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デザイン=未来を創ること

高まるデザインの重要性

ー最初に、「デザイン」という分野に関してどのように考えているか教えて下さい。 近頃、社会全体においてデザインの重要性は増していると考えています。

コンピューターの価値や表現、インターネットを取り巻く環境の進化により、インターネットサービスが現実を超越した価値を提供するようになりました。離れていても友人の状況が分かるFacebook、リアルタイムに最新情報が分かるTwitter、ビジュアルコミュニケーションを台頭するInstagramの浸透などです。このような新しい価値を表現する上で、これまでのデザイン手法ではない新しいアプローチなど、デザインに進化が求められていると感じています。

また、変化の激しいビジネス領域において、デザインが差別化や勝ち残るための武器となっています。今日では、多くの著作が書かれたりするなど、デザイン思考がビジネスの課題解決に用いられることも多くなってきました。

このようにデザインの重要性が高まっているからこそ、デザイナーの活躍が求められていると考えています。

『Think Big』で枠に収まらない働きを

ー現在取り組まれている業務について教えてください。 はい。現在はサービスのUXの統括、クリエイティブ全般のリーダーをやっています。その他にもブランドやメディアの戦略の策定にも関わっています。

ーRettyにおいてデザイナーはどのような役割を担っていくのでしょうか? 一般的に考えられているデザイナーの役割に収まることなく、様々な分野の仕事を担います。その中でも、Retty WayというRettyで働く上で大事にしている価値観の中にもある『Think Big』という言葉を、デザイナーの役割という面でも実現していきたいですね。というのも近年、デザインに対する重要性が高まってきたことにより、幅広い活躍がデザイナーに求められていると感じているからです。

例えば、マーケティング、プランニング、ブランディング、人事など従来のデザイナーの役割を超えた分野において活躍することによって、デザイナーが貢献できる領域が広がっていきます。具体的に言うと、より多くの人に投稿してほしい場合、UIの変更やボタンを目立たせるなどの施策は本質的な課題の解決には至りません。どうすればみんなが投稿したくなるか?なぜ今は投稿されていないのか?を考えることで、結果的にデザインの効果も最大化できるのです。これはまさにプランナーのような仕事です。

そしてRettyでは、UI/UXとテクノロジーの掛け算で新しいイノベーションが生まれると考えています。検索機能が良い例です。非常に優れたロジックを持つ、高性能の検索機能があっても、使われなければ無意味です。お店を探す人の状況や行動パターン、心理・感情を熟考し、デザインに落とし込むことによって、良いサービスをユーザーさんに使ってもらう。これがUI/UXとテクノロジーの掛け算だと考えています。

このように横断的な視点を持ってプロジェクトに取り組むことの重要性が増してきています。なのでデザイナーが小さな枠にとどまることなく、様々な役割を実際に果たしています。

ーそんなRettyで今、働くことの面白さはなんでしょうか? 今までにないサービスの新しい価値を、デザインの力でユーザーのリアルな体験まで創ることができることです。新しいお店探し、世界に向けたプラットフォームを創るプロセスに立ち会えるのは、とても面白いですね。

今の社会には情報があふれています。誰もが、どの情報が自分にとって必要なのかがわかりにくいと感じた経験があると思います。なので、あふれる情報を整理して、その人にとって最適な情報を届けることが求められています。その中で「自分に合ったお店探しができる」というRettyのサービスは世界の新たなスタンダードになっていくと考えています。そんなサービスをまさに創っているフェーズに携われることにとてもやりがいを感じます。

それに加えて、積極的にチャレンジできる環境で仕事をすることができているので、今後、自分自身の可能性にまだまだ挑戦していきたいと思っています。現在、デザイナーはデザイン以外の知識をつければ、デザイナーという肩書きにとらわれない働き方ができるチャンスです。これを応援してくれる環境がRettyにはありますね。

デザインで未来を形にしていく

ー今後、Rettyのサービスはどのように発展していくと思われますか?

価値の多様化とグローバル化が鍵になってくると思います。

人の好みはそれぞれで、一元的な価値ではかることはできません。お店選びをするにしても、値段、ジャンル、雰囲気、店員さん、など多様な物差しがあります。このように画一的な指標では見えない、様々な軸を丁寧に洗い出して個々のユーザーさんのお店選びを満足のいくものにしていきたいと思っています。

また、今後はまず世界10億人に向けたプラットフォームとしての土台作りをしていきたいです。世界に展開していくためには、より多様な人種や文化を理解して課題解決を行うことが必要となってきます。ここで面白いのは、文化や個々のバックグラウンドが違えばそこに起きる感情も変わってくるという点です。

そこにどういう感情が生まれているのか、ということをしっかりと捉えて形にするのが、わたしたちデザイナーの役割だと捉えています。

ーそれはとても興味深い切り口ですね。 はい。価値を体現するためのアプローチに積極的に関わることができる立場として、今後大変やりがいのあるフェーズに差し掛かります。多様でかつ、大規模なニーズに対応するためのソリューションは常に前例がありませんが、だからこそどんどん面白くなっていくはずです。未来を一緒に創って行きましょう!

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