに、不安はなかったのですか?
奥原:
特に不安はなかったですね。
最初から「ベンチャーに行きたい」と決めていたわけではなくて、自分のやりたいことを考えていった結果、自然とベンチャー企業が多くなっていきました。
大手企業だとマニュアルや研修が整っているという魅力点はあると思いますが、自ら主体的に行動し、仕組みを作っていく経験を20代前半で積むことを求めていたので、ベンチャー企業を選択肢の一つとすることは、自分として合っていると思っていました。
片山:
その中で、クイック・ネットワークを選んだ決め手は?
奥原:
当時は今より会社の規模も小さくて、開発部も5人程度でした。
だからこそ、バックエンド・フロント・インフラどのジャンルにも挑戦することができるため、フルスタックを目指すにはすごく良い環境だと思いました。
あとは、自社サービスの開発に携われることも大きかったですね。
自社サービスなら、ユーザーの反応がダイレクトに返ってくる。
システム受託開発の企業であれば、クライアントの要望を満たすアウトプットを納品し終了となるが、自社サービスだからこそユーザーの反応を見ながら、次に何をするかを自分たちで考えていけるところに魅力を感じました。
片山:
就職活動で考えていた「裁量」と「幅広い開発経験」という2つの軸が、クイック・ネットワークの環境と重なったんですね。
奥原:
そうですね。
入社した当時は、今のようにSEOまで担当することになるとは思っていませんでしたけど(笑)。
振り返ると、その時々で任された仕事にちゃんと向き合ってきたことが、今につながっていると思います。
内定者インターン時期
①内定者インターンが成長のスタート
片山:
ここからは、実際の仕事について聞いていきたいと思います。
奥原さんは2023年12月に内定をもらって、翌月の2024年1月から内定者インターンとして開発部にジョインしたんですよね。
奥原:
そうですね。
最初から大きな仕事を任せてもらったわけではなくて、まずは細かいタスクを一つずつこなすところから始まりました。
例えば、全国福利厚生共済会(全厚済)のキャッシュバックキャンペーンに合わせて、セルカの管理画面に表示されている文言を変更する、といった作業です。
片山:
一見すると、そこまで難しい仕事には聞こえないですが……。
奥原:
そう聞こえますよね(笑)。
文字を変更すること自体は難しくないんですが、「変更して終わり」ではありません。
正しく表示されているか、リンクがきちんと機能しているかなど、最終チェックまで含めると30箇所くらい確認する必要がありました。
一つひとつは小さな作業ですが、漏れなく確認することが大事でしたね。
そういう細かな仕事でも、雑にやらずに一つひとつ取り組んでいたところを取締役兼CTOである当時の上長が見てくれて。
2024年5月頃からは、紹介キャンペーンの開発を任せてもらえるようになりました。
②学生でも、事業に関わる開発を任せてもらえる
片山:紹介キャンペーンとは、どんなプロジェクトだったのですか?
奥原:
紹介リピートとは、中古車オークションサイト「セルカ」をより多くの方に知っていただき、実際にサービスを利用していただくためのプロジェクトです。
一度セルカを利用いただいたお客様に、再度セルカを利用していただいたり、ご家族やご友人などにセルカを紹介していただいたりすることで、利用者を増やし、事業の利益率向上につなげることを目指しています。
当時の僕からすると大きな挑戦となるプロジェクトで、要件整理から仕様設計、実装まで一貫して担当しました。
例えば、どのユーザー(A様)が、どのユーザー(B様)を紹介してくださったのかを管理する仕組みや、紹介情報を登録する機能、紹介者にインセンティブを支払う仕組みなどです。
他社のエンジニアの話を聞いていて、よくあるのは、事業部側からの要件整理されたものをエンジニアが開発するという体制だと思いますが、弊社は事業部から「こういうものを作りたい」と要望をもらって、それをそのまま作るのではなく、
「この方法なら実現できる」
「ここはこうしたほうがいい」
「ここは開発工数が大きい」
といったことを、事業部のメンバーとも相談しながら進めることができました。
片山:
内定者時代に、要件整理から実装まで任せてもらえるってすごくレアな経験ですし、求められるアウトプットも高いですよね・・!
