1
/
5

What we do

現在、神奈川県藤沢市においてビニールハウス栽培を実践しながら、『LEAP』という農業プラットフォームを構築しています。
農業の未来を創るプロフェッショナル集団を目指しています。
日本の農業を変革するかもしれない、 画期的な農業プラットフォームを構築しています。 農業プラットフォーム『LEAP』は、日本の農業に大きな変革をもたらすかもしれません。なぜなら、その目指すところが、「誰でも、カンタンにできる農業の仕組みを提供すること」だからです。

Why we do

ここ何年もの間、農業の現場は深刻な後継者不足に悩まされています。農業従事者がどんどん歳を重ねて引退していくため、農業従事者の減少、高齢化が大きな問題となっています。その原因の一つとなっているのが、「就農(新たに農業を始める)時に立ちふさがる数々の壁」です。 農業は、始めようと思ってすぐに始められるものではありません。まず、各自治体で2年間ほどの農業研修を受ける必要があります。しかし、ようやく研修が終わっても、提供される農地は何年も耕作が行われていない『耕作放棄地』だったりするのです。 私たちが研修後に提供された農地も、木が30本ほど生えた場所でした。ご存知かもしれませんが、農作物の収穫量やおいしさ、病気に対する強さなどは、土に大きく影響されるため、耕作放棄地で農業を行うには、土をつくるところから始めなければなりません。これでは、売れる農作物を収穫するまでに時間がかかってしまいます。さらに、現在主流となっているビニールハウス栽培だと、初期投資額も3000万円近く必要です。当然ですが、よほど金銭的余裕がなければ、就農などできないことになります。この状況で若者に農業を始めてみないかといっても、それは酷な話です。 自ら農業を始めようと動き出したことでいくつもの問題、課題があることを知ったとき、「この障壁を乗り越える仕組みをつくることが、日本の農業を活性化させる」と考えました。 そして、就農のステップを「準備」「農地」「施設/機材」「栽培」「販売」の5つに分類して、それぞれの課題を洗い出し、その解決策を仕組み化していきました。 その結果、誕生したのが、就農認定を受けた『LEAP』です。 『LEAP』は農地の手配、ビニールハウス、栽培ノウハウ、販路、さらには自己資金不要の低利率ローンまでをもそろえて就農希望者にフランチャイズ方式で提供、耕作を委託する農業プラットフォーム・ビジネスです。 そして、全てのステップを垂直統合で提供・管理することによって、農業経営に関わる全てのデータを一元的に現場から集約することが可能となります。 そこに「LEAPシステム」の大きな存在意義が出てきます。現場から集約されたデータは、本部側で観察・評価され、改善すべきデータが発現された場合は、すぐさま現場で活用されているノウハウを改善していく。こういった「データドリブンのフランチャイズモデル」が、新しい農業の形を目指すLEAPのテーマです。 ただ仕組みを用意しただけではありません。 自分たち自身が実際に作物を育て、収穫し、販売するところまで行いながら、各フェーズを現場目線で磨きこんでいくことを大切にしています。

How we do

現在、神奈川県藤沢市においてビニールハウス栽培を実践しながら、『LEAP』にさらなる磨きをかけています。 ビニールハウスは、周辺の農家さんのものと比べてとてもコンパクトです。実はこのハウスの大きさにも、ノウハウが詰まっているのです。 既存農業で必要な耕作地は、およそ3000㎡だといわれています。しかし、『LEAP』では㎡当たりの収穫量を高めることで、600㎡のハウスを最小単位にしています。このサイズのハウスに最低限必要な部材についても、高度な専門知識を持ったメンバーが施工職人さんから知恵を借りることで独自規格を設定しました。これにより、既存のハウスに比べて43%のコストダウンに成功しています。 LEAPでは、一般的な栽培に比べて、収穫量は2.4倍に達します。それほどの高効率がなぜ、可能なのか?その秘密は「袋栽培」という栽培方法です。使われている土は土壌学の博士号を持つ社員を中心に、おいしい作物の栽培に必要な土の構成(物性・理化学性)を研究し、開発しました。 袋栽培は世界的にもまだ論文レベルで、農業として実践するところまではほとんど至っていませんでした。それを実用化することで、耕作放棄地でも土づくりの必要なく、すぐにおいしい作物をつくることを可能にしました。 さらに、肥培管理、つまり、水や肥料をいつ、どのくらいあげればいいかについても研究を重ねてシステム化し、溶液・水やり装置のタイマーを設定するだけで、最適な肥培管理を行えるようにしていきます。 おいしい作物を育てるためには、ストレスを与えないこと。土や溶液、肥料のレシピや肥培管理の手法を開発するのも、すべてはそのためです。その最適解を導き出す方法は、科学によって明らかにできます。農業は経験や勘が重要だといわれますが、私たちはそこに科学というメスを入れることで、素人でもカンタンに取り組める農業を実現したいと思ったのです。