代表取締役 岡崎 哲朗
慶應義塾大学経済学部卒業後、広告代理店のベンチャー企業に入社。その後、博報堂グループのデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社(以下、DAC )にてメディア事業運営リーダー、グリー株式会社にてグローバル・マーケティング責任者、SaaS 系スタートアップにてマーケティング担当執行役員を経て、2017年6月に RoboMarketer 株式会社を設立。
これまでの経歴
〜生い立ちから就職活動まで〜
生まれは日本ですが、海外転勤の多い家庭で育ち、高校時代はニューヨークに住んでいました。
大学時代はホリエモンブームでベンチャー熱が高まっていました。当時から大手企業に入って歯車になることはイメージできなかったため、面白そうなベンチャーの世界に飛び込んでみたいと思うようになりました。
そんな中、通常は企業が採用ブースを構えてプレゼンする説明会が多い中、学生がブースを構えてベンチャー企業が話に来る採用イベントに参加し、そこで出会った複数のベンチャー企業の面談を受けて内定をいただきました。
当時は、人材系や広告系や不動産系のベンチャー企業が多かった中、さまざまな業種を横断的に見れる広告代理店のベンチャー企業に就職しました。
小さい組織ながらも優秀な方々と仕事をする機会に恵まれ、ただ成長だけを求めて終電までガムシャラに仕事をしていた記憶があります。
また、その頃から毎年シリコンバレーに足を運び、IT の聖地・最前線でどんなことが起こっているのかを肌で感じたく、いろんな方に会ったり企業訪問をしていました。まだロードスターしかなかったテスラ車が走っていたのも思い出深いです。
シリコンバレーで感じたことは、そこで起業している人たちは純粋なアメリカ人ではなく、インドや中国や韓国などのアジアや外国からやってきたさまざまな人種の人たちがアメリカンドリームを掴むべく、世界視点でビジネスを展開している熱量でした。また、人同士の交流が多く、ネットワークの重要性に気づいたのもその頃です。
そういった環境に身を置いていたのもあり、さまざまな組織規模のベンチャーで働きながら、いつかは自分で起業したいと思うようになりました。
〜グリー・DAC・スタートアップ時代〜
グリーでは広告運用責任者として、日本で最大規模の月間数億円単位のモバイル広告予算を運用していました。
グリーのグローバル展開とともに、グローバル及びジャパン、アプリ及びウェブ、ゲーム及び非ゲームを幅広く担当しました。
その後、スタートアップ企業に在籍時の 2015年には、Facebook 広告運用実績が認められ、Facebook Business のグローバル成功事例に掲載されたこともあります。
広告代理店・メディア・広告主それぞれの立場で、デジタルマーケティングの上流から下流まで経験したことにより、この業界や領域の力学や課題点がはっきり分かるようになりました。
インターネット広告に携わっていく中で感じた課題
社会人になってからの広告代理店での経験、メディア事業開発の経験、そしてグリー時代の莫大なデータ量を扱う広告運用責任者としての経験から、インターネット広告領域には、課題が大きく2つあると感じました。
課題① 情報の非対称性
一つは、広告主と代理店の情報の非対称性です。
広告代理店は、クライアントである広告主の成果を最大化するために努力します。
しかし多くの場合、広告主しかもっていない独自の情報やデータが存在し、そのデータを簡単に共有することができなかったために、コミュニケーションやデータにおける「壁」が存在していました。
本来は、その壁を乗り越えて、同じデータを見てそれぞれが建設的な意見を出し合うことでより成果を上げていくものだと思い、共通のデータインフラが必要だと感じました。
課題② データ加工にかかる莫大な時間
もう一つは、PDCA をまわして運用改善を行う中で、データの収集や加工にもっとも多くの手間と時間がかかっている点です。
マーケティングにおいて最も重要なのは、データやユーザーのインサイトを分析して、より良いサービスに改善するための施策をスピーディーに繰り返し行うことだと思っています。
しかし、実際にはデータはバラバラに散らばっており、それを集めて加工して集計するだけで1日が終わってしまうのが現状です。データの下ごしらえはもっと簡単に行えるようになるべきだと思っていました。
Roboma を設立
それらの課題や、マーケティングにおける成果を上げるための前提となるデータの共通化や集計の自動化などのサービスを提供することで、マーケターや広告運用者が本来行うべき、データ分析やプランニングにもっと大事なリソースを割くことができると考えて、Roboma というサービスを考え、RoboMarketer という会社を設立しました。
Roboma は、「マーケターが本質的な業務に集中できるようにする」というビジョンがあり、Roboma を使うことで、これまで8時間かかっていたデータの集計作業を、10分と大幅に短縮させることができます。
ミッション:マーケティングの力で世界を楽しく幸せに
「マーケティングの力で世界を楽しく幸せに」 というのが私たちのミッションです。
どんなに良い商品やサービスも、マーケティングがうまくいかないと、世の中に広がっていきません。
マーケティングとイノベーションが真に融合し、サービスと顧客の最適なマッチングをすることで、世界が楽しく幸せな場所になることを目指しています。
今後の Roboma の会社としてのビジョン
Roboma というサービスをもっと世の中にインパクトある形で提供し、データ分析やデータマーケティングをもっと手軽に行えるような社会にしていきたいです。
また、みんなが働きやすい会社を作りたいです。メンバー同士がお互いを尊重し、補完し、助け合いながら、チームとして最高のパフォーマンスを出せる組織にしていきたいです。
これから会社組織の規模も大きくしていき、データインフラサービスとして対象のデータも拡大していきたいです。さらに将来的にはグローバル展開も狙っていける可能性もあると考えています。
Roboma の魅力
自由な働き方とチャレンジできる環境で、それぞれの個性を活かしながら、最大限の成長ができる点だと思います。
事業は人なりだと考えていますので、会社を変えていくんだという気概をもった方に仲間になっていただき、さらに多くのことを成し遂げていきたいと思っています。
また自分は人に恵まれているとつくづく思っています。良い人と良い環境で働けることが何より重要だと思います。
Roboma のミッションに共感してくれるメンバーを募集しています!