スカラはIT/AI/IoTを基幹事業に、M&Aや事業提携を重ねながら事業領域を拡大している、東証プライム上場企業です。
今回は対談第1弾として、スカラのM&Aに携わる高梨に加え、昨年スカラにグループ入りした日本ペット少額短期保険株式会社（以下「日本ペット」と表記）から町田・服部の計3名を迎え、インタビューしました。

プロフィール
高梨　品乃（写真左）
株式会社スカラ　戦略投資事業部　シニアスペシャリスト
2003年株式会社アスリートプランニングの創業期から関わり、グリットグループホールディングス株式会社の全グループ18社の財務責任者として重責を担う。2020年、株式会社スカラがグリットグループホールディングス株式会社の全株式を取得し、子会社化したことで株式会社スカラに転籍、経営管理本部経理部長となる。 現在は戦略投資事業部に異動し、日本ペット少額短期保険株式会社をはじめとした多数のM&Aを手がけている。

町田　梢（写真中央）
日本ペット少額短期保険株式会社　業務部　業務課
新卒でアパレル系商社に入社し営業アシスタントとして活躍。結婚・出産を機に退職し、その後しばらく子育てに奮闘。 2017年、日本ペット少額短期保険株式会社に入社、現在は業務部で新規契約に関わる業務を主に担っている。

服部　萌（写真右）
日本ペット少額短期保険株式会社　業務部　業務課
音楽制作を学ぶ専門学校を卒業後、アーティストマネジメント会社に入社。その後、飼っていた猫を亡くしたことをきっかけに動物業界に転職を決意。ペットショップで働いた後、2023年3月に日本ペット少額短期保険株式会社に入社。業務部で保険金サービス部門の業務を担っている。

「新しいチャレンジ」の場所

ーーまず初めに、今担当されているお仕事と、入社するまでの経緯をお聞かせいただけますか？
町田：私はペット保険の新規申込業務を担当しています。保険契約は、申込みを受けて保険をお引き受けできるのかどうか審査をする必要があるので、一件ずつ審査をして、引き受けできるものは成立させるという一連の業務を担当しています。これから申し込みたい方や申込み手続き中の方からのお問い合わせにも対応しています。
前職は新卒で入った商社で、その後結婚・出産で退職、しばらく仕事をしていない時期もありました。6年前に当時の日本ペットの社長にオファーをいただいて、入社しましたね。
服部：私は査定をしながら、コールセンターの対応をしています。ご契約者様から請求情報が届くので、その内容を１件１件細かく見て、補償対象かどうかを見極める仕事です。コールセンターは、業務部みんなで対応しているんですが、私は保険金に関わるお問い合わせに対応しています。
私が入社したのは2ヶ月前なんですけど、

ーー！！
服部：それまで8年間音楽業界にいてアーティストのマネージメントをしていました。今年30歳になるんですが、30手前にして、飼ってた猫ちゃんを急に亡くしちゃったんです。その時に、自分がその病気について少しでも知識があったら、猫ちゃんが体調崩してるのに気づけたんじゃないかな、という後悔が大きくて。30歳の節目だし、これが最後という気持ちで新しいことにチャレンジしよう、と思って入ったのがこの動物業界でした。初めペットショップで働いて、生体を近くて管理させてもらえたので、次は違う側面で仕事しようと思って見つけたのがこの会社でした。今査定のお仕事をする上で、いろんな病気の名前や薬や治療方法が出てくるので、自分に知識を入れることができています。
高梨：他の会社も受けてたよね？
服部：もう１社受かっていたんですけど、日本ペットの面接での印象がすごく良くて。1次面接の時から寄り添って下さって、やりたいことがあったらどんどん言ってねって言ってもらえて。2次でも皆さんの雰囲気がいいなと感じたので、日本ペットに決めました。あとヒカリエ32Fで働けるというのも魅力的でしたね。

服部さん

ーー高梨さんはいかがですか？
高梨：私は今戦略投資事業部という部署でスカラのM&A及び他社のM&Aのサポートを行っています。昨年はこの2人のいる日本ペットを含め4社グループ入りしていただきました。
これまでは、日本ペットの代表取締役でありスカラ戦略投資事業部長の山崎と共に、「（株）アスリートプランニング」を立ち上げた後、いろんな会社にグループ入りして頂きながら最終的には「グリットグループホールディングス（株）」という18社抱えた大きなホールディングスとなったんですが、そこで財務責任者をしていました。この繰り返しM&Aに携わっていたことが今に生きているなと思います。2020年、スカラがグリットグループホールディングスを子会社化してから去年までは、スカラ経営管理本部の経理部を統括。その後山崎からオファーがあり、戦略投資事業部に異動になりました。うちの事業部は様々な部署から集められ異動してきた、タフなメンバーが多い部署です。

