こんにちは。
今回からSCIENメンバーインタビュー企画を担当する荒木です!
この企画では、SCIENにどんな人がいるのか。そして、どんな仲間と、どんな風に成長していけるのか。そんなリアルで等身大のストーリーをお届けします。
今回ご紹介するのは、愛媛から参画し、未経験という壁を圧倒的な行動力と泥臭い努力で乗り越えてきた竹内さん。
地方という環境のハンデを一切言い訳にせず、自らチャンスを掴み取り、どんなタスクにも自ら手を挙げてやりきる――。そんな竹内さんの「圧倒的な行動力」と「誠実で素直な人柄」がどのように培われたのか。その軌跡に迫ってまいります!
1. 体育会系からITの世界へ。エンジニアを志した「父の背中」
Q1. まずは自己紹介と、大学生活で熱中してきたことについて教えてください!
竹内さん:
愛媛大学工学部の4年で、現在は自然言語処理を専攻しています。
今でこそこうしてAIスタートアップでインターンをしていますが、私のバックグラウンドを振り返ると、本当に「バドミントン一筋の人生」だったなと思います。ここにいる他のインターン生やエンジニアの皆さんのように、若い頃からパソコンに触れてプログラミングをしてきたようなスマートなタイプでは全くありません(笑)。
小・中・高、そして大学に入ってからも、サークルでハードな練習を続けていて、週3回は練習しています。つい先日も大会に出場してきたばかりです。良くも悪くも、私の基礎はすべてこの体育会系の環境で培われたと思っています。情報科学の分野に本格的に触れ始めたのは、本当に大学に入学してからなんです。
ー 今でもハードに練習とこなして大会にまで出るなんてすごいですね!体力はSCIEN内では一番かもしれません、、
Q2. バドミントン漬けの日々から、なぜ「IT・エンジニア」の道を志すようになったのでしょうか?
竹内さん:
1番大きな影響を与えてくれたのは、エンジニアである父の背中ですね。
父はエンジニアとして働いていて、昔から自治体向けのシステムなどを開発していました。幼い頃から、父が自宅やオフィスでパソコンに向かって黙々と仕事をしている姿を見て育ったので、漠然とした憧れがあったんです。
高校生になって自分の将来について本剣に考えたとき、真っ先に頭に浮かんだのが「父の姿」でした。当時はパソコンなんてほとんど触ったこともなかったですし、ITで何ができるのかも具体的には分かっていませんでした。でも、父から「システムを通じて、地域のインフラや多くの人の生活を支えているんだ」という話を聞いたとき、直感的に「ものすごく面白そうだし、カッコいいな」と思ったんです。
そこから大学は情報系に進もうと決意し、工学部に進学しました。
ー 「お父さんのようになりたい」そんな父への憧れの気持ちから実際に情報系の学部を目指して進学するなんて素敵ですね!
2. 地方からの挑戦。現状への危機感とSCIENとの出会い
Q3. なぜ、長期インターンを探し始めたのですか?
竹内さん:
ありがたいことに、学校の授業やテスト勉強にはかなり真剣に取り組んでいたので、工学部全体で500人ほどいる中で、常に10数番目くらいの成績をキープしていました。
でも、大学3年生になって就職活動や大学院進学を本格的に意識し始めたとき、猛烈な焦りと危機感に襲われたんです。「あれ、俺、実務で使える知識って何も持っていなくないか?」って。
学校のテストで良い点数を取るための勉強は一生懸命やっていましたが、いざ「社会に出て即戦力のエンジニアになれるか」と言われたら、実際の開発のプロセスも知らない。ネットで調べてみると、東京や大阪の同世代の学生たちは、長期インターンに参加してゴリゴリ実務を経験し、自走力を身につけている。このまま大学の授業だけをこなして卒業したら、絶対に通用しなくなると気付いたんです。
地方にいるとどうしても情報が制限されますが、"今の何もしていない状態の自分を変えたい"という一心で、長期インターンシップの世界へ飛び込むことを決めました。
ー 大学で成績優秀だったなんてすごいですね、、 そこからさらに学生のうちに実務経験まで積もうと思えることは誰にでもできることではないです
Q4. 数ある企業の中で、東京に拠点を置くSCIENを選んだ理由は何だったのでしょうか?
