QDXコンサルティング事業では、システム開発やWeb制作、デザインを通してDXの側面からクライアントの課題解決に向き合っています。
今回は、デジタルとデザインの力で変革の最前線に立つエンジニア3名に、仕事内容や今後の展望について話を聞きました。
下記のような方々のご参考になれば嬉しいです。
・エンジニアになるきっかけを掴みたい方
・エンジニアのやりがいや働き方について知りたい方
・サクラグでの就業を検討中のエンジニアの方
プロフィール
・Sakurai
2020年中途入社。プロダクトディビジョン所属。これまで主に、C/C++を用いて業務システム開発に従事。設計、製造、試験を担当。現在は半導体関連装置の開発業務に従事中。今後はC#での開発も行っていきたいと考えている。
・Okada
2023年中途入社。プロダクトディビジョン所属。入社後はBIツールを利用したデータ集計・可視化案件に従事。現在は、Pythonを用いたデータ加工、AWS各種サービス(S3、EC2、RDS等)を用いたETL処理、BIツールQlikSenseを用いたデータの集計とビジュアライゼーションにいたるまでの一連のシステム開発業務に従事中。
・Arioka
2023年新卒入社。プロダクトディビジョン所属。2023年3月に岩崎学園横浜デジタルアーツ専門学校を卒業し、デザイナー職として新卒入社。小学生の頃にWeb業界に興味を持ったことから専門学校へ入学。在学中はUI/UXを中心に、htmlやcssと共にデザインを学び、現在CMSやVue、Nuxt等のフレームワークを仕様したフロントエンド領域を担当。
目次
エンジニアの技術がもっとも伸びるのは「実務にコミットしているとき」
ギークになりすぎず、開発の本質である「ひと」に目を向ける
「誰かのための言語化とアウトプット」を大切に
経験と知見を積み重ね、目指すもの
エンジニアの技術がもっとも伸びるのは「実務にコミットしているとき」
Arioka:皆さん、学生時代からずっとエンジニア志望だったんですか?
Sakurai:僕はもともと小学生の頃からゲームが好きで、漠然とプログラマーになりたいと思っていました。大学も理系に進み、新卒でIT系の企業へ就職し、エンジニアになりました。
Okada:僕は大学の研究室でデータを集めて統計的な分析をしていたのですが、そこでデータの加工や処理が得意だと感じ、エンジニアに向いているのではと思うようになりました。それまでは特にやりたいことは決まっていなかったですね。Ariokaさんは?
Arioka:僕はJavaのエンジニアだった叔父の影響が大きいです。スーツを着て毎日朝10時頃に出社して…という僕が思い描いていた社会人のイメージが叔父の働き方を見てガラッと変わって。
そういう選択もあるんだと思って興味を持ち始めたのがきっかけです。
Okada:Ariokaさんはデザインの領域にも精通していますが、学生時代から興味があったんですか?
Arioka:そうですね、専門学校はReactなどのフロント側も勉強できつつ、デザインの割合が少し多めの学校でした。
僕自身はOkadaさんと違って自分がエンジニアに向いていると感じていたわけではなくて、どちらかといえば適性はない方かも?と思っていたので、どうやって業界へ入ろうかというのを考えて。自分にとっての選択肢を広げたくて、まずはその専門学校に入りました。
Okada:Sakuraiさんは理系の大学に進んだとおっしゃっていましたが、プログラミングについてもそこで学ばれたんですか?
Sakurai:大学ではプログラミングの授業自体はそこまで多くなくて、新卒で入った会社ではほぼ初心者からのスタートでした。やっぱり技術として一番伸びたのは現場に配属され、実際に実務に取り組み始めてからですね。
エンジニアはプログラミングだけでなく、クライアントの要求を正確に理解するコミュニケーション力も大事だと思うので、文系・理系関係なく、Ariokaさんのようにまずは自分の取り組みやすいところからでも始めてみるのが大事なんじゃないかな、と思います。
Okada:そうですね、独学でもいいし、スクールに通ってもいい。人手不足の業界なので、
現場に飛び込んでみるのも1つの方法だと思います。
最終的には、良いものを作ってクライアントに喜んでもらいたいという気持ちが重要だと感じています。
ギークになりすぎず、開発の本質である「ひと」に目を向ける
Okada:先程の話と通ずるのですが、サクラグはいい意味で、技術だけに振り切っていない、ギークになりすぎていないところが良いと思っています。
技術だけに振り切ることによって、もちろん高度なものはできるけれども、「誰かにとって本当に良いものになるかどうか」とはまた違った話になってくると思います。
サクラグはその「誰かのために」というマインドを実現できる会社だと思っています。
Sakurai:自分の目の前にあるシステムを作っている目的、本質のようなものですかね。
Okada:そうですね、どれだけ高度な技術で優れたものであっても、使用者にとって本当に良いものでなければ無用の長物になってしまうので。あくまで人ありきのプロダクトだと思っています。
Sakurai:確かに。僕がサクラグに入社した時の第一印象は、皆さんの人柄が明るかったことですね。話しかけてくれる人が多い分、自分からも声をかけやすいです。Ariokaさんはどうですか?
