築山 楓河's Wantedly Profile
合同会社Rollbahrn, 代表 私の人生のモットーは、 『人に幸せのスポットライトを照らす光源となる』です。 ...
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こんにちは!
今回はRollbahrnにご契約してくださってからSNSでのお問い合わせが40%UP↑したお客様について紹介したいと思います!
最初は「SNSなんて、、。」と懐疑していたお客様でしたが、ショート動画の再生回数やSNSのフォロワーが増えていくうちにお問い合わせも増え、現在は新しい仕事が入るとすぐに電話をかけて相談していただいたり喜びの声を頂けるようになりました。
今回は、どうやってSNSの総フォロワーを10ヶ月で0から27,000まで増やし、お問合せを40%UPさせたのかをご紹介します!
なお、この話は代表の築山にインタビューして執筆させていただきました。
↓築山のプロフィール
どうぞ〜!
2022年の11月に建築関係の会社にファックスDMを送っていて、同年12月に棟梁(建築の匠)にご契約いただきました。
第一印象は、寡黙で職人の気難しい方だと思っていました。(笑)
だけど、自分の建築技術ことを話しだすと止まらない、1の質問に10で返答するようなお客様でした。私は、そこまで話せるのは棟梁に「絶対的な自信があるから」だと思ったんです。
私は、当時大学で建築を専攻していたので建築に対して興味がありました。また、棟梁と話を重ねるうちに棟梁の技術や知識、漲る自信の根拠を皆様に知って頂きたい、現代に発信していきたいと強く思うようになりました。
最初は、ロルバーンをホームページ制作会社かと思った、と仰っておりました。建築の匠のホームページのSEOを上げて欲しいとご依頼されました。弊社はショート動画のSNS運用代行を事業にしており、SEOの知識が多いわけでは無かったのでお断りする方法もありました。「SNSを運用しPV数を増やすことで、間接的にホームページのSEOも高まることもあります。また、棟梁がSEOを高めたい目的は、主に集客であり、棟梁のような高い技術と実績を持つ方は、SNSを活用して集客をサポートすることが可能です。」という提案をしたところ、「何事も挑戦してみないとわからないからやってみよう!」ということで
ここから棟梁とロルバーンの物語は始まりました。
TikTokとInstagramのリールを用いてSNS運用を開始しました。
TikTokとInstagramのアルゴリズムの違いを利用し、CVに結びつけるために発信を行っていました。初期段階ではTikTokを中心に活用しました。Instagramではコンテンツの量ではなく、良質なアカウントを構築しているユーザーが評価される傾向があります。一方で、TikTokのアルゴリズムではコンテンツ単体の評価が強く影響し、運用開始時の初速が取りやすいため、初期段階ではTiktokを中心に運用をしておりました。
TikTokでは速やかなアクションで注目を集め、一方でInstagramでは着実にアカウントを構築していきました。また、Instagramではストーリーやハイライトを活用して見込み顧客に対して教育を行い、中長期的な成果を上げる戦略をとりました。それにより、InstagramとTikTok、それぞれのSNSの弱点を補いつつ運用を進めました。
企画は、「棟梁の魅力をどうやったら最大限に引き出せるのか」ということから逆算して考えました。棟梁は人との対話において、その魅力が十分に伝わるタイプでした。なので撮影時には、棟梁の魅力を最大限に引き出せるようにヒアリングに力を入れました。編集においても、棟梁のブランディングも意識し、和風でありながら高級感が漂う仕上がりになるよう心がけました。
フォロワーと再生回数に関しては、運用開始4ヶ月でSNSの総フォロワー10,000人、また当初の目標である500万PVを越える1000万PVを達成しました。しかし、SNS上で家を建てて欲しいとコメントは来ていたものの予算が合わず、棟梁のゴールである注文住宅の受注には至りませんでした。
SNSがバズってはいたものの、棟梁のCVには至っていないのが当時の現状でした。
↑運用開始半年後のプレスリリース記事です。
棟梁がSNSを辞めたいと言ったのは運用開始から半年後の出来事でした。原因は、やはりの注文住宅の受注に繋がっていないことでした。
SNSでお客様を笑顔にすることが会社使命あり、目標なのに「SNSなんて。」と言われてしまったことが何よりも悔しくて悔しくて堪らなかったです。
棟梁を応援しファンとなる声は多く集まっていたので、家という購入機会の少ない商品だけではなく、もっと多くの方に棟梁の技術や商品を実感してもらいたいと考え、購入機会の多い家具やインテリアを販売してみることにしました。そうすることで、既存のSNSのフォロワーに対しても直接アプローチすることができると考えたからです。また、「伝統技術を残していって欲しい」との実際のフォロワーからの声も多かったため、クラウドファンディング(Makuake)で販売することにしました。
Makuakeのユーザーは、男女比が60%:40%です。また、購入者の80%以上が40代から60代の年齢層であり、比較的収入に余裕のあるユーザーが利用している可能性が高いです。棟梁のSNS運用開始から6ヶ月時点でのユーザー層は以下の通りでした。
Makuakeと棟梁のSNSユーザー層を比較すると、Instagramでのプロジェクト認知拡大が効果的ではないかと思いました。そして棟梁の場合、商品そのものに価値があるというよりも、棟梁自身が製作した商品に価値を置くアプローチ方法でしようとしていたので、SNSは自分の考えやプロジェクトにかける想いを発信したり自分をブランディングする際にも効果的だと考え実行していきました。
ショート動画やストーリーズを通じて、住宅に限定されずInstagram上で幅広いフォロワーに適した商品を発信し、棟梁の考えやプロジェクトに対する共感を呼び起こすことで、売り上げ向上を目指しました。
SNSでの発信が大いに実り、クラウドファンディングも約3倍の目標金額を達成することができました。
このプロセスを通じて、棟梁のブランディングが一層向上し、Instagramのアルゴリズムも強化することができ、アカウント自体の評価も非常に高まりました。また、動画の再生回数やフォロワー数が増加し、多くの人に棟梁のアプローチが可能になりました。その結果、住宅に関する情報も多くの人に届けることができ、お問い合わせにも繋がりました。
現在、SNSからのお問い合わせが運用開始から9ヶ月で40%増加しました。また、受注も3件獲得することに成功しました。
以前はSNSに対して懐疑的だった棟梁も、今では前向きに考えられ、信頼を寄せていただけるようになりました。また、新しい仕事が入るとすぐに電話をかけて相談していただいたり喜びの声を頂けるようになりました。
SNSはどうしても長期的な時間がかかります。常にお客様に寄り添い、一つの選択肢だけに捉われることなく、お客様のニーズに粘り強く応えていったことが、結果的に長期的に運用することが可能になりました。そして、SNSの最大の強みである資産性のあるファンが定着してきたのだと感じています。
これからも、クリエイティブを通して、「この会社がないと今がなかった」「この会社がいないと困る」と言われるような会社づくりを目指し、従業員・お客様はもちろん、その人の大切な人まで幸せにできる会社を目指します。
長編でしたが、最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
「SNSに対して「懐疑」していたお客様に「信頼」してもらえるようになるまでの戦いの話」いかがでしたでしょうか。
↓執筆者