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大企業からスタートアップへ。非連続の成長を求めて。

(印刷事業本部 SCM部 部長 渡邊建)

これまでのキャリア

新卒でトヨタ自動車に入社して、そこから10年間、愛知にある自動車の組立工場でエンジニアをしていました。

その工場では、1日1000台の自動車を生産していて、一つの仕事が大きな成果にもなるし、失敗すると大変な損害に繋がってしまうので、非常に緊張感のある職場でした。その中で1分1秒単位でオペレーションを改善するために、設計者、現場作業者、サプライヤーなど様々な関係者と協働しながら業務に取り組んでいました。スループット向上やコスティング、品質管理など、製造に関する専門性を磨くと共に、仕事の基礎や取り組む姿勢など、多くのことを学びました。

特に大きかったのは仕事に対する「オーナーシップ」の重要性です。振り返ってみると、大きな成果を出せた仕事や、印象に残っている仕事には共通点があります。それは、「これは自分にしかできない、自分の仕事だ」と強いオーナーシップを持って取り組んだ時で、そんなときは自然と自ら現場に足を運んで一次情報を集め、予想しない困難があっても最後までやり遂げ、結果として大きな成果に繋がることが多かったように思います。そういった時は、必ず周囲の仲間も助けてくれるし、例え失敗したとしても次のチャンスが舞い込んできました。全てを好転させるのは、その仕事に強いオーナーシップを持ち続けることだ、と今も強く思っています。そして、オーナーシップは他人から与えられるものではなく、必要性や実行可能性を腹落ちするまで考え、議論して、自分で作り上げるものであるということも併せて学びました。

転職を決めた理由

一番の大きな理由は、自身の成長スピード、成長可能性に限界を感じ始めたからです。経験を積むに従って、良くも悪くも大企業内での業務効率が高まり、仕事をうまくこなせるようになりました。しかし、その中で「新しい領域にチャレンジして大きく成長したい」「会社業績にダイレクトに繋がる立場で仕事がしたい」という思いが日増しに強くなり、転職を考えだしました。

トヨタ自動車は素晴らしい会社で、これまでの社会に与えたインパクト、6万人を超える社員全員が危機感を持ちながら業務に取り組む姿勢など、個人的には日本で最高の企業だと今でも思っています。辞めることはとても悩みましたし、非常に後ろ髪を惹かれましたが、年齢的にも最後のチャンスと、35歳で転職することを決めました。

ラクスルに入社した理由

転職先は「成長している産業であること」「組織が発展途上であること」「自分の強み・経験を活かしながら異なる分野にチャレンジできること」を軸に探していました。そんな中、縮小する印刷業界において急拡大している印刷Eコマース市場、そこでベンチャーとして急成長をしているラクスルから転職サイトを通じてメッセージをもらいました。

グローバルではマスカスタマイゼーション(多品種大量生産)として生まれ変わりつつある印刷業界の流れを、パートナー工場と共に日本でも起こそう、そのためにサプライチェーン・製造領域を強化していく、という話に強く惹かれました。そして面接を通じて、非常に魅力的なメンバーが強い熱意とオーナーシップで働いていることを肌で感じて入社を決めました。

現在の仕事

今は、生産管理、調達、パートナー工場との工程改善などを通じて、日本でNo1のBtoB印刷プラットフォームを作り上げるために、SCM部長として日々業務に取り組んでいます。価格・納期・品質・柔軟性、いわゆるQCD+Fの面での「ユーザー価値の最大化」、そして生産性を向上させることによる「利益の最大化」の2つがミッションです。

5年後のサプライチェーン構想を立てながら、次の繁忙期のキャパシティを精査する。パートナー工場に入り込み、経営層・現場作業者と一体となって生産性とリードタイムを向上させるプロジェクトを進める。材料・資材の共同購買のスキームを組んでサプライヤーと交渉する。長期目線を持ちながら、短期の成果にコミットして、様々な方面からユーザー価値と利益の向上を進めて行きます。非常に守備範囲が広く、目まぐるしい職場ですが、会社の成長と収益性を担う根幹の機能であり、その分大きな働きがいと自身の成長を感じています。 

そして、テクノロジーやマーケティングを得意とするラクスルと、製造・印刷を得意とするパートナー工場とを繋ぎ、双方にメリットのある成果を出していくこの仕事に、製造における専門性と、大企業で様々な利害関係を背負った部署と協業してきた経験、が大きく役立っています。

ラクスル株式会社について

良い意味で大人の成熟性と子供の無邪気さの融合した組織だと思っています。

経営陣をはじめ、高いプロ意識と専門性を持ったメンバーが、非常にロジカルに長期目線で構想と計画を作り、互いの長所を活かして短所を補いながら、チームとして目標・ミッションに向かっています。一方、子供のように自分の信じる道は決して譲らず、無心でユーザーのためのサービスやプロダクト作りにチャレンジし、日々の業績に会社全員で一喜一憂しています。

それぞれの領域で能力を高めてきたメンバーが、ミッションに共感して集まるとこのようになるのか、と今までとは全く異質の組織に最初は戸惑いました。しかし、今ではその組織がとても心地よく、自分の専門性を活かす部分、そして領域を広げてチャレンジする部分、両立しながら日々の仕事を楽しんでいます。

今後どういうことをしていきたいか

まずは、「ラクスルを日本でNo1のBtoBプラットフォームにすること」「サプライチェーン・製造の面から業界を変革すること」を自身の大目標に置いています。どこよりも安く、満足度の高い品質で、欲しい時に届く、そのようなサービスを作りあげたいですね。それを、パートナー工場がもっとラクに、低コストで、安定した経営の下で実現できるように、調達・製造・物流の仕組みを作り上げる。まさに、我々のビジョンである「仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる」を、印刷業界で達成したいと思っています。

このようなビジョンに共感して、共に走ってくれるメンバーを募集しています。成熟した産業、大企業にいても、新しい世界に飛び込める、まったく別の成長曲線を描けるチャンスだと、高い成長意欲を持った方にぜひ参画してほしいですね。



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ラクスルのビジョンは「仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる」 デジタル化が進んでいない伝統的な産業にインターネットを持ち込み、産業構造を変革することを目指し、BtoBプラットフォームとして、各業界のデジタル化を推進しています。 印刷・広告のシェアリングプラットフォーム「ラクスル」(https://raksul.com/)では、全国の提携印刷会社の非稼働時間で印刷することにより、高品質な商品をお安く提供しています。 さらに、ポスティングや新聞折込などの広告サービスも展開しお客様の集客活動をトータルで支援しています。 さらに物流シェアリングプラットフォーム「ハコベル」(https://hacobell.com/)でも、全国の提携運送会社の非稼動時間を有効活用する運配送の仕組みを開発。物流問題を解決し、新たな日本の物流インフラづくりにチャレンジしています。 また2020年4月より広告のシェアリングプラットフォーム「ノバセル」(https://novasell.com/)事業を展開。 従来、難しいとされていたテレビCMの広告効果測定を、独自の技術を通して可能とし、広告投資の最適化を通して、企業の成長を実現していきます。
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