竹内さん:
理由は大きく2つあります。1つは、最初の面談で担当してくださった方をはじめとする、SCIENのメンバーの圧倒的な"人柄の良さ"です。他の企業の面接もいくつか受けましたが、SCIENの面談は圧倒的にフラットで、私の拙い話も真摯に聞いてくださり、"この人たちと一緒に働きたい"と心から思えました。
もう1つは、DXの遅れる製造業などにアプローチする事業内容が、私のやりたいことと完全に合致していたからです。日本が世界に誇ってきた製造業ですが、現在はIT導入の遅れやDXの停滞によって、品質の面でも他国に追い上げられているという現状があります。実家が地方にあるからこそ、そうした産業の衰退への危機感は強く持っていました。最先端のAI技術を使って、製造業の現場に直接貢献できるSCIENの環境は、まさに私が求めていた場所でした。
実を言うと、当時はGitHubの使い方もろくに知らない完全な未経験状態。サークル活動の一環でハッカソンに1回出たくらいのレベルでした。それでも、ご縁があり採用していただくことになりました。「実力がない分、誰よりも行動して、泥臭く頑張ろう」と強く心に誓ってのジョインでした。
ー SCIENの"人柄の良さ"と"事業内容"。働きやすくやりがいのある事業であることが竹内さんの求めるものとフィットしていました。
3. 未経験の壁を突破した「思考の言語化」と、プロジェクトを支える泥臭い努力
Q5. 未経験でのスタート。ジョイン当初は相当な苦労や壁があったかと思いますが、いかがでしたか?
竹内さん:
正直に言うと、最初の1〜2ヶ月は本当にしんどかったです(笑)。
周りのインターン生やエンジニアの皆さんは、指示を出せばすぐに意図を理解して、スマートにタスクをこなしていく。一方で私は、与えられたタスクに対して「そもそも何が分かっていないのかすら分からない」という状態に陥っていました。
先輩方が「いつでも質問してね」と言ってくださる環境だったのですが、自分の状況が整理できていないから、どう質問していいかも分からない。当時はChatGPTなどの生成AIを使うスキルやプロンプトの出し方すら、周りのメンバーより遥かに劣っていました。自分のスキルのなさを痛感し、毎日のように挫折感を味わっていましたね。
Q6. その「何が分からないかも分からない」という絶望的な状態から、どのようにして抜け出したのですか?
竹内さん:
徹底的に"思考を書き出すこと"を始めました。
どんなに小さなタスクでも、まずは自分のPCのメモアプリに、
「今、何をしようとしているのか」
「どこまではできて、どこからが詰まっているのか」
「解決するためにどんな仮説を持っているか」
を、1個1個すべて文字にして整理するようにしたんです。
体育会系時代に学んだのですが、"なんとなく流して練習していても、絶対に成長しない"という強い教訓が僕の根底にあります。だからこそ、仕事でも絶対に妥協せず、分からないことと正面から向き合おうと決めました。
メモに書き出すことで思考の整理(言語化)ができるようになり、徐々に「ここまでは分かったので、この部分を教えてください」と、メンバーに対して的確な質問ができるようになりました。この習慣を身につけてから、少しずつ与えられたタスクを自力でクリアできるようになり、成長のスピードが劇的に上がったと実感しています。
ー 現状をそのままにせずに自ら工夫して思考の整理する。その根底にある体育会時代の経験が竹内さんの強さの源泉になっているんですね!
Q7. 現在、SCIENで担当しているプロジェクトの具体的な内容と、その難しさについて教えてください。
竹内さん:
現在は、製造業の検品効率化を目的とした、異常検知モデルの開発プロジェクトに携わっています。
現場では、製造されて物品に、髪の毛や黒いゴミなどの異物が混入していないかをカメラで撮影しています。しかし、その撮影された膨大な枚数の写真を、現場の検査員の方々が毎日1枚ずつ目視でチェックしているため、莫大な時間と労力がかかっていたんです。これをAIで自動分類し、効率化しようというプロジェクトです。
このタスクの難しいところは、どこからが本当に取り除くべき異常で、どこからが許容できる正常画像なのかという境界線が、極めて曖昧な点にあります。長年の経験を持つ現場の作業員の方々の間でも、実は判断基準に微妙なズレがあるほどなんです。一発のアルゴリズムで「はい、判定!」とはいかないのが、この実務のリアルな難しさですね。
Q8. その難しいプロジェクトの中で、竹内さんは具体的にどのような役割を担っているのでしょうか?
竹内さん:
私は、現在はデータのクレンジングと前処理を担当しています。
AIの精度を上げるためには、学習データの「正常・異常」のラベルが正確でなければなりません。そこで私は、数千〜数万枚におよぶ画像データを1個1個自分の目で確認していきました。そして、現場の検査員の方々が口にする「言葉にできないニュアンスや基準」を聞き取り、それをベースに「このパターンの画像は異常、これは正常」というルールを1枚ずつ適用し、データのクレンジングと前処理を行いました。
以前、データの処理方針がチーム内で統一されていなかった際、僕の方から「私はこういう風に前処理すべきだと思いますが、皆さんの意見や、他に考慮すべき点はありますか?」と、積極的に意見を募りました。すると、PMの方やメンバーの皆さんがものすごく建設的なフィードバックをくださり、最終的にチームの統一基準を確立することができたんです。
最先端の華やかな技術に目を奪われがちですが、こうした地道で泥臭いアノテーションやデータ整理こそが、AIの実装には不可欠です。ここに自分がフルコミットすることで、チームの進行を支えられているという自負があります。
ー 竹内さんの積極的にコミットする姿勢とメンバーのそれに応える姿勢。成長という面において竹内さんにとって最適な環境だったのだと思います
4. 孤独感を打ち消す「オープンな発信」と、心理的安全性の高い組織文化
Q9. SCIENの組織文化である「Work Out Loud」や、チームの雰囲気についてはどう感じていますか?
