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Google I/O 2019参加レポート

こんにちはー、ラクマでアプリケーションエンジニアをしている野坂(@shin_nosaka)です。
5月7日〜5月9日に開催されたGoogle I/O 2019に単身参加してきました!

Google I/Oへの参加は今回初参加となります。
前々から行こうと考えていたものの、機会がなくて参加できずにいたために念願かなった思いです。
今回のレポートは細かい内容はYoutubeや、そのほか公式の資料を読んでいただくのが一番として、Google I/Oでの様子と、初参加(+初海外!)にあたっての思い出話などをレポートしてみようと思います。

もし、次回のGoogle I/Oへの参加を迷っている方の少しでも参考になれば嬉しいです。

出発〜到着まで(05/05)

Google I/Oでの日程はGW明けの5月5日の17:00にロスアンゼルスを経由して同日11:00に到着しました。約13時間弱のフライトになります。
税関の検査で手間取ったり、ロスアンゼルスの荷物チェック(ベルトのほかに靴も一度脱ぎました)後に搭乗位置がわからずに再度荷物チェックを行うはめとなり、危うく乗り遅れるところでした。

宿泊場所

ホテルの場所はGoogle I/Oの会場から30 milesほどの場所で、基本的に開催期間の3日間はこの距離を往復する日々を送りました。

朝ごはんはこんな感じです。ベーグルだけ食べていました。


移動手段

サンフランシスコの主な移動手段は車のため、東京都内の電車移動をイメージしているととても戸惑います。基本的にGoogle I/Oの会場へはUberを使用しました。開催期間中は渋滞もあることから往復で2時間弱と$60かかります。

このとき、Google I/O開催期間は推奨ホテルの近くからイベントシャトルバスが運行されており、そちらも利用できるのですが、ぼくのようにBrisbaneにホテルをとった人間はその恩恵は受けられません。
このため、多少高くても絶対に推奨ホテル、もしくは推奨ホテル近くにするべきです。

また、サンフランシスコでは移動手段としてタクシーよりもUberやLyftのライドシェアが一般的であり、拙い英語で目的地を伝えるよりも、アプリで目的地を指定すればドライバーが5分もせずにやってきます。
あとは「Hi」程度の挨拶をしたあとに降車するときは「Thank you so much」と言うだけでやりとりは完了します。
UberやLyftを移動手段として使わないという選択肢はないため、必ず日本でクレジットカードと電話番号の認証だけを済ませておく必要があります。

買いもの事情とクレジットカードが止まる思い出

現金はチップ用にいくらか程度しか持ち歩かず、クレジットカードで決済を行います。

飲みものやちょっとした食べものを買う、前述のUberでの決済などにもクレジットカードを使います。
このため、クレジットカードがないとライフラインが絶たれたような気分になります。必ず2枚以上持っていくべきでしょう。
2枚以上もっていれば、ぼくのようにいきなり海外でクレジットカードを使ったために不正自動検知システムが作動し、クレジットカードが停止されたとしても少しは冷静になれるでしょう。
この記事を読んでいただけた方は、滞在ホテルから10 mileほど離れた場所でUberを使用しようとしたら、「支払方法が拒否されました」のメッセージをみて心を冷やす必要はありません。事前にクレジットカード会社に渡航の連絡と十分な限度額を用意したクレジットカードを2枚以上、きちんと用意するべきです。

なお、Uberが利用できない原因について、不正自動検知によるクレジットカードの停止の可能性について思い至り、余ったGoogle Playポイントを使用して「Viber(バイバー):楽天グループの無料通話&メッセージアプリ」で国際電話をサポートセンターに解除をお願いするまで、その後の移動手段と生活の想像はぼくの精神をひどく蝕みました。
当然MVNOで契約した回線は国内利用しかできません。使っててよかったViber(バイバー)。
また、渡航前に必ず海外WiFiサービスは契約しておきましょう。

Google I/O 前日(05/06)