DXと投資を両軸に、社会と個人の生活における課題解決を目指す

ーースカラとM&Aについて、お聞きしたいです！
高梨：スカラはこれまで数多くのM＆Aを実施、統廃合を繰り返しつつ拡⼤しています。Saas事業の基盤になるIT企業のM＆Aから、近年は多⾓化へと舵を切り「その企業と共になにを⽣み出せるか」という⽬線で事業拡⼤を進めています。
トレーディングカードのECサイトや体育会学生の就職支援、子供の教育など、DXを基盤として社会と個人の課題を解決し、より良い社会を作るために挑戦を続けてきました。
中期経営計画『COMMIT 5000』で、売上収益2025年に1,000億、2030年に5,000億という目標を立てましたが、普通にやってたらいかない。だからスカラにとって、M&A・戦略投資が非常に重要な要素になるんですね。

ーー最近の例で言うとどんなものがありますか？
高梨：例えば昨年グループ入りしていただいた「（株）ブロンコス20」はBリーグに所属するプロバスケットボールチームですが、スポーツDXと地域活性の両軸でのシナジーを鑑みてグループ入りして頂きました。
従来のファンクラブ機能に加え、チームの重要な意思決定への関与やチームと選手への応援を価値として所有することができるファンクラブサービス*を無事にリリースすることができました。

*メンバーシップNFTを活用したファンクラブサービス「Fanique」：https://scalagrp.jp/news/2023/03-fanique/

高梨さん

ーーでは日本ペットがスカラに合流した時のことを教えてください！
高梨：スカラのグループ会社の代表がご縁を繋いでくれました。まず金融事業の足掛かりにしたいということ、そしてペット業界・少額短期保険業界は今後伸びる！という判断で、ご一緒することに決まりました。
合流後、スカラと日本ペットの混合でPMIチームを作り、2ヶ月ほどかけて業務フロー洗い出したりお互い発表しあったりしながら統合していきました。日本ペットの皆さんがヒカリエオフィスに移転してきたのがM&Aから5ヶ月ほど経ってからでしたね。もともとソファーが置いてあるスペースだったところを、突貫工事で日本ペット用のガラス張りオフィスにして。
服部：え、そうだったんですか！？
町田：私たちが１番見晴らしのいいところを奪ってしまいましたよね笑

ガラス奥がヒカリエ32階スカラオフィス内にある日本ペットのオフィス

高梨：いろんなものをグループと合わせてきたのですが、グループ全体でのコーポレートの統合はまだ時間がかかります。
でも、実はこれも1つの方針でもあって。無理矢理上場企業のルールを被せてもうまくいかないので、絶対に合わせなくちゃいけない会計などのルールは合わせるけど、あとはどうやってコンプライアンスを守れる状態を作れるか考えながら、極力皆さんの形を維持しながらやって頂けるようにしています。だから皆さんが伸び伸びできているといいなあと思っています！

ーー町田さんは合流が決まった時、どうお感じになりましたか？
町田：正直、最初に思ったのは「人も含めて引き受けてくださるのか」という点でしたけど、そこは条件になっていることを聞いて安心したのを覚えています。こちらのヒカリエに来てからも、体制として大きく変わらない形でやらせていただいているので、軋轢が小さかったなと思います。
高梨：オフィスがヒカリエってことに関してはどう思ったの？
町田：渋谷かあ...って（笑）それまで新橋から通うオフィスだったので、おじさんの街から急に若者の街に行くっていうので、ドキドキしましたね（笑）もう慣れたので、駅直結だし楽だなって思っていますけどね。　
高梨：喜んでいたのかと思ったら、案外ハードルあったんだ（笑）

