こんにちは。株式会社Saix 代表取締役の杉田海地です。
私は2002年生まれ、2026年で24歳になります。新卒で入社した株式会社リクルートを半年で退職し、2025年10月に株式会社Saixを創業しました。
このストーリーでは、なぜ23歳でリクルートを飛び出したのか、なぜ"AIの会社"ではなく"経営パートナー"という言い方にこだわっているのか、これから何をやろうとしているのかを、できる限り正直に書いていきます。少し長くなりますが、Saixに少しでも興味を持ってくださった方に最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
■ きっかけは、「AIを入れても何も変わらない現場」だった
リクルートにいた半年間で見たのは、想像していたよりずっと地に足のついた景色でした。
世の中では「AIで仕事がなくなる」「ChatGPTが業務を全部やってくれる」という話で盛り上がっている一方、現場では「ツールは契約したけど誰も使っていない」「導入したけど成果が出ないので半年で解約」というのが普通に起きていました。
理由はシンプルで、AIを"使う人"のスキルだけ磨いても、経営の意思決定や業務プロセス、人の役割分担が変わらなければ、組織は1ミリも動かない。
ツールを売る会社、研修を売る会社、ChatGPTの使い方を教える会社は、もう山のようにあります。でも、経営の中に踏み込んで「ここを変えませんか」と一緒に意思決定できる人は、ほとんどいませんでした。
「ここをやる会社が、自分が一番やりたいことだ」と思った瞬間に、退職届を出していました。
■ Saixがやっていること──"経営パートナー"を一次メッセージに置く理由
株式会社Saixは、経営課題・企業課題を解決するパートナーとして、企業に並走する会社です。AIは武器の一つとして強く持っていますが、前面に出しすぎないと決めています。
具体的にやっているのは大きく3つです。
ひとつ目は、AI人材育成研修。経営層から現場までを対象に、「ツールの使い方」ではなく「意思決定とプロセスをどう変えるか」を中心に設計しています。累計100社以上・48,000名以上の方に受講いただき、平均的に1社あたり月1,200時間相当の業務時間削減、ROIで3.8倍前後の効果が出ています。
ふたつ目は、AI顧問・経営伴走。経営者の隣に座って、意思決定の整理、組織設計、業務プロセスの再構築まで踏み込みます。「AIをどう使うか」ではなく「経営をどう変えるか」を一緒に考える顧問です。
みっつ目は、AIコンテンツ・マーケティング支援。私が運営しているYouTube「かいちのAI大学」は登録者4.8万人を超えました。そこで磨いてきた「企画・台本・運用・改善」のノウハウを、企業のオウンドメディアやSNS、YouTube運営に展開しています。
どれにも共通しているのは、"AIを売る"のではなく、"経営の成果に責任を持つ"という姿勢です。だからキャッチコピーも「経営課題の、その先へ。」にしています。
■ 23歳の起業家がやる意味
正直に書きますが、23歳の起業家ができることは限られていますし、経験が浅いことは自分が一番わかっています。
それでも、いま私がこの会社をやる意味は2つあると思っています。
ひとつは、生成AIという「新しい武器」を、誰よりも早く、深く、毎日触り続けられる立ち位置にあること。Claude Code、ChatGPT、Geminiといったツールを毎日使い倒し、自社の業務をスキル単位で53個、定期実行ジョブを7個まで自動化しました。「AIで経営する」ということを、まず自分の会社で実験して、その結果だけをお客様に持っていく。これは、若いからこそできる動き方だと思っています。
もうひとつは、出口を経営の前提に置かない、という選択ができること。売上10億・利益3億は通過点として目指していますが、売却や上場をゴールにせず、会社価値の最大化に集中する。短期の数字より、長期の信頼を取りに行く。これは20代のうちに腹を決めておきたかったテーマです。
■ これから、こんな仲間と働きたい
Saixはまだ私一人含め10人以下の会社ですが、今後は学生インターン、業務パートナー、そして1人目の正社員と、少しずつ仲間を増やしていきます。
期待しているのは、特別なスキルや派手な経歴ではありません。
・自分の意思で動ける人。「指示待ち」ではなく「これで進めますよ」と言える人。
・経営や事業を、一段上から見ようとする好奇心がある人。
・正解のない問題に対して、自分の頭で考えて手を動かせる人。
・AIや新しいツールに、抵抗なく毎日触れる人。
逆に、変化を拒む人、言い訳を先に置く人、できない理由から話し始める人とは、たぶんうまくやれません。そこは率直に書いておきます。
■ 最後に
「経営課題の、その先へ。」
これはお客様に対して言っている言葉であると同時に、自分自身と、これから一緒に働く仲間に対しても言っている言葉です。
AIは便利な道具です。でも道具を売っているだけでは、会社は変わらないし、社会も変わらない。経営の中に踏み込んで、痛みも責任も一緒に背負える"経営パートナー"を、本気で増やしたいと思っています。
少しでも「話だけ聞いてみたい」と思ってくださった方、ぜひ気軽にエントリーしてください。一度オンラインでお話できると嬉しいです。
株式会社Saix 代表取締役 杉田 海地