Google I/O前日にはバッジピックアップのメールが届いたので、Uberを使用して会場に向かいました。
ちなみに、クレジットカードが停止したのは、サンフランシスコ ユニオンスクエアに寄ったあとにバッジピックアップに行こう、と考えた先のことです。当日、ユニオンスクエア付近で青い顔でうろうろする東洋人を見かけたとするなら、それはぼくである可能性が高いでしょう。

バッジピックアップ&Registration

バッジピックアップはGoogle I/O会場であるShoreline Amphitheatreのすぐ近く、テントのような会場に向かって行います。

人数がぱらぱらときて、会場にはこんな感じでGoogle I/Oのアプリのカメラで読み込むと、ARで情報表示してくれる看板が用意されてました。

バッジピックアップ会場内はこんな感じ。会場内のパソコンで手続きをしたあとにパスポートを提示して登録します。

登録の完了とサバイバルセット

登録が完了すると、こんな感じでサバイバルセットをもらえます。
Google I/Oは野外会場なので、日中はものすごい日光であっというまに日焼けするので、日焼け止めは嬉しい限りです。

Google I/O 1日目(05/07)

Google I/O開催1日目!
会場に入場するとI/Oのランドマークが設置されていました。

会場内

Google I/O限定のお土産があり、2日目にはドロイド君フィギュアの数色は売り切れてしまう人気でした。

ドロイド君のかたちに剪定された植木もあります。

テント型のブースや、ステージがあり、なかにはFlutterやFirebase、ARなどのSandboxなどが展示されています。ちょっとしたAndroidエンジニアにとっての遊園地みたいです。

Keynote

Youtubeで公開されています。
今回は革新的な技術の発表というより、Google Assistantの精度向上 / Google MapのAR体験(Pixel)などの前年度の技術の改善などが多かったように思えます。

そんななかで発表されたPixel 3a!
暗所でのカメラの性能がiOSより素晴らしくて、Titan MというGoogle専用のカスタムチップで強固なセキュリティをもつようです。
いま何かのスマホに買い換えようと悩んでいるなら、間違いなく買うべきだと思いました。

Nest Hub MaxはGoogle Duoでビデオ通話も可能なようです。

Developers Keynote

Youtubeで公開されています。

AndroidはよりKotlinファーストになり、JetpackのAPIなどの最新バージョンはKotlinから優先されていくようです。Android = Kotlin、ということを当たり前にしていく強い意志を感じました。

個人的に使ってみたい機能として、まだβ版であるアプリ内アップデートはアプリ内からアップデート訴求をしたり、アプリを使いながらバックグラウンドでアプリの更新ができるようになるようです。

Google I/O 2日目(05/08)

Google I/O開催2日目です。
初日より午前中は人が少なくなったと思いますが、午後になるとけっこうな人数がやってきていました。

セッションを周る

セッションはGoogle I/Oのアプリのスケジュールから1時間区切りで予約することができます。
人気のあるセッションは予約しないと入れないこともあるみたいですが、Office Hours(Googleの社員と色々話して、自分のアプリのレビューを受けられたりする)などではなく、セッションを聞く程度ならほとんど並ばずに参加することができます。

Sandbox

また、セッションで話していた内容の展示を見れるブースがあり、聞きたいセッションのあいだが開くようだったらブースのなかをいろいろ見て回ることができました。

キャンバスに手書きで描いた絵の画像認識のデモを実際に試してみたり(絵心のせいかもしれませんが、精度はあまり良くなかった)、

Stadiaで実際にゲームができたり(PS4ぐらいの美麗さ)、

ARを体験したりすることができます。とくに人気があるブースはFlutter×ARでいつ見ても入場に人が並んでいました。

このように、講演を聞く以外にいろいろ楽しめるのが良かったです。
セッションのリアルタイム感で盛り上がるのも良いですが、こういった実物を見ながら楽しめるのはGoogle I/Oならではではないでしょうか。

1日目と2日目のおわりの過ごしかた

1日目、2日目のおわりにはAfter Darkというお酒を片手に楽しめるショーやライブイベントがあるのですが、ぼくの場合は時差ボケからの寝不足とクレジットカード停止という心労から疲れ切ってしまい、そのままホテルに帰りました。