選ばれる理由は「補償内容」

ーー提供している保険商品について教えてください。
高梨：うちのペット保険は業界で言うとまだまだなんですが、補償率が90%って非常に高い水準に入ります。値段だけでなく、わんちゃん・ねこちゃんを手厚く補償したいお客さんが選んで加入下さっています。
町田：生の声でも、品質で選ばれている方が本当に多いです。よく、「こんなに補償してもらえるなんて！」と言っていただけます。もう手厚すぎて、経営にも響いてるんじゃないかって（笑）
一同：（笑）
高梨：上（経営陣）は頭抱えてるかもね！？（笑）
町田：そんな補償内容だから『いぬとねこの保険』で保険比較人気ランキング3年連続1位* いただいたこともあるし！
高梨：雑誌でも殿堂入りサービス**として掲載されたしね。もっともっと日本ペット、知ってもらいたいよね。

*楽天保険の総合窓口 ペット保険部門 2016・2017・2018年度 3年連続第1位
**晋遊舎「ネコDK デラックス」：https://www.shinyusha.co.jp/media/ndkdx/

町田さん

ーー日本ペットのメンバーはどんな方達なんでしょう？
服部：皆さんとっても優しいです。わからないことを聞くと親身になって教えてくださるし、電話での問い合わせが自分の担当外の内容だった時は、お願いするとすぐ快く対応していただけたりとか。もくもくと仕事している時間もあるけれど、みんなで談笑している時間もあって、すごく温かい会社だなと、この2ヶ月で思っています。
高梨・町田：（嬉しくて）泣ける〜〜〜〜
一同：（爆笑）

求職者の方へ伝えたいこと

ーー高梨さんは現在戦略投資事業部と日本ペットの採用を担当してくださっています。どんなポジションを募集しているのか、そして興味をお持ちの方に皆さんからメッセージをいただけますか。
高梨：現在は営業本部配属の総合職（営業・企画）を募集*しています。スカラはプライム市場に位置する上場企業でありながら、 柔軟性があり、チャレンジしたい⽅にはどんどんチャレンジ頂ける場をご⽤意できる、ベンチャーみたいな環境でもあります。多様な事業領域の拡大につき、変化の波が連続してやってくるこのスカラグループにいろんなフィールドがあると信じて、楽しみに来て欲しいなと思います。
町田：そうですね、挑戦というか、臆さない姿勢が大事だなと思います。こちらが教えてあげたいってだけでもだめだし、わからない...と萎縮してもそこで止まってしまうので、私たちと新しく入社される人、お互いが積極的に関わって進めていけたらいいなと思います。
今募集している営業本部の人数は多くないですが、1人が全部やらなくちゃいけないって雰囲気はなくって、会社のみんなとコミュニケーションを取りながらお仕事できる環境だと思いますよ。
服部：定期的に、いろんな部署を横断したご飯会がありますよね！
高梨：代表の山崎はチームを大事にするので。仕事の話しかできない関係、隣の人が困っているのに手を差し伸べない、そんな関係はだめだと繰り返し言っています。急にできることでもないから、まめに時間を作るようにしています。
町田：そういう機会を設けてもらえると、次の日顔を合わせた時にもっといろんな話ができるようになるので、すごくありがたいです。
服部：私もコミュニケーションをとってなんぼ、と思っています。わからないことはすぐ聞いてどんどん自分の中に入れていくんですが、毎日脳みそパンパンになるぐらい、今でも覚えることが多くて！でもそこにやりがいを感じられているので、まだそこまで経験はなくともペット保険のお仕事に興味をお持ちの方には、是非入社して、そこからどんどん知っていってもらいたいなと思っています。

*2023年5月末現在。最新情報はこちらをご覧ください：https://hrmos.co/pages/gritgroup/jobs?category=1786690080348823553

ーーどんなことにやりがいを感じるんですか？
服部：コールセンターでの問い合わせ対応で、正解かはわからないですけど1件1件自分なりに答え方を変えて対応しているんですが、「親切に教えてくれてありがとうね」と最後一言契約者の方から言っていただけた時は、すごく嬉しかったです！
あとは審査も、毎日何十件やろうって毎日自分で決めて挑んでいるんですが、それが達成されると今日頑張ったなってやりがいを感じますね。このモチベーションはいつまで続くかわからないですが！（笑） いつかくじけないかっていうのは結構不安です。（笑）
高梨：くじけたらみんながいるから！
町田：くじけたら、執務室で叫んで下さい！「くじけたぞ！」って（笑）そしたらみんな「大変！服部さんくじけちゃったらしいよ！！」ってなるから（笑）「おいしいもの食べさせないと！」って（笑）
服部： でも結構休憩の時とかに先輩方に不安なことを相談させてもらえているので、相談しやすい環境です。本当優しい人ばっかりです、この会社。
一同：いやあ、いい会社！