奥原:
そうですね。
プログラムも500行くらい書いたので、結構しっかりした開発でした。
「学生でも、ここまで事業に関わる仕事を任せてもらえるんだ」と、素直に嬉しかったです。
最初は小さなタスクから始まりましたが、目の前の仕事を一つずつ積み重ねていくことで、任せてもらえる仕事が大きくなっていった。
振り返ると、ここが自分の成長のスタートだったと思います。
内定者インターン~入社後
①自分が動かさないと、何も進まない
片山:
そこからさらに仕事の幅が広がっていった中で、特に印象に残っている仕事はありますか?
奥原:
マーケティングツール「Kuzen」の導入は、かなり印象に残っています。
Kuzen導入プロジェクトとは、お客様からの問い合わせ対応にかかる時間を減らすため、チャットボット(自動案内システム)を導入したプロジェクトです。
お客様の状況に応じて、チャットボットが必要な情報や質問への回答を自動で案内する仕組みを構築し、お客様の利便性向上とスタッフの対応工数削減を目指しました。
プロジェクトを進めるにあたり、社内だけではなく、外部パートナーとも打ち合わせをしながら、PM(プロジェクトマネージャー)として全体を進めました。業務委託の方や事業部のメンバーなど、さまざまな人に動いてもらう必要があって、自分が見る範囲が一気に広がった感覚があります。
片山:
それまでとは違った難しさもありそうですね。
奥原:
一番大きかったのは、自分で次に何をするべきか考えないと進まないことでした。
「Kuzen」は月60万円ほどの利用料が発生するツールで、導入までの期限もタイトだったので、責任感やプレッシャーを感じながら進めていました。
自分の中で答えを出すだけではなく、「こうしたい」と意見を出して、関係する人たちに確認して、合意を取っていく。
そうやって一つずつ前に進めていく経験を通して、技術だけではなく、プロジェクトを動かす力も身についたと思います。
最初は「自分がちゃんとやらなきゃ」という気持ちが強かったんですが、だんだん「どうしたらチーム全体で進められるか」を考えるようになりました。
振り返ると、この時期が一番成長したタイミングだったと思います。
②今の経験が、将来の選択肢を増やす
片山:
責任の大きな仕事にも挑戦してきた奥原さんですが、その原動力は何だったんですか?
奥原:
将来的に、自分の市場価値を高めておきたいという気持ちはあります。
今のうちにできることを増やして、より高い価値を出せるようになれば、将来的な働き方の選択肢も増えると思っていて。
例えば、同じ成果を出すのでも、長い時間をかけるのではなく、短い時間で価値を出せるようになりたい。
そのためにも、若いうちにできるだけ多くの経験をして、自分ができることを増やしておきたいと思っています。
だから、目の前の仕事に対して「これは自分の担当じゃない」と線を引くのではなく、できることがあれば挑戦する。
それが今の自分につながっていると思います。
開発部からマーケティング部へ
①「開発したものが、事業を前に進めている」より事業に近い場所で、開発する
片山:
2025年4月に新卒入社してからは開発部で経験を積み、同年8月にはマーケティング部へ異動しました。
現在はマーケティング部の開発ユニットで仕事をしていますが、どんな変化がありましたか?
奥原:
一番大きいのは、事業との距離がさらに近くなったことです。
開発部にいた頃から事業のことを考えながら開発していましたが、マーケティング部の中に開発ユニットができたことで、マーケティングのメンバーとすぐに相談して、その場で方向性を決めて動き出せるようになりました。
意思決定から実行までのスピード感は、かなり上がったと思います。
そして何より、施策を実行した後に、問い合わせや成約、コストなどがどう変化したのかまで、より近い距離で見られるようになりました。
「自分たちがやったことによって、実際に事業が動いている」という感覚を、以前よりも肌で感じています。
片山:
現在は具体的にどんな仕事を担当していますか?
