Sekappyでは、社内・社外問わず数多くのシステム開発を手掛けております。
今回は、そんなSekappyのエンタープライズ事業部においてシステム開発部マネージャーを務め、自身も社外での開発を手掛ける武田 祥英さんにお話を伺いました。
社内でも屈指のリミテッド(※1)好きとして、リミテ部部長も務める武田さん。ゲームを愛し、そして楽しむ武田さんの、趣味と仕事への向き合い方を通じて、Sekappyの雰囲気を知っていただければ幸いです。
※1 リミテッド:その場で開封したパックから出現したカードで遊ぶ、カードゲームの遊び方の一種。略してリミテとも。ここでは特に、マジック:ザ・ギャザリングのリミテッドのこと。
武田 祥英さんインタビュー
――本日はよろしくお願いします。
武田「よろしくお願いします」
――まずは武田さんの経歴についてお聞きしたいと思います。前回インタビューを実施した秋田さんもですが、武田さんもかなりSekappy歴は長いんですよね?
武田「Sekappyの創立から1年過ぎたくらいですかね。青山にオフィスがあった時代――2018年の夏頃に入社しました」
――『ドミナリア(※2)』あたりの時期ですね。
武田「そう!『ドミナリア』使って遊んだ記憶がありますね!」
※2 『ドミナリア』:2018年4月末に発売されたマジック:ザ・ギャザリングのセット。こうしてカードゲームの発売時期やイベント・環境などが時間の指標になるのもSekappyならでは。
――Sekappyに入社する前は、どんなお仕事をされていたんですか?
武田「12~3年くらい、ずっとIT業界にいました。前職を離れたあと、少ししてSekappyへの入社を決めた形です」
――ベテラン選手ですね!エンジニアの世界に興味を持たれたきっかけは何だったのでしょう?
武田「ゲームを作る人になりたかったんです。ゲームプログラマーになるために専門学校も行って。ただ、そうした環境にいる人たちって、趣味を仕事にできる人たちなんです」
武田「自分は趣味は趣味・遊びは遊びとして切り分けたいと思ったので、違う道を選びました。プログラムはあくまで仕事としたいな、と。でも巡り巡ってSekappyにいるわけなんですが(笑)」
――「あくまで仕事としたい」という割り切りはちょっと意外でした。おっしゃる通り、巡り巡ってSekappyに入社されたわけですが、武田さんが最初にSekappyのことを知ったのはいつですか?
武田「マジックは長いことプレイしていて、なのでSekappyも名前はずっと知っていたんです。最初は晴れる屋の記事ですね。子会社としてIT企業を作るぞっていう。本当に一番最初の立ち上げ告知記事も見ていました。(※編註:現在はMBOを実施し、子会社としての関係は解消されています)」
――そこから1年くらいして入社された、と。
武田「前職を辞めてしばらくたった時期ですので、そろそろ本腰を入れて職探しをしようかなと思っていた時期ですね。せっかくだし会社の人と遊んだりできたら楽しそうだな、と思ってエントリーしました。経験はあったので、ITなら行けるかな、という思いもありましたね(笑)」
全員が趣味人、という安心感
――そこから実際にSekappyに入社されてみて、いかがでしたか?
武田「やっぱり風通しが良いですね!終業後に集まって遊んだり……マジックリーグ(※3)をやってたときなんかは本当に楽しかったです!」
※3 マジックリーグ:限られたカードだけでデッキを組み、少しずつカードを追加しながら数週間~数か月に渡って対戦を繰り返す遊び。Sekappyでは過去に社内マジックリーグを実施していた。
――お仕事面でも変化はありましたか?
