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【SARABiOの社窓から〜episode1〜】世界初!別府温泉から200種類以上の微生物を発見。いま美容業界で大注目の『温泉藻類』とは

採用広報担当の木村佳那子です。

美容業界でも定着しつつある菌や微生物。実は温泉にも微生物が存在しているのをご存知ですか?

今回は、営業統括専務の松村さんに温泉微生物の可能性について詳しくお伺いします!

松村暁祐
SARABiO温泉微生物研究所 専務取締役
1984年生まれ。2016年に入社後、社長室にて中国向け新規事業の立ち上げに従事。
独自原料の開発と基礎研究の重要性からR&Dセンター、製造工場を自社保有する強みを最大限生かし
プロダクトの開発を行う。
2019年にONSENSOUブランドをローンチ、NMPA登録を行い2年でシリーズ累計販売100万本を達成。
ダブルイレブンと並ぶ618商戦においてもZ世代の購買層や、女性の消費トレンドを捉える。
MR・商品企画・処方開発・製造・ブランディング・申請・販売・CRMまでを一貫して手掛け、MADE IN JAPANを発信。
温泉藻類の持つ抗炎症に関する基礎研究の各種成果により、ドクターズコスメやアスリート向け、
サロン専売ヘアケア、コスメ全般の共同開発を進める。

ー早速ですが、美容ジャーナリストも大注目の『温泉微生物』について教えてください。

松村:まずは『温泉微生物』の歴史からお話しますね。

イタリア北部に『アバノ』という地域があるのですが、そこでは『ファンゴセラピー』と呼ばれる世界的に有名な泥温泉施設があります。イタリアでは、医師による処方のもと温泉治療として公的な保険が適用されます。実は、怪我の療養として欧州で活躍しているサッカー元日本代表の選手も訪れていたほどなのです。

ーわざわざ足を運ぶほど有名な施設なのですね。

松村:はい。一方で、日本の温泉施設でも、効果・効能が掲示されています。

ところが、「じんましん」や「痛風」「打撲・捻挫」などに温泉がなぜ効果を発揮するのか、実は今まではっきりしたことが分かっていなかったんです。それを世界で初めて生物学的なメカニズムで解明したのが当社の中央研究所です。

研究所が着目したのは、「温泉の泥」です。研究は2004年に「現地調査」から始まったのですが、独自の研究を重ねるうちに、泥の主な働きは「培地」で、泥の中に無数の微生物が潜んでいることが確認できたです。これは「温泉藻類」と呼ばれています。

例えば藻類といって近しい仲間で言うと「ユーグレナ」「スピルリナ」「クロレラ」ですね。そこから研究が大きく動き始めました。別府市中の温泉を汲んできて、徹底的にリサーチを行ったのです。

その結果、既に温泉藻類として200種類以上、当社の研究所で同定しています。

ー200種類以上も!新規微生物の発見から実用化に至るポイントを教えてください。

松村:温泉藻類は「極限環境微生物」だということです。

温泉の噴出口はとても温度が高いのですが、温泉藻類はそこでも生きられるような強い微生物(極限環境微生物)なんですね。

この200種類の中で弊社が特許を取得しているものがあります。発明の名称は「炎症性疾患の治療・予防薬、並びに新規微生物」。つまり、将来的に「痛み」や「痒み」といった炎症を抑えるお薬の原料になり得ると考えています。

ー『温泉藻』は他の微生物と比較してどんな点において優れていますか。

松村:ポイントとしては3つあります。

1つ目は、副作用がなく極めて安全な微生物であること。

2つ目は、基本的に微生物は炎症作用と抗炎症作用の両方を引き起こすのですが、当社が発見した『温泉藻類』は抗炎症作用のみを表したということ。

そして3つ目は、高速培養ができるため、原料として安定的な生産と供給ができること。これは他の微生物と比較して差別化できる大きなポイントです。

いま現在も長期的なスパンで研究を重ねています。ですから、もしかしたら明日にもさらに優れた温泉藻類が発見できる可能性もありますね。

常に進化を遂げる研究開発もサラビオの強みですね。さて、この『温泉藻類』の成分を配合した『ONSENSOU』は、いまや別府発のプロダクトとして日本のみならず世界のユーザーから愛されているようですね。


温泉藻配合のヘアケアブランド「ONSENSOU Beppu Japan」誕生 by 株式会社SARABiO温泉微生物研究所
中国の上海にて開催されたメディア向け発表会も大盛況でした。中国を代表するインフルエンサーの方々や、大手ショッピングモール、アリババが運営するタオバオなどのバイヤーも多数出席され、日本と中国での販売に向けた活動が進んでおります。
https://www.wantedly.com/portfolio/projects/60715


松村:はい。私自身もONSENSOUシャンプーを愛用しています。1年を通して頭皮環境は異なりますよね。夏は頭皮の油分に、冬など乾燥する季節はフケが気になったりすることもあるかと思うのですが、私はONSENSOUシャンプーを使うようになってから頭皮の状態が安定しています。

売り上げについては期待以上の成果です。現在、中国を中心とした世界規模にて、わずか2年弱で累計100万本以上を販売しています。

特に中国関連ビジネスでは頻繁にセミナーや勉強会が開催されていますが、「これだけの成果を出しているのは大成功である」と当社そしてONSENSOUをお褒めいただくことがありますね。

国内においても@cosmeのクチコミランキングで頭皮ケア部門で第1位を獲得するなど、一般の方から美容ジャーナリストの方まで、性別や年代問わず話題となっています。


ーユーザーからの反応は如何でしょうか?

松村:「海外の方からはまるで日本に居るような気がする」、「大自然を連想させる香りで癒される」、「抜け毛が減った」、「頭皮までスッキリ洗浄できる」など、日本のみならず世界のユーザーからも非常に嬉しいお声をいただいています。

「日本の温泉に行ったことがないけれど、いつか行ってみたい」。ONSENSOUを通してそう思っていただける、その原点になって欲しいと常々思い、現在も日夜、商品開発に励んでおります。


ー貴重なお時間をありがとうございました。

【SARABiOの社窓から】では次回も引き続き『ONSENSOUの開発秘話と今後の展望』についてお話をお伺いします。

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