Arioka:僕にとっては、チャンスをすごくもらえる会社ですね。最初デザイナー枠で入社し、数か月後エンジニアに転向するという選択をしたのですが、そのことについても先輩や上長に背中を押してもらいました。その他にも、なかなか世間一般の「新卒2年目」では関与できないだろうな、と思うような領域まで関わらせていただいたり…仕事について経営目線で考えられる機会も多く、それはサクラグだからこそできる経験だと思っています。
とにかく何でも、どの領域でもまず触れさせてもらえる点はすごく刺激になっています。
「誰かのための言語化とアウトプット」を大切に
Okada:皆さんが普段の業務で意識されていることって何かありますか?
Arioka:2つあって、まずは「相手に合わせて最適な言語化をすること」です。
エンジニア同士なら専門用語でも通じますが、クライアントや運用担当者にはより分かりやすく伝えることが大切だと思っているので、曖昧な表現をせず誰にでも分かりやすい言葉で噛み砕いて説明することを意識しています。
あとは「とにかく手を動かしていない時間を極力作らないこと」ですかね。
手を動かし続けることについては、シンプルに時間が勿体無いし、暇な時間が好きじゃないので(笑)ある程度タスクを捌き終わっても常にやることないかなってずっと探してます。
Sakurai:僕は「情報を整理すること」を意識しています。苦手なことだからこそ、怠らないようにしていますね。作業が積み上がる前にこまめにメモを取り、頭の中を整理しています。Okadaさんはどうですか?
Okada:僕が意識していることは「少しでも違和感を感じたら、すぐに確認すること」です。相手の認識と違うんじゃないかって思ったら、その場で発言したり、チャットしてみたり。認識違いを放置すると後々大きな問題になるので、小さな違和感をそのままにせず、早めに解決するよう心がけています。
Arioka:それはめちゃくちゃ分かりますね。お2人は、これまでの業務で特に大変だったことって何ですか?
Okada:やっぱり新しい現場へ入ったばかりの頃が一番大変で、既に使われている専門用語を覚えるのに苦労しました。なので、先程Sakuraiさんもお話しされてたように、こまめに情報を整理し、
自分の次に入ってくる人もスムーズに業務できるよう、用語集を作成しています。
Sakurai:技術が日々進化しているので、新しいことをキャッチアップし続けるのが大変であり技術者としての楽しみですよね。未経験の言語やシステムを扱うこともあり、常に学び続けないといけないですから。Ariokaさんはどうですか?
Arioka:僕は今クライアントワークで6、7案件を並行して対応することが多く、最初はそのマルチタスクのスイッチングが上手くいかず苦戦しました。NotionやSlackなどを活用してタスク管理しつつ、上手く捌かれている先輩方が多数いらっしゃるので質問をするなど、都度、自分からアウトプットして解像度を上げていくことを繰り返しています。
経験と知見を積み重ね、目指すもの
Okada:僕もMicrosoft Plannerなどのツールを駆使したり、チームで共有する機会が多い時はExcelを使用しています。仕事なので当然大変なことも多いですが、特にどんな時にやりがいを感じますか?
Sakurai:やはり作ったものが思い通りに動いた時ですね。障害が発生するとしんどいですが、それを乗り越えて解決できた時の達成感は大きいです。とは言ってもやはり発生しないのが一番ですが(笑)
Okada:プロジェクトが成功して、仕事を終えた帰り道に 「今日もうまくいったな」 と思える瞬間が一番嬉しいですよね。Ariokaさんはいかがですか?
Arioka:Sakuraiさんと同じく、プロジェクトを完遂した時はもちろんやりがいを感じてますが、僕はリソースが逼迫しながら作業に追われている時も、変なドーパミンが出てめっちゃ楽しいですね。無理なスケジュールでもそれを乗り越えようとする時に、モチベーションが湧いてきます。
Sakurai:良いですね、これぞベンチャーのエンジニアって感じで。最後に、これからやりたいことや、成し遂げたいことがあればお互いにシェアしたいですが、いかがですか?
Okada:僕は現在のプロジェクトを成功させることが第一ですね。あとは、AIや機械学習などの分野にも携わり、データを分析した結果どういった解釈や洞察が得られるか、そのテクニックや知見をまだまだ増やしていきたいです。
Sakurai:僕もプロジェクトを成功させ、メンバーを増員できるようにしたいです。またスキル面もC++に加え、C#なども積極的に習得していきたいですね。
Arioka:僕は現場のリーダー業務を引き継ぐことが直近の目標です。将来的には社内の受託案件へ還元し、規模を拡大して体制も整えていきたいと考えています。Nuxt.jsやReactの学習も引き続き継続して、業務領域を広げていきます。