北アメリカの景色は施設と施設のあいだにけっこうな距離間があり、とても景色がきれいです。
ただ、Google I/O会場であるShoreline Amphitheatreの近くには商業施設のようなものは何もないため、他の観光名所などに寄り道をしないならUberを使って滞在しているホテルに直行することになります。

また、ぼくが滞在したBrisbaneのホテルも同様に近隣には何もないため、ホテルでの夕食がメインとなるのですが、帰宅した頃には夕食の時間が終わっており、フロントでスナック菓子とコカコーラを購入して過ごしていました。あと、エアコンのつけかたがわからなかったため、1日目はこごえながら眠りました。

Google I/O 3日目(05/09)

3日目は午後5時前にはすべてのセッションも終了してしまうため、Google Codelabsに挑戦する時間を取ろうと決めていました。

Google Codelabs

Codelabsに挑戦すると、次回のGoogle I/Oのチケットが優先されるらしい、という話だったので、午前中に挑戦しました。
テキストの内容に従えば、簡単なチャレンジだったので無事合格をいただけました!   だいたい4つ修了するのに1時間半前後を目安にすれば良さそうです。

ちなみに、こちらから挑戦できるので、ぜひやってみてください。

Google I/Oの終了

Codelabs後はいくつかセッションを聞いたあと、最後の〆にAndroid Fireside Chatのセッションを聞いて終了です。

ほかにも何かあるのかな、と思っていましたが、みんなあっさり帰宅していくようです。
Google I/Oでは、おみやげとしてガジェットを期待できると聞きましたが、今回はないみたいでした :-(

帰りにGoogle Plexに立ち寄って、ドロイド君をみてきました。

歴代のOSバージョンたちがいて、すごくかわいい。

そして帰国

つめ将棋のように最適解を求められる初海外も、Google I/Oの最終日が終了すれば、あとは飛行機に乗るだけとなりました。
帰国の便は5月10日の11:30に出発、5月11日の14:30に到着しました。

日本国内への入国はとくに荷物検査などもなく、ゲートから出てすぐにあるミニストップに異様に感動した覚えがあります。

Google I/Oを単身初海外参加してみたまとめ

Google I/OはAndroidエンジニアとしてのもっとも大きな祭典ということで、会場に集まってくる方々がすべてAndroidエンジニアだということに感慨深いものがありました。

参加当初は少しでも気になるセッションは見なくては、という気持ちでいっぱいでしたが、Sandboxを回ったり、Office Hourに参加したり、参加のしかたは自由にするのが一番だと感じました。
後日Youtubeで公開される動画をあてにして、場合によっては一度Google I/Oの会場から抜けてコンピュータ博物館などを見に行くという選択肢も良いかもしれません。

また、北アメリカは午前中はとても寒くてユニクロのウルトラダウンジャケットをユニオンスクエアで購入するほどの気温ですが、太陽が出てくると、ヤケドをするのではないかと思うぐらいの日差しがあります。
Google I/Oは野外会場であることと、Amphitheaterは太陽の直射を受けるので滞在中に熱を出したくないなら日焼け止めと帽子は必須です。

繰り返しになりますが、交通手段としては基本的に車(それもUber/Lyft)以外の選択肢は慣れないうちはないと考えて良さそうです。タクシーよりも手軽で、安全で、安く移動できます。
このとき、アプリへのクレジットカード登録はかならず電話番号認証は国内で行なっておくこと! クレジットカードは事前に渡航することを伝えて利用限度額の確認を行なっておくと!

以上にように、アメリカ入国にはパスポート以外にESTAの事前申請が必要ということ以外に、実際に現地に行って困ったこと、感動したことベースにレポートしました。
Google I/Oへの参加に迷われている方の参考の一助になれば幸いです。

最後になりますが、ラクマでは一緒に働く仲間を募集しています! 興味があれば、ぜひWantedlyを通してお声がけください。
以上、最後までお読み下さいましてありがとうございました。By @shin_nosaka

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