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【エンジニアインタビュー】篠原史樹

RYDE株式会社 エンジニア
篠原史樹

▼経歴

早稲田大学商学部在籍中にプログラミングとデザインを駆使した広告クリエイティブ制作にのめり込み、さまざまな広告賞等を受賞。卒業後は広告会社にてWEBサイトやスマートフォンアプリなどの制作に携わる。その後、ニューロ(RYDEの前身の会社)の業務委託を経て、2018年4月に入社。

▼RYDEへの参画理由
●社会の公器を作り出す、という企業姿勢に共感した。
●RYDEの前身の会社の業務委託時代から、CTO芝原をはじめ、優秀で信頼がおける、一緒に働くのが楽しい人が多い会社だと感じていた。
●技術力の高い環境で働く事は、エンジニアとしてのステップアップにもつながると感じた。

▼本文

——RYDEに入社されるまでの経歴について教えてください。

「大学卒業後は広告会社でのWEB制作を経て、友人が立ち上げた会社に合流後は、アプリやWEBサービス、サイトのデザイン、開発、企画に従事しました。その会社の退職を機にフリーランスのエンジニアとなり、業務委託として週の半分をニューロ(RYDEの前身となる会社)で仕事をさせてもらうようになり、数年後ニューロに入社。そのままRYDEが創設されるタイミングで入社することになりました。

入社の一番の決め手となったのは、RYDEなら、自分たちがつくったもので人を喜ばせることができると感じられたことです。私はもともとものづくりが好きで、エンジニアになりました。デジタルのものづくりというのは、その圧倒的な生産性や、際限のない創造性が魅力です。そうして自分が工夫してつくったもので、誰かを喜ばせることができたらさらに嬉しい。RYDEのメンバーとなら、そんなワクワクする瞬間を何度でも実現できると思ったんです」

——これまで、広告会社での勤務やフリーランスとしての活動の中で、さまざまなアプリの開発やサービスに携わり、経験を積んでこられました。RYDEのサービス内容について、篠原さんが魅力に感じていることを教えてください。

「自社モビリティプラットフォームのRYDE PASSは、toC向け(アプリ)、toB向け(提携事業者向け管理画面)ともに、使いやすさと分かりやすさにこだわってきました。おかげさまで、ユーザーや提携事業者様からも高い評価をいただいていて、双方の利用が増えていることは嬉しく思っています。

また、提携事業者様には初期コストや技術的な負担もなく、高い水準で自社ビジネスをDXができるところが魅力なのではないかと。その結果、ユーザーもアプリを使って簡単にスマホで乗車券を購入したり、発券の手間なく乗車したりと便利にお使いいただけると思います。特に地方の提携事業者様にとってDXは死活問題であるにも関わらず、自社でシステムを構築する予算がなく困っていらっしゃるケースも少なくありません。システムと企業努力によって、品質が高いサービスを低価格で提供できていることは、大きな意味があると考えています。

同時に、提携事業者様にユーザーの利用状況などのデータも提供しています。これまで各社ではそういったデータを可視化できていないケースが圧倒的に多く、新たな事業展開のヒントになると、喜んでいただけているようです。データによる分析が新たなサービスに繋がり、導入企業様の利便性も高まっていけば、好循環を生めるのではないかと期待しています」

——篠原さん自身の、RYDEでの業務についても教えてください。

「RYDE PASS をはじめ、これまでリリースしてきたサービスの開発全般を担当しています。具体的にはアプリ(ReactNative)やWEBフロントエンド(Next.jp)、API(Ruby on Rails)などの開発や、また、Figmaを使ったアプリの画面デザインの作成などもしていますね。同時に、現在は外部開発スタッフのマネジメントも行なっています。会社としての開発方針などは、CTOの芝原と壁打ちと情報共有を兼ねて話し合った上で決めることも多く、社内でのコミュニケーションが円滑なため、仕事は進めやすいと感じています」

——エンジニアというお立場ですが、デザインなどの領域も担当されるのですか?

「『エンジニアなのでここまでしかやらない』ということではなく、一つのプロダクトを完成させるために、課題や目標達成に必要なことはエンジニアという領域を超えて行なっています。プロダクト思考でいられることは非常にやりがいがありますし、会社全体が社員のチャレンジを後押しする雰囲気であることもRYDEで働くおもしろさでもあると思うんです」


——篠原さんが感じる、RYDEという会社の魅力はなんでしょう?

