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やりたいことがなかった優等生が、入社2年目で事業責任者へ。圧倒的な成長を成し遂げた道のりとは

Instagramを活用したSNSマーケティングの運用代行・コンサルティング事業を展開している株式会社SAKIYOMI。2016年に設立されたスタートアップ企業であり、SNS領域にとどまらず新規事業を次々に立ち上げてきました。

今回はSAKIYOMIで長期の学生インターンを経験した後に、正社員として入社した岡本さんにインタビュー。一度は大学を休学して将来について深く悩んだ岡本さんですが、休学中にSAKIYOMIと出会って以来、成長を続けています。どのような道のりを経て、今のポジションへとステップアップしたのかについて詳しく聞きました。


岡本 彩音 / クリエイティブ責任者、スクール運営事業責任者

大阪大学人間科学部にて心理学を学んでいたが、大学3年次に休学。株式会社SAKIYOMIで長期インターンシップを経験し、2020年に正社員として入社した。SNSアカウント運用、デザイナーを経てクリエイティブチームの責任者を務めた後、現在はスクール事業運営の責任者を担当している。

人の顔色ばかりが気になる“優等生”な学生時代

───岡本さんは、どのような学生時代を過ごしていたのですか?

本当は周りから注目されたいタイプで、目立ちたがり。一方で、嫌われないように人目を気にしすぎてもいました。「優等生じゃないといけない」と思っていたので、中学から大学まで真面目に勉強して、人から評価されるために行動する毎日でした。

大学時代は心理学を専攻しながら飲食店アルバイトを3つほど掛け持ち、さらに「よさこいサークル」に入って練習に励む日々。しかし就職活動が思うように進まず、3年次が終了した時点で一度休学をすることになったんです。私にとって、人生初の挫折でした。

「楽しいものを作りたい」との気持ちでマスコミ業界やエンタメ業界を志望したのですが、内定はゼロ。面接官に「やりたいことは?」と聞かれてもうまく答えられませんでした。「自分は一体、何がしたいんだろう」と悩み、焦ってばかりでしたね。

───休学していたところから、なぜSAKIYOMIのインターンを経験することになったのでしょうか?

就職活動に挫折し、思い悩んで1年間休学することにしたなら「普段の自分が絶対にしないことにチャレンジしよう」と考えたんです。その際に、アルバイトではなく「長期インターン」でお金を稼いでみるのはどうだろうと思いつきました。

ちょうどSAKIYOMIで長期インターン生を募集していたこともあり、まずはInstagram運用代行担当から始めました。

───インターン経験を経て、入社をしようと思った「決め手」は何だったのでしょうか?

先輩社員と接する中で「人のために時間を使う組織だ」と感じ、感動した体験が入社の決め手となりました。

インターンを始めた頃に、先輩社員がメンターとしてついてくれたのですが、いつもじっくりとミーティングをしてくれたんです。さらに休日に90分も時間を取って、創業者がタスク整理に付き合ってくれたこともありました。

先輩社員が後輩の仕事を手伝い、フォローするのは当たり前。そんな会社文化が根付いており、どんな相手に対しても同じように接している社員ばかりで、衝撃的でしたね。最初は慣れない環境に大変さも感じましたが、サポートしてくれる先輩のおかげで頑張れました。そういうところもひっくるめて、純粋に「SAKIYOMIの人たちが好き!」という気持ちが大きくなりました。

その後、復学して就職活動を再開したものの、どうしても「SAKIYOMI」と無意識に比較している自分がいました。人間関係の良い環境で仕事ができる喜びを、改めて感じるようになっていたんです。

SAKIYOMIは個人に任される裁量が大きく、素直な仲間が多くて信頼もできます。「次はこうしよう」と前向きに考えて、自分の意見を伝え合うことを美学にしています。お互いに納得のいくまで話し合って仕事をしていた今までの経験を思い出し「やっぱりSAKIYOMIで働きたい」と決断しました。

入社後すぐに責任者へ。裁量のあるポジションを任された

───インターンシップから現在までは、どのような業務を担当していたのですか?

