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ディレクションスキルは汎用性が超高い!SEからWebディレクターへ転身して│株式会社SEESAW Webディレクター インタビュー

あらゆる情報がオンラインで閲覧できるようになり、2000年代からWebディレクターという職業が定着しはじめました。とはいえ、まだまだ新しい職業なのでWebディレクターのバックグラウンドはひとりひとり全くと言っていいほど異なります。

デザインコンサルティングファーム・株式会社SEESAWで働くWebディレクターの青木さんは、システム系の開発会社でSEとして顧客との折衝やディレクション、進行管理などを行ってきたキャリアを持ちます。システム系からクリエイティブ系へ、彼女がどのように進路を転換したのか、お話しを聞いてみました。会社の選び方やステップアップなどに悩んでいるWebディレクターの方はぜひ読んでみてください。

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株式会社SEESAW Webディレクター 青木
SEとして大手システム会社に7年間従事。その後Web制作会社、事業会社を経て2022年株式会社SEESAWに入社。デザイン部のWebディレクターとして、ディレクションチームをリードしている。
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●システムでもクリエイティブでも、ディレクションは汎用性の高いスキル

── 青木さんのご経歴を教えてください。

新卒で大手システム会社に入社し、7年ほど務めました。その頃は主に一般企業向けの生産管理システムなど、B2Bシステムを開発していました。大学の選考は工学部だったんですが、当時は就職氷河期と呼ばれていた頃でシステム系は採用枠が多かったため思い切ってそのような進路を選びました。業務としてはコードをガツガツ書くというより、要件整理やデバックなど開発の前後の工程が多かったです。今だとSIerやテクニカルディレクターと呼ばれる役割に近いですね。

入社してから6年目に、「これは本当に自分がやりたいことなのか?」と将来への疑問が浮かびました。SIerとして働き続けるのは、自分が描く将来像と違うなと思ったんです。そこで転職活動をしながら自分がなにをしたいのか見直し、もう少しクリエイティブな領域に行きたいと思って、Webデザインをスクールで学ぶことにしました。その後、縁があってスクールの先生の紹介でWeb制作会社に入りました。そこでデザインの知見と前職のスキルがマッチするWebディレクターという役割に出会ったんです。

── システム系からクリエイティブ系の会社へ、と聞くと正反対のように思えますが、共通点はありますか?

共通することはかなり多いです。SEだろうとWebディレクターだろうと、クライアントの要望を聞き出し整理して、社内で制作、開発していく工程は同じなので。私にとっては、対象物がシステムかデザインかっていうだけの違いでした。わからないことはどちらでも発生しますし、そのたびに検索しまくるのも同じです。(笑)

技術的なことよりも、交渉する力や、社内とコミュニケーションをとって円滑に制作を進める力のほうがWebディレクターにとって大切だと感じています。リスクや炎上を察知する能力も、SE時代に身について今も役立っていますね。

── 逆にシステムとクリエイティブで違うと感じることは?

強いて言うなら、システム開発はWeb制作よりも規模が大きいです。Webはだいたい短納期なので、スケジュールの組み方が違います。納期までが短いと、バッファを取って調整するのが難しいですね。

また、Webのほうが開発段階でクライアントからの要望が出てきやすいです。ぱっと見て「全然理想と違う」と言われたり、「すぐ直せるでしょ」と言われたりもするんですが、感謝されやすいのもWebならではですね。WebはB2Cが多く、リリースからの反響が大きく出てわかりやすいので、明らかな効果があると感謝されたり褒められたりするのが嬉しいです。システムは改良改善がわかりづらいので……。

── 数千人規模の大きい会社と10人規模の小さい会社を経験されていますが、会社規模による違いはありますか?

最初の職場が大手だったので、10人規模の制作会社に入ったばかりのときはカルチャーショックがありました。申請のフローが違ったり、セキュリティの意識が違ったり、戸惑うこともありましたが今はそれぞれどちらも良いところはあるなと思っています。大企業も中小企業も経験した上で、自分には小さい会社の自由さが合っていると感じていますね。

● 新卒採用をしている=会社に余裕がある説

── 青木さんはなぜSEESAWに入社を決めたのですか?

