就活のカギ=将来ビジョン
自己分析・他己分析・業界分析・職種分析・・・就活では重要と教えられることが非常にたくさんあります。しかしラグザスでは就活の最大のカギは「将来ビジョン」だと考えています。なぜならば、先に挙げた項目はすべてこの「将来ビジョン」を知るため、もしくは「将来ビジョン」あってこそのものだからです。今回は、そんな就活のカギである「将来ビジョン」の捉え方・見つけ方の秘訣をお伝えいたします。
将来ビジョン=利他的なビジョン
まず、最大のカギとなるのが「利他的な将来ビジョンを持つ事」です。皆さん、なんとなく自分が会社に入った姿を想像して、“自分の歩みたいキャリア”や“獲得したいステータス”を将来のビジョンとして置いていませんか?
大前提として、企業が「将来ビジョン」として最も知りたいのは「あなたが生涯通して成し遂げたい事って何ですか?」という事です。皆さんが将来ビジョンと聞いて初めに想像しがちな「あなたは当社でどんなキャリアを歩みたいですか?」というのはビジョンに対する手段の話になります。
では、そんな「将来ビジョン」はどんなものであるべきなのか?それが「利他的な将来ビジョン」です。
なぜ利他的な将来ビジョンを持つべきなのか?
それは「働く=社会・人の役に立つ事」だからです。働くという事は会社の外の人(お客様)から対価を受け取ります。そして対価とは自分が相手(お客様)に価値を提供することで得られるものです。つまりまずは自分自身が人の役に立つ事こそが、「働く」という事なのです。
一見、当たり前の事実に見えますが、キャリアの多様化が進む現代では意外と忘れがちな常識です。皆さんも無意識のうちに社会や人の役に立つ事を考える前に「自己成長」・「自身が挑戦できる環境」など自己利益を求めてしまっていませんか?
利他的な将来ビジョンの立て方とは
では自分の「利他的なビジョン」とはどのように立てるのか。三つのステップに分けてご紹介します。
step1 自分のコアを知る
「将来ビジョン」は突発的なものでなく、必ず過去からのつながりで生まれるものです。
まずは過去~今を振り返り「変わらない軸」「変化した軸」を見つけましょう。
step2 自己実現ビジョンを立てる
自分の軸となる価値観が見えてきたら、次は「それを活かしてどんな人でありたいのか?」を考えてみましょう。さらに、その理想像に近づくためにはどんな働く上でどのような要素が必要なのか?考えてみましょう。
step3 自己超越ビジョンを立てる(利他性)
ここからが、就活のカギとなるビジョンであり、社会に価値を提供する人になるうえで最も大切な部分です。自分の理想とする姿になった先に皆さんは「誰のために、何のために」働いていきたいのでしょうか?ここでもその理想を実現する為に必要な要素も併せて考えてみましょう。
あなたの大きな夢は何ですか?
「将来ビジョン」=「自己実現ビジョン」のイメージを持つ方も少なからずいらっしゃったのではないでしょうか?
『大企業に入ってバリバリ働く事!』『名声やステータスを獲得する事!』『部下を持って責任のある仕事をする事!』どれも素晴らしい事だと思います。ただ皆さんこれから40年以上その目標を目指して働き続けるのでしょうか?きっと優秀な皆さんであればほんの数年でその夢は実現できるはずです。
せっかくこれから人生の大変の時間を使って『働く』のであれば、社会・誰かのために大きな目標に向けて働く方が純粋にわくわくしませんか?
仕事を通じて実現したい夢とは実現の兆しが少し見えているものでなくてもいいのです。ただ、大きな夢を抱くからこそ、実現に時間がかかるからこそ、自分が本気で成し遂げたいと思い続けられる夢であることが重要です。
ですので、就職活動を行うタイミングで自分をこれまでにないほど深く知り、「自分は誰のために何のために仕事をしたいのか?」納得がいくまで本気で自分と向き合ってください。
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