最初は5つのInstagramアカウント運用の担当からスタート。フォロワー数が4万〜10万人のアカウントを中心に、アカウントの成長やユーザーとのエンゲージメント向上に取り組んでいました。その後、アフィリエイトによる収益化の領域でクリエイティブ作成を担当しました。デザインは完全に独学で学びながら、とにかく実践あるのみでした。自分がデザインしたコンテンツを市場に出し続け、その反応を見て改善を繰り返していくことで、実践的なスキルを磨きました。この経験を通じて、デザイン力だけでなくマーケティング力も培われたのだと思います。

「仮説を立てて実行し、分析する」という経験を通じて、マーケティングの仕事の面白さが実感できました。成果に近づく“解”を見つけるプロセスは、非常に魅力的でした。経験を積み、入社2年目で責任者としてクライアントとデザインのすり合わせにも挑戦。そこからメンバーの採用・育成も行い、チーム規模も50名と大きくなりました。そして、コンセプト設計からアカウント運用までを担う部署の責任者を兼務することになりました。

現在はSNSマーケティングについて学べる、実践型オンラインスクール「SAKIYOMIスクール」事業の運営責任者をしています。Instagramに特化したマーケター、デザイナー、動画クリエイターを目指したい方に向けて、3ヶ月間でSNSマーケティングに必要なスキルを習得できる講座やコンテンツを考え、設計。未経験からチャレンジしたい方が、キャリアアップのために取る行動を予測して作り込んでいきます。

▼PR TIMES掲載:「SAKIYOMIスクール」について
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000050.000044549.html

6名のチームで対応していますが、各自に裁量が任されているので、楽しい一方で責任も大きいです。例えば、スクール運営のコンセプトを「RPG(ロールプレイングゲーム)」に設定し、楽しみながらデザインスキルを習得できる仕組みにするのはどうだろう?などというアイデアを考えるのは楽しいですし、一方でそれが生徒さんにどのような影響を与えるかを考える責任も伴います。

このようにアイデアを出しながら、チームとして合意が取れれば、自由にチャレンジできる環境です。そうした楽しさを味わいたい方には向いている仕事だと思います。

───正社員として入社後すぐに「責任者」に抜擢された理由は何だと思いますか?

時には周りのメンバーに頼り、自ら提案ができるようになったからだと思います。そのように成長できたのは「何でも相談でき、自由に意見が言える」と思わせてくれる環境があったからです。

最初は「人に嫌われたくない」という気持ちが強く、会議で発言を求められても無言で終わることもありました。仮に相談したとしても、その後の反応が気になり、何もできなかったんです。少しずつ仕事を進めていくうちに、先輩社員にたくさん質問もできるようになり「大丈夫だ」と分かりました。

誰かに悩みを相談すると、相手の経験値を参考にした答えが必ず返ってきます。もちろん、最後に決めるのは私自身ですが「思考の種」をたくさんもらえるんですよね。

そうした環境のもとで、だんだんとポジティブな提案ができ、周囲にも頼れるようになりました。そこで「責任者になりたい」と考えましたし、上司からも「成長ステージを一つ、抜けたね」と声をかけてもらいました。

学生時代には何がしたいのかも分からず、自分のことにしか興味がありませんでした。最近ではそんな私が、チーム全体を動かす選択ができる推進力が身につき、やってみたいことも明確になってきたように感じています。

周囲のサポートを受けながらチームビルディングに挑む

──やりがいを感じる一方で、仕事を通じて大変だったことも多かったのではないでしょうか?