武田「仕事内容そのものは、前職から大きく変わったことはそんなにありませんね。仕事以外でメンバーと交流できるという部分が本当に大きいです」
――「仲がいい」というのは、Sekappyを表現する言葉としてよく言われますね。
武田「自分はお酒が飲めないし、いわゆる職場の飲み会みたいな雰囲気はあんまり好きじゃないんです。でも、Sekappyだとそういう感じじゃありませんよね。仲の良いメンバーで食事をしながら、趣味の話で盛り上がる。そういうのはやっぱり楽しいです」
――全員がカードゲーマーだからこそ、ですね。
武田「仕事で人付き合いをしていくと、まったく趣味を持っていない人もいますよね。『休日はやることがない』みたいな。Sekappyではそんな人、1人もいませんからね(笑)誰もが趣味人だから、安心して自分の趣味の話ができるし、趣味に打ち込める。充実したプライベートが過ごせるというのはSekappyの魅力だと思います」
――確かに、Sekappyは趣味が応募要件みたいな会社ですものね。
武田「あとは部活の存在が大きいですね。カードゲームはもちろん、麻雀やポーカーの仲間でも集まることができて、部活として成立すれば会社からサポートもしてもらえる。他の会社でも社内部活動はありますが、麻雀部に予算が出るという会社は滅多にないんじゃないでしょうか(笑)」
部下との繫がりも、趣味の話から
――会社のお話が出たところで、現在のお仕事について教えてください。
武田「この4月からは、久々に出社での客先開発を務めています。信用情報に関する開発を手掛けています」
――リモートワークではないんですね。
武田「前の現場はフルリモートだったのですが、今はフル出社ですね。とはいえ比較的余裕のある状態で、早めに上がることができています」
――客先開発、こと様々な現場を経験していると、それらのお仕事を通じたスキルアップも大きそうです。
武田「個人的には、客先か社内かで変わるとは思っていません。どちらが、というよりは現場次第・案件次第ですね」
――なるほど。ちなみに、武田さんの主に扱っている、得意とする技術を挙げるなら何ですか?
武田「Sekappyに入ってからも入る前も、ごく初期の頃を除くとずっとJavaで生きてきました。一通りのことはできるんじゃないかと思っています。あ、ただ、工程管理や客先折衝もやってきたので、コードをバリバリ書くばかりではないですね」
――現在もマネージャー業務を務めてらっしゃいますもんね。武田さん配下は人数も多く、大所帯なのでマネージャー業務は大変そうです。
武田「それでも、マネージャー職の人数が増えて以前よりコンパクトになったんです。チームが違う部下もいるので、評価をするのは大変なこともありますが……そんなときも、面談の時にまずは趣味の話から入れるのは良いですね。アイスブレイク的な」
――そのあたりもSekappyならではですね。少し技術面のお話に戻るのですが、最近気になっているテック系の話題はありますか?
武田「Chat GPTのようなAI系の技術はやはり気になっています。この間、7人で麻雀大会をやるにあたって、効率の良い組み合わせを聞いてみたんです。公平に進行するためには、自分以外の各参加者と同じ回数だけ当たる必要がありますよね。ところが、聞いてみるとなかなか正しい答えを返してくれない。こうした部分が今後どうなっていくか気になりますね」
社長とも遊べる!リミテ部の魅力
――部活の話に移らせてください。武田さんはSekappyリミテ部の部長も務めていらっしゃいますね。
武田「そうですね、部活制度の制定前から、新セットが出たら社員のみんなに声をかけてリミテッドで遊んでいました。そんな経緯もあって、部活制度ができた時には周囲から『リミテ部やらないの?』と声を掛けられて(笑)そのまま設立に至ります」
――案の定というか、リミテ部は設立後も大いに盛り上がっていますね。
武田「部の雰囲気が良いですよね。部活を通じたコミュニケーションはSekappyの魅力だと考えます」
――特にリミテ部は、高桑社長(※4)もよく参加しているイメージです。
武田「そうですね、高桑社長もちょこちょこ参加してくださいます。あとレイさん(※5)も顔を出してくれたりとか。やっぱりめっちゃ強いですね。レベチです(笑)」
※4 高桑社長:Sekappy代表取締役社長 高桑祥広。マジック:ザ・ギャザリングの強豪プレイヤーとしても知られる。
※5 レイさん:佐藤レイ。Sekappy所属のマジック:ザ・ギャザリングプロプレイヤー。大型大会で数多くの戴冠を果たしてきた、日本人トッププレイヤーの一人。
――流石ですね……!
武田「スケジュール的に、高桑社長となかなか会えない社員もいますしね。社長と遊べるのはリミテ部のメリットというか、ウリの一つと言えるかもしれません」
――ちなみに、武田さんの考えるリミテッドの魅力って何でしょう?