奥原:
マーケティング開発を中心に、SEO施策、紹介・リピート施策、マーケティングデータ基盤の整備など、幅広く担当しています。
SEOでは、サービスページの改善など、検索からより多くのユーザーにセルカを知ってもらうための施策を考えています。
SEOコンサルティング会社との打ち合わせも担当していて、施策を依頼するだけではなく、「どうすれば最大限の成果を出せるか」を考えながら進めています。
紹介・リピート施策では、セルカのサービスを分かりやすく伝える動画の制作にも取り組んでいます。
ほかにも、リードジェネレーションチームや売却アドバイザリー部に関するサービス説明のコスト削減や、広告費・問い合わせ単価・成約単価・粗利などを可視化するデータ基盤の整備にも取り組んでいます。
片山:
開発という枠を超えて、かなり事業に近い仕事になっていますね。
奥原:
そうですね。
以前よりも、「どう作るか」だけではなく、「何をやれば事業が前に進むのか」を考えることが増えました。
技術的にできることを増やすのも大切ですが、それを使って事業にどんな価値を生み出せるのかまで考える。
そこまで含めて開発することが、今は面白いですね。
また、現在は26卒の新卒エンジニアの育成にも携わっています。
自分自身も内定者インターンから始まって、周りの人に教えてもらいながら仕事の幅を広げてきたので、今度は自分が教える側になったんだなと感じます。
片山:
マーケティング部の中で、事業により近いところで開発するようになって、仕事への向き合い方にも変化はありましたか?
奥原:
常に、視座を高く持つことですね。
ありがたいことに、責任者や経営陣の近くで仕事をする機会が多く、目の前の業務だけではなく、「この仕事が事業全体にどうつながっているのか」「会社として今何を優先すべきなのか」まで考える機会があります。
そうした環境の中で仕事をしていると、自然と自分の担当業務だけを見るのではなく、事業や会社全体を見ながら、自分が何をすべきかを考えるようになりました。
以前は「任された仕事をきちんとやる」ことが中心でしたが、今は「そもそも何をすることが事業にとって一番良いのか」まで考えて、意見を出すことを意識しています。
※2026年4月 2025年度Best Rookie賞 受賞時の写真です!
②技術で、ビジネスの課題を解決できる人へ
片山:
最後に、これからの目標を教えてください。
奥原:
僕が目指しているのは、技術そのものを追求するだけのエンジニアではなく、技術を使って事業の課題を解決できる人材です。
例えば、今期のセルカ事業部の売上計画が○○円/年、それを達成するために必要な問い合わせ数は○○件/月、それを踏まえてセルカをどう訴求すればお問い合わせが増えるのか。
どうすればサービスの満足度を高められるのか。
そういったことを、開発だけではなく、マーケティングや事業全体の視点を持って考えられるようになりたいです。
「これを作れます」だけではなく、「これを作ることで事業をこう変えられます」と言えるようになりたいですね。
片山:
技術を目的にするのではなく、事業を前に進めるための手段として使っていきたいということですね。
奥原:
そうですね。
これまで開発、マーケティングといろいろな経験をしてきたので、今後はその経験をつなげて、より大きな成果を出せるようになりたいです。
番外編
しっかり休んで、しっかり働く。
片山:
ここまで仕事の話をたくさん聞いてきましたが、最後に少しプライベートの話も聞かせてください。
休日はどんなふうに過ごしていますか?
奥原:
結構インドアですね(笑)。
映画やドラマを観て過ごすことが多いです。
特にアクション映画が好きで、「ワイルド・スピード」シリーズが好きです。
俳優では、ジェイソン・ステイサムが好きですね。
最近は家でゆっくりして、お風呂に入ってから映画館でナイトショーを観に行くこともあります。
片山:
仕事ではいろいろな人と関わりながら動いているので、休日は意外とゆっくりなんですね。
奥原:
そうですね(笑)。
仕事では「次に何をするか」を考えていることが多いので、休日くらいはあまり予定を詰め込まず、好きな映画を観たり、ドラマを観たりしてゆっくり過ごしています。
編集後記
内定者インターンから始まり、開発、マーケティングと少しずつ仕事の幅を広げてきた奥原さん。
今回のインタビューで印象に残ったのは、奥原さんが特別なことをしてきたから今の仕事を任されている、というわけではないことでした。
最初は小さなタスクから始まり、一つひとつの仕事に丁寧に向き合う。
その積み重ねが信頼につながり、少しずつ任される仕事が大きくなっていきました。
成長のスタートは、特別なことではない。
今日、目の前にある仕事にしっかり向き合うこと。
その積み重ねの先に、できることが増え、見える景色も変わっていくのかもしれません。