「私はRYDEの企業姿勢を表す『社会の公器になる』という言葉が、良い言葉だなと思っていまして。その言葉のとおり、RYDEは地方の二次交通の活性化に繋がる、公共のためになるシステムを生み出しているんですよね。世の中には多種多様なビジネスがあり、お金を稼ぐ手段もさまざまです。その中で、お金儲けだけではなく、困っている人が助かる、人々の役に立つ“公器”となるようなシステムをつくることができるというのは、大きな魅力だと感じています。特にIT業界、エンジニアという職業はこういった『人々の役に立っている』という実感がなかなか持ちにくい場合もあるので、誇りを持って仕事ができるのはいい点ですね。

一方で、こういった社会の公器となる事業に携わる以上、誠実であるということも大事だと思っています。仕事に対していい加減な気持ちで取り組んでいるとどこかで必ず綻びが出ます。会社として何か決めごとがあるわけではないですが、経営陣をはじめ、RYDEには真摯に仕事に取り組む姿勢を持ったメンバーが多く、自分もそうあり続けたいなと思いますね」


——働き方、仕事の進め方はいかがですか?


「まだ開発人数が少ないので、企画の段階から携わったりデザインもすることができ、培ってきた技術をさまざまな形で発揮できる点は、やりがいになりますね。また、会社として新しい技術はできるだけ採用していこうという姿勢がありますし、技術的な困りごとも気軽に相談してフィードバックを得やすい環境であると思います。

RYDEでは、『ユーザーに有益なツールを提供する』という共通意識があり、解決すべき課題が明確に見えていて理想とするプロダクト像というものがメンバーの中で共有できています。問題があっても解決策に向けて突き進むのみ。全員が同じ方向に向かっていけることも、やりやすいところではないでしょうか。

また、RYDEは今、交通系スタートアップとして急成長をしていて、今後、社会にインパクトを与える存在になりうると信じています。こういったフェーズに、エンジニアとして重要なポジションで携われることは、求めてもなかなかできることではないですよね。私も含めて、このチャンスに巡り会えたことが嬉しく、やりがいと楽しさを感じています」


——RYDEでの事業の中で、一番厳しかった、大変だったことはありますか?


「強いて挙げるなら、一週間後に実証実験というタイミングで事前のユーザーテストを行ったところ、ユーザーに使い方がまったく理解されないことがわかった時でしょうか(笑)。今思えばよくやり遂げたなと思いますが、そこから開発チーム全員で問題点を洗い出し、UIをつくり直し、開発を行ったんです。結果、実証実験でも全員がつまずくことなく使うことができました」


——逆に嬉しかったことや喜びを感じることは?

「自分の好きなデジタルのものづくりを突き詰めることで、世の中に役に立つことが実現できると思えるところでしょうか。仕事を楽しみながら社会貢献ができる点は、喜びに繋がっています。

また、『アプリが使いやすい』『便利』などと喜びの声をいただいたときはやはり嬉しいですね。一般的にエンジニアは、そういったクライアントやユーザーの声が届きにくいポジションではあるのですが、代表の杉崎がそういった声をすぐにSlackに書き込んで共有してくれるので、メンバー全員で喜べるところは嬉しく感じます。

RYDEにはみんながざっくばらんに話せる空気感があり、相手のことを考えて動ける人が多いんです。人間関係で悩むということが私自身ありませんし、会社として非常に“ホワイト”だと思いますよ(笑)」


——RYDEにはどのような人が向いていると思いますか? 興味をお持ちの皆さんに向けて、メッセージもお願いします。


「第一に、プロダクトづくりが好きな方。プロダクトをよくするため、ユーザーにとって有益なツールを提供するためなら、手段を選ばず、職種を越境できる方が楽しんでもらえる職場だと思います。RYDEの仕事は、そういったマインドを持った方のほうが、より楽しめるはずです。

また、繰り返しになりますが、現在は開発人数が少ない中でプロダクトが急成長しているため、任される仕事の責任も大きく、自身の成長も見込めるはずです。『自分がこのシステムを作った』と言い切れるような仕事、プロダクトに巡り合う機会は稀なはず。自分の仕事で、社会にダイレクトなインパクトを与えることができるかもしれません」

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