正社員になってちょうど1年後、SNSアカウント運用事業が本格的に立ち上がった頃が大変でしたね。デザイナーやクライアントなど、各関係者とのコミュニケーションの取り方が課題でした。

受注しただけでは収益の出るビジネスになりません。しかもマネジメントは経験の浅い私だけで行わなければならず、プレッシャーも大きかったです。関係者と連携し、指示を出すことが求められる中、先輩社員のサポートを受けて何とかチームマネジメントの難しさを乗り越えられたと思います。

この経験を通じて初めて「クリエイティブ領域について、そしてチームとしてどうしたいのか?」と考える機会をもらいました。チームにジョインしたメンバーが「今後、どのようなキャリアを歩みたいのか」も含めて、目指したい組織の方向性を見直しました。

定性的な指標を軸に考えていくうちに、少しずつ組織の状態も整っていきましたし、採用やオンボーディングの研修も並行しながら対応でき、チーム運営がスムーズにできるようになりました。

───ここまでの経験から新たに身についたスキル・知識はありましたか?

デザイン思考とコンセプト設計を両立できるスキルが身についたと思います。どちらにも対応できるため、結果として任されるプロジェクトも増えました。責任者になってからは、以前にもましてデザイナーとの関わりを大切にするようになったのも、新たな学びの一つです。

チームのメンバーは、私と同じように初心者でデザイナーデビューをするケースがほとんど。だからこそ、働く上ではwin-winの関係でありたいんです。そのためにも、しっかりとスキルが習得できるよう、研修資料の充実に力を入れるようになりました。これまでに身につけてきたマーケティング視点を、デザインに投影した育成方法を試しています。

迷い、悩んでいる時間も決してムダではない

───今後の目標について、教えてください。

今後は「岡本さんがブランディングしたら、必ずバズる」という状態を目指したいですね。ゆくゆくは、そのためのキャリアづくりやスクール全体のサービスブランディングにも取り組んでみたいです。

結局は、大好きな人たちとお酒を飲んでいる瞬間が一番楽しいんですよね。自分だけでなく、自分と周りの人がハッピーでいられるようにすることに、これからの人生を賭けたいと思うようになりました。仕事を通じて人脈が広がり、少しずつ自分の人間性も変わりつつあります。人の顔色をずっと伺ってきましたが、SAKIYOMIでの「挑戦できる環境」によって自分の意志が芽生えたように感じています。

そしてクリエイティブ責任者として、SAKIYOMIが発信するクリエイティブの質をさらに高めたいという強い思いがあります。社内で一本、筋を通したいんです。

私は正直、まだ企業経営について深く考えられるほど視座が高いわけではありません。それはこれから伸ばしていきたい部分ですが、今はまずクリエイティブ責任者としての役割を果たしたいと考えています。具体的には、SAKIYOMIが発信するクリエイティブとコンテンツを「より分かりやすく、伝わるもの」にしていきたいです。

さらに、SAKIYOMI自体のブランディングにも関わりたいと思っています。SAKIYOMIとして届けたいメッセージが世の中にわかりやすく伝わる状態を作りたい、そしてSAKIYOMIみんなが同じ目標に向かって進めるように導いていきたいと思っています。そのためにも、これらを統括できるポジションに就きたいと思っていて、役員陣にポジションの提案をするつもりです。

───最後に、就職活動中の方に向けてメッセージをお願いします。

自分の信じたとおりに、ぜひやってみてほしいです。もちろん、仕事は楽しいことばかりではありません。私自身も大変で、泣いてばかりの時期もありました。

その中でも一度、深く落ち込んでいたことがありました。その時、当時の代表が私に「誰かが悩んだ時に、解決できることが増えたね」と言ってくれたんです。その言葉を聞いて、「そうか。この悩みについて、誰かに伝えてあげられるようになった」と気づいてから、悩みや困りごとに向き合うことも怖くなくなったんです。

悩んでいる時間は決してムダではないので、誰かに話してみてください。見えている現実は人それぞれ違うという前提に立ち、言葉にし続けることを大切にしてほしいです。私はそうやって、這い上がってこれました。

試行錯誤しながら入社2年目に社長賞を取ったのも、周囲に悩みを共有し、解決策が見つかったからです。当社の事業の可能性は、今後も広がっていくでしょう。トレンドを生みながら、社会の動向をつかみ、幸せな将来が描けるビジネスになるはずです。

だからこそ、一緒に楽しみながら成長できる方と働きたいですね。私たちとともにアップデートしながら、自分自身を拡張していきましょう!

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