皆さんこんにちは。株式会社SAKURUGの軍地です。2025年1月から任期1年で取締役を務めています。
目まぐるしい日常の中、今だからこそ得られる景色や感情があることを日々実感しています。
プロフィール的な話も含めて、入社前から入社後の話、そしてこの数ヶ月「役員としての視点」と「従業員としての視点」の間を行き来する中で、気づいたこと、感じたこと、挑戦してきたことを綴ってみたいと思います。(前編はこれまでの話が多めです!)
下記のような方々の参考になれば嬉しいです。
・若いうちから裁量のある仕事をしたいと考えている方
・新卒入社した企業で役員に就任することに関心がある方
・採用でよく話しているサクラグの「3年後のエース」のリアルを見たい方
<プロフィール>
2021年新卒入社。早稲田大学スポーツ科学部卒。入社後はセールスを2年半経験し、現在は採用やブランド戦略、組織作りに携わる。2022年、オウンドメディア『sakulog』の立ち上げを担当。その後はDEIレポートの公開や研修、人事評価制度の策定など、サクラグの組織づくりとその発信に取り組む。2024年、任期1年間として取締役に就任。
目次
同期と比較しては悩み、もがく日々
取締役就任、完璧なタイミングなんて永遠に来ない
現在、従業員と役員の視点を行き来する中で思うこと
まずは入社前の話から。私は千葉県で生まれ育ち、早稲田大学スポーツ科学部に進学しました。といっても体育会系のガチガチな学生生活ではなく、スポーツ×社会学、スポーツ×マーケティングといった領域を学びながら、スポーツを通して子どものコミュニティづくりをするインターンや広告代理店でのインターンをしたり、結婚式場で4年間働いていたり、アメフト部のコンテンツ制作に関わらせてもらっていたりしていました。また卒業前には友人たちとポップアップイベントを開くなど、誰かの選択肢を拡げる場をつくること、新しいことにチャレンジすることにワクワクしていた学生でした。
就活中に「ひとの可能性を開花させる」というサクラグのビジョンを初めて目にしたとき、「あ、これは自分の価値観と重なるな」と思ったのを覚えています。選考過程でも、挑戦機会が多いことや空気感が合うなと感じ「ここで働きたい」と自然と思い、入社を決めました。
同期と比較しては悩み、もがく日々
2021年に新卒入社し、最初の配属はセールスユニット(現コンサルティングDiv.)でした。いわゆる営業としての数字を追う毎日で、うまくいかないことが多かったです。同期と比較しては悩み、もがく日々でしたが、とにかく即行動と積極発言だけは続けていました。ここで学んだ営業経験は、今にもつながっていると感じます。
途中から採用との兼務がスタート。採用直結インターンを新しく企画して実行させてもらったり、オウンドメディア『sakulog』の立ち上げに関わらせてもらったり、0から立ち上げる経験は非常に学びが大きかったです。特に、スピードを落とさずに合意形成をとっていくことです。ここまでは確認をとって目的を合わせておいて、ここからは報告を挟みつつ自分で考えてガシガシ動いて良いな、とか。与えられている裁量の範囲と押さえなくてはいけないポイントを早い段階で掴む、というのは今の業務でも活きています。
その後営業からは離れ、2023年10月の全社キックオフで「ブランド戦略室長候補」に任命を受け、採用とブランド戦略室の兼任という形になりました。現在は採用から研修、評価制度づくり、またブランド戦略室として教育機関との取り組みを始めたり、事業戦略考えたりと業務が日々広がっています。
取締役就任、完璧なタイミングなんて永遠に来ない
サクラグ役員陣
2024年秋、代表との1on1で取締役就任の話をいただいた時、その場でよろしくお願いしますと回答しました。全く考えてもいないことだったので驚きましたが、想像できない未来に進むことに単純にワクワクしました。
私は特に皆さんにお伝えできるような夢や野望といったものはなく、何かのために逆算して進んできたわけではありません。
じゃあ何のために頑張ってるんだろうと考えたことがあったのですが、おそらくその先というよりは、新しいことに挑戦して熱中してる瞬間が面白いからなんだろうなと思っています。そして今がすごく楽しいです。
就活の時、裁量のある仕事がしたいと言って入社しました。今は、その頃の自分が想像もしなかったほど、大きな裁量を持って働いています。ただ、自分が望んでいたことなのに、決める範囲が大きくなるとその責任の大きさに「ウッ」となることもあります。でもそれを経験する度に、サクラグの先輩や世の中の偉人は、もっとすごい「ウッ」を経験しているんだろうなと同時に感じています。
取締役という今回の任命は、身の丈をはるかに超えるようなことだと思っています。ただ、完璧なタイミングは永遠に来ないし、もっと準備してからチャレンジしたいといってたら機会を逃してしまうので、挑戦することにしました。
現在、従業員と役員の視点を行き来する中で思うこと
就任してから、現場と経営を繋ぐということはいつも意識しています。どちらの視点も獲りにいけるというのは、まだ5年目というこの年次ならではでもあります。
取締役会や役員会議などをはじめとした役員業務が少しずつ始まった頃、他の経営陣は参加しないことを前提として「新任役員に物申す会」というものを社内で開いたことがありました。「役員は普段何をしているのか」「意思決定プロセスにガバナンスは効いているのか」「評価についての考え」などの意見や質問を募集しその場で対話していくというような場で、任意だったにもかかわらず様々な部署のメンバーが参加してくれました。こういった場や役員の皆さんとの対話を通して、自分がこの1年間でやることが徐々に見えてきた感じがありました。
今年が終わる頃には「軍地が役員になってからなんか変わってきたぞ」と思われたいし、良い意味で先輩方への驚異とメンバーの希望になりたいと思っています。
現在は代表やほか役員とともに、中期計画の策定と事業戦略に取り組んでいます。今のサクラグは、すごくいい流れの中にいると感じています。この流れをさらに大きく育て、ビジョンを実現していくために、どの領域に力を注ぎ、どんな価値を届けていくのかを整理しながら、少し先の未来を具体的に描いているところです。組織づくりやカルチャー、採用方針などもさらにブラッシュアップし、いまのメンバーがさらに力を発揮できるような環境を整え、今のアセットを磨いて次のステージへと進んでいきたいと思っています。
そして、こうした取り組みを実現していくためには、自分自身ももっとレベルアップしていく必要があります。
また構想や計画策定だけではなく、エフェクチュエーションを大事に目の前のできることを行動し続けます。
もっと高い視座でコトに向き合い、チームや会社に貢献できる力を磨きながら、目指す未来を自分たちの手でつくっていきたいです。
ただ時には、自身の中で従業員の視点と、役員の視点がぶつかりそうな場面もあります。大きく異なるのは時間軸です。目の前のために動く役割も、3~5年後、さらにその先のために動く役割も必要ですが、代表の遠藤が見ている「今のこの意思決定による数年後の会社へのインパクト」というものがまだまだイメージできないことがあります。数年後の最適解を考えて描くことはそう簡単ではない中で自分ができることは、会社の意思決定の場で今は間に立つ存在として、両者の翻訳者のような役割になることだと思っています。
これからはさらに、代表が見ているものを一緒に見て、それを戦略に落とし込んでいくことに注力していきます。そして今の取締役、執行役員の中に自分をアジャストさせながら、サクラグが強くなるための生産を今後も続けていきます。
この記事は前編ということで、任期が終わる頃に振り返りの後編を書けたらと思います!
まずはこの1年の目標達成、そしてその先の未来に向けて、私自身もアップデートを続けていきます。