竹内さん:
SCIENには"進捗や思考のプロセスをSlackなどでオープンに発信していく"という文化があります。初めて長期インターンをする学生にとっては少しハードルが高く感じられるかもしれませんが、私は驚くほどすんなりと馴染むことができました。
先ほどお話しした自分のメモアプリに思考を書き出す習慣があったので、そのアプリに書いた内容を、そのままSlackの自分のチャンネルにポイっと投稿するだけでよかったんです。「今これを試しています」「ここで詰まりました」とリアルタイムに発信していると、チームリーダーや、PM、他のメンバーなどが、すぐにスタンプをくれたりアドバイスを書き込んでくれたりします。
ミーティングでも、最初の10分間はひたすらお互いの近況を話し合う雑談タイムがあったりして、とにかく発言しやすさがありました。代表もフラットにミーティングに参加してカルチャーを作ってくださるので、地方にいながらも「孤独感」を感じたことは一度もありません。初めて働く会社がSCIENで、本当に良かったなと心の底から思っています。
ー 今では竹内さん自身が新しく入ってくれるメンバーの働きやすい環境づくりをしてくれていますし、自分も竹内さんの発信から新たな知識を身につけさせてもらってます!
5. 将来の展望:現場のリアルを100%理解する「優秀なマネージャー」へ
Q10. 大学卒業後の進路と、将来的に目指したい「理想のキャリア像」について教えてください。
竹内さん:
卒業後は、大学院には進学せず、企業に就職して社会人としてのキャリアをスタートさせます。すでに内定をいただいており、そこでもエンジニアとして携わる予定です。
将来的なキャリア像としては、"エンジニアの気持ちと現場のリアリティがわかるマネージャー"を目指したいと考えています。
就活中、ビジネス職として上流の戦略やプロジェクトの方向性を決める立場にも興味を持ちました。しかし、現場の具体的な技術や、AIモデルの精度の限界(どこまでできて、どこからが難しいのか)を全く知らないまま上流から指示を出しても、それはただの「無茶振り」になってしまい、現場を疲弊させるだけだと気付いたんです。
まずはエンジニアとして実装を泥臭く経験し、技術的な地盤を徹底的に固める。その上で、将来的に企業やプロジェクトを大きく動かすマネジメントの立場に挑戦していく。それが、私がSCIENのインターンを通して見出した、最も地に足の着いた理想のキャリアパスです。
6. 地方から未来を創る、熱意ある仲間へのメッセージ
Q11. 最後に、これからSCIENに興味を持っている方に向けてメッセージをお願いします!
竹内さん:
地方の大学にいると、周りに長期インターンをしている友人は一人もいないですし、「東京のAIスタートアップなんて、自分にはレベルが高すぎるんじゃないか」と怖気付いてしまう気持ちは痛いほどよく分かります。
でも、SCIENには、「本気で挑戦したい」「泥臭い努力をやりきりたい」という熱意と誠実さを持った人間を、全力で受け入れ、育ててくれる最高の環境と人柄の良いメンバーが集まっています。
地方にいるからといって、打席に立つことを諦める必要は全くありません。むしろ、オンラインで繋がれる今の時代だからこそ、地方の視点を持った私たちが東京の最先端のプロジェクトに挑戦し、ゆくゆくは地元の産業に技術を還元していくような動きが作れたら最高面白いですよね。
少しでも自分を変えたいと思ったり、技術を実践の場で活用して社会貢献したいと思ったら、迷わずSCIENの門を叩いてみてください!
地方という環境のハンデや「未経験」という言葉を一切言い訳にせず、誰よりも愚直に、かつ主体的に手を動かしてきた竹内さん。彼が日々発信する膨大な思考プロセスや、数万枚の画像データと向き合う泥臭い姿勢は、東京にいる他のメンバーにとっても大きな刺激となっていました。
SCIENには竹内さんのように努力は努力と思わず愚直に挑む人とそれを真正面から受け止める環境が揃っています。そんな環境で自分の技術を活かしたいと思う人は気軽にご連絡ください!