こんにちは。Kyokoです。
サクラグが、デロイト トーマツ グループが発表するテクノロジー企業成長率ランキング「Technology Fast 50 Japan 2024」で6位を受賞しました。
授賞式には、コンサルティングDiv.長のWatanabeと私が参加してきました。
この記事では、授賞式を振り返りつつそこで得た学びと、サクラグの目指す「ゼブラ企業」という在り方がなぜこれからの日本をつくる存在になり得るのかついて、考えたことをまとめていきたいと思います。
(別日に参加したGCNJ DEIサミットについても触れているので、そちらも気になる方は是非。)
下記のような方々のご参考になれば嬉しいです。
・ゼブラ企業として成長中の企業に興味がある方
・「利益追求と社会貢献を両立させる」という考え方について知りたい方
・「Technology fast 50 Japan 2024」授賞式の様子が気になる方
プロフィール
Kyoko
医療関連会社でのマーケ部門立ち上げや、公共貢献施設での現場コミュニケーションリーダーを経て、2020年9月広報担当としてSAKURUGに入社。2021年4月にDEI推進室長就任。広報を含むプランニングDiv.とDEI推進室を統括。
目次
fast50授賞式の様子
「正解していることを早くたくさんやれるか」
ゼブラ企業は、これからの日本をつくる
fast50授賞式の様子
![]()
4~10位受賞企業。右から3番目がKyoko
ランクイン自体は3年連続ですが、2023年は47位、2022年は32位。
50位から順番に発表されるのですが、なかなか呼ばれずずっとソワソワしていました。
同じテーブルに着席していた他社の代表の方から「まだ呼ばれないんですか?」と茶化していただいたり、雰囲気は終始和やかでした。
6位で、会場のスクリーンにサクラグのコーポレートロゴがパッと映し出されたときは、素直に「おお!」と思いました(笑)。
壇上に上がり、デロイトベンチャーサポートCOOの木村氏からトロフィーを受け取り、そのずっしりとした重さに感謝の気持ちが湧きました。
また、会場に行って実感しましたが、順位が1ケタになると周囲の目がガラッと変わります。
順位を言うと、他社の方からもメディアの方からも、「すごいですね!」「どんなサービスなんですか?」と様々な質問をしていただけました。
正直、自分の実感以上に、周りの方のリアクションから「すごいのかもしれない」と思わせていただいた感があります。
また個人的にも、お久しぶりの広報さんと再会したり、代表の経営者仲間の方や、Watanabeのご友人にご挨拶させていただいたりと、刺激的な時間を過ごすことができました。
「正解していることを早くたくさんやれるか」
基調講演では、元ヤフー社長の小澤さんがPayPay立ち上げを経て「急成長は楽しい!」というのを本当に楽しそうに語っていたのが印象的でした。
そしてどんな規模であっても「正解していることを早くたくさんやれるか」という当たり前の徹底が命と学びました。
今となっては決済サービスとして当たり前の選択肢になっているPayPayも、当然のことながら最初はユーザーゼロのサービスでした。
立ち上げ当時、「スマホでバーコード決済ができるサービスがあったら使いますか?」というアンケートを一般向けにとったところ、ほとんどの人が「使わない」と回答したそうです。
振り返れば私自身も「たしかに便利かもだけど、クレジットカードも交通系ICもあるし、十分かなぁ」という感覚でした。
サービス拡大期の目標はシンプルに、「まずはみんなに5回使ってもらう」。
そのために「便利さ」ではなく「10,000円の買い物をして、2,000円返ってくるサービス」という認知を広げることで、その目標を達成していったそうです。
ここでの学びは、顧客にとってのメッセージングの転換が、戦略として非常にシンプルだったということです。
前回のキックオフでは、今期のコンサルDiv.についてWatanabeから「当たり前のことを当たり前にやれる組織に」という話がありました。
「当たり前でいいの?」と首をかしげる方もいらっしゃるかもしれませんが、最近はやはり、当たり前の徹底こそ究極だなと思います。
そこで冒頭の小澤氏の言葉「正解していることを早くたくさんやれるか」に戻りますが、そもそもビジネスには正解がないという前提に立った時に、ここでいう正解とは何なのか。
それは「自分たちの目指す未来」をなるべく早く創るための行動のこと。
正解は外に求めるものではなく、創り出すものだと思います(もちろんその過程で色々なものを取り入れながら)。
そして、シンプルな目標を達成する過程で発生する、あらゆる意味での複雑な事象、カオスに向き合うことで、無限の成長があると信じています。
ゼブラ企業は、これからの日本をつくる
2024年10月から始まった13期、サクラグの社内スローガンは「ZEBRUG(ゼブラグ)」です。
利益追求と社会性という、一見相反する要素を両立する様子を白黒のシマウマに見たてた「ゼブラ企業」という言葉があります。サクラグはこれまでも、ビジネスを通じた社会課題の解決、その周辺領域における社会貢献、DEI推進などに広く向き合ってきました。これらを深化させ、更なる飛躍を目指すことへの決意を、「ZEBRA」+「SAKURUG」で「ZEBRUG」というスローガンに込めました。
今回、fast50の授賞式に参加して感じたのは、利益追求と社会貢献という一見相反するものを両立させる「ゼブラ企業」という在り方は、やはり不可能ではない。ということです。
私たちの生活が社会という場で地続きになっている以上、社会課題というのは会社の外にも中にも存在しています。
働くうえでどちらかを犠牲にすれば、解決から遠ざかるばかりか、新たな社会課題を再生産することになってしまいかねません。
![]()
別日の話になりますが、先日、GCNJ DEIサミット(GCNJ=国連グローバルコンパクト、サクラグは2021年に署名)に参加してきたのですが、そこでは働く場所・時間に制約のある人が力を発揮できる環境づくりについて、名だたる企業のトップ達がコミットメントを宣言していました。
これはただ単にCSRとしての話ではなく、「人口構成比率の変化に合わせて、経済界も戦い方を変えるべきだ」という成長戦略の話でもあります。
人口オーナス期(働く人よりも支えられる人が多くなる状況)の経済成長が、本当の意味で持続可能な経済成長だと私は考えていますし、サクラグが現在二つの事業を通じて向き合っている課題はまさにこれを加速させるものだと信じています。
利益追求と社会貢献という一見相反するものが、相反するものではないと当たり前に実感できる日まで。
受賞を励みにしつつ、これからもサクラグはサクラグらしさを信じてコツコツがんばっていきます。
![]()
株式会社SAKURUG's job postings