前職では個人プレーが中心で、他の人のことを気にする暇がなかったので、次の職場は「人を育てられる会社」を希望していました。そういう会社は社内でコミュニケーションがしっかり取れる余裕があると思ったんです。制作の仕事は忙しいとどうしても殺伐としてしまい、コミュニケーションがおろそかになりがちなので、余裕を持ってチームプレイができる会社を探しました。

ネットの情報で見極めるのはなかなか難しいんですが、「新卒を雇ってる=余裕がある会社」という仮説を持って探してみました。新卒で採用したら絶対に教育が必要なので、その教育ができるということは余裕がありコミュニケーションがうまく取れているという見立てでした。SEESAWでは新卒採用の求人が出ていたので興味を持ちました。

── いまはどのようなお仕事をされていますか?

現在は行政に関する案件をやっています。難しい調整も多いのですが、アクセシビリティなど新しい知見も増やせています。コーディングでは少しアクセシビリティについて知識があったのですが、デザインでは初めて取り組みます。アクセシビリティ診断を通過しないといけないので、アクセシビリティの項目を細かくチェックしながら作成をしています。ただ、あまり注力しすぎると表現は制限されてしまうので、そのあたりのバランスが難しいですね。この知識を身に付けておけば、今後も役に立ちそうだと思い苦戦しながらも頑張っています。

── 過去に培ったスキルで活かせていることはありますか?

SEESAWにはバックエンドやサーバー関係に詳しい社員が少ないので、サーバー周りの知識は活かせていると思います。SEESAWの社内にはエンジニアがおらず、他のメンバーにシステム系の質問をされることも多いですね。

● SEESAWは協力プレイの組織 チームで良いものを作りたい

── 青木さんから見て、SEESAWってどんな会社ですか?

20代前半の若い人が多いんですが、みんなしっかりしています。みんな穏やかで、和気あいあいとした雰囲気です。

SEESAWのデザイナーはWebからではなくグラフィックからデザインを勉強している方が多いので、型にとらわれない表現力の高いデザインができていると思います。提案されるデザインにハッとさせられることも多く、チームで完成度が高いものを作れるのはやりがいのひとつです。

── SEESAWで働いてみて、新しい経験はありましたか?

私が過去にやってこなかったことのひとつに、人材育成がありました。これまでSEESAWではプロデューサーがWebディレクションの仕事も担っていたのですが、私が初めて専任のWebディレクター職に就いたことで、ディレクションチームができました。4月には新卒社員が配属されたので、早速未経験の新人を教えることになったんです。教えながら自分の案件もやっていると、自分のスキルの見直しにもつながるんですよね。自分も勉強になっていますし、楽しんでやれています。マネジメントはこれからもっと力を入れていきたいです。


── SEESAWにはどんなWebディレクターが合っていると思いますか?

チームで働きたい人にはピッタリです。Webディレクターにはなにより、コミュニケーション能力が大切です。それは社外へ向けての折衝もそうなんですが、意外と社内に働きかける力も重要だと思います。人と話したり巻き込んだりできる人であれば、チームワークもうまくいく。大事故にもならないし、どんな段階でもリカバーできるのではないでしょうか。

スキル的には、Webの基礎知識と進行管理の経験があればなんとかなると思います。私の場合、最初のキャリアはシステム系でしたが、スムーズにWebディレクションにも移行することができました。進行管理と折衝をやってきた方であれば、他業種からでも挑戦してみて欲しいです。デザイナーとの距離が近く、話しながら進められるのですぐにキャッチアップできる環境です。もちろん、私もサポートします!

── 青木さん、ありがとうございました!


SEESAWにはデザインの専門家がたくさんいる環境だからこそ、他業種での経験が活かせる職場です。(Webディレクター経験がある方ももちろん!)
ディレクターとしての次のステップアップをお考えの方、青木さんやSEESAWメンバーと一緒に働いてみませんか?興味がある方はお気軽に「話を聞いてみたい」を押してください。みなさんのご応募、お待ちしております!

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