武田「あくまで個人的な感覚ではありますが……構築戦だと走り込みというか、デッキへの習熟が大切だと思うんです。リミテッドももちろん基礎体力的な部分・熟練度も必要ですが、構築戦に比べるとその場その場でのアドリブを要求される場面が多いと感じますね。もちろん、どんなカードが出現するかという運要素もあります」
――構築戦でガチガチに要求される要素が、リミテッドだとちょっと違う、と。
武田「あとは、ちょうど良い温度で付き合えているのも大きいですね。自分はリミテッドに関して、中くらいの実力……初心者よりは上手いだろうけれど、やり込んでいる強豪プレイヤーさんには及ばない、くらいだと自覚しています。ちょっとしたイベントで3-0を目指すくらいの楽しみ方がちょうど良いんです」
武田「もちろん勝ちたい気持ちもあるので、リミテ神(※6)は毎回出場してます!」
※6 リミテ神:大手マジック:ザ・ギャザリング専門店『晴れる屋』が開催する、リミテッドの大会
――武田さんはリミテッド以外も遊んでいらっしゃるんですか?
武田「構築戦はあまりやりませんね。リミテッドとの混合フォーマットの時にやる、という感じです。この間は社内大会部でpauperとの混合イベントがあったので、新しくデッキを組んだのですが……見事にメタを読み違えてボコボコにされてしまいました(笑)」
――マジック以外のゲームはどうでしょう?
武田「いろいろやってますね。麻雀、ポーカー、最近だと『ウマ娘』……麻雀部はタイミングが合えば顔を出しています。麻雀も好きなので、『カードゲーム以外の部活も作れるよ』って言われたときには、自分が麻雀部を作ろうかとも思いました(笑)」
――そうした部活や社内イベントにも精力的に参加されていますが、お仕事との兼ね合いも含め、プライベートの時間は取れているのですか?
武田「時間はないです!(笑) でも、部活に参加しているみんなで遊べることが楽しいんですよね」
――そのあたりも含め、Sekapyに入って良かったことがあればお聞きしたいです。
武田「やはり、部活などを通してみんなで遊べることですね」
武田「あとみんなゲームが上手い!(笑) 高桑社長は本当に強いので、直にマジックのテクニックを教えてもらえるのは貴重ですね。大型イベントの前には、レイさんにレクチャーしてもらえたこともありました」
――それは羨ましいですね!最後に、今後の展望や目標があればお聞かせください。
武田「お仕事面に関しては、自分でも仕事を持ってこられるようになりたいですね。客先開発の方が好き、という社員もいるんです。そういう社員のために、営業的な立ち回りもできるように、というか」
武田「今はマネージャー業務と自分の開発で手いっぱいですが、マネージャーの中にはそうした動きができている方もいます。自分もそうありたいですね」
武田「ゲームに関しては……リミテッドの大型イベントを熱望してます!年齢的に全国をハシゴするのはちょっとキツそうですが、絶対行きますので!(笑) 特にチームリミテッドをやってほしいですね。高桑社長とか絶対強そうです(笑)」
――ぜひ『チーム・Sekappy』で優勝を狙いたいですね!本日はお時間をいただき、ありがとうございました!
武田「ありがとうございました」
以上、エンタープライズ事業部・リミテ部部長、武田さんのインタビューをお届けしました。お仕事に向き合いながら趣味を充実させ、社長とも一緒に遊んじゃう、Sekappyでのエンジニアライフを感じていただければ幸いです。
「仕事も遊びも全力で」と言うと、趣味を仕事にしていると思われがち。もちろんSekappyにもそうしたスタンスの社員は数多く在籍していますが、実は武田さんのように「仕事は仕事、趣味は趣味」という形でゲームを楽しんでいるメンバーもいます。
スタンスは人それぞれ違っていても、共通の趣味を持つからこそ充実した日々を過ごせるのがSekappyの自慢です!本記事をお読みの方も、Sekappyで共に働きながら、仕事も趣味も充実させてみませんか? ご興味のある方は、ぜひ募集記事をご覧ください。