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専業主婦歴10年、3児のママ。「ブランクが怖くて社会復帰をためらっていた」私が、SAKIYOMIで働くに至った軌跡。

「もう10年も専業主婦をやっていたら、流石に会社員に戻るのは厳しいでしょ。」
「このままアルバイトかパートをして静かに生活していくしかないかな。」

きっと、多くのママさん、主婦さんたちがそんな後悔と諦念を抱えながら生活をしているのではないでしょうか。でも、ブランクや子育てによる制約が原因で働けないことはあるべき姿ではないと、SAKIYOMIは考えています。2022年現在、働き方は多様化して、自宅でも、カフェでも、地方や海外に居たって仕事ができる時代になっています。

今回の記事では、10年間専業主婦をし、そこから社会復帰を果たした山元さんにお話をお伺いしました。小2、小4、中1の3人のお子様を育てながら、業務委託として働く山元さん。社会復帰は怖くなかったのか、どんな葛藤があったのか、何をきっかけに働こうと思えるようになったのか、そして実際に今、どのような働き方をしているのか。

冒頭でお伝えした悩みを持たれている全ての主婦さん、ママさんにぜひご一読いただきたい内容です。ぜひ最後までご覧になってください。

山元 裕子 / エキスパート(業務委託) / CSディレクター

銀行に新卒入社し、海外への送金業務に従事。その後、派遣社員として商社に事務員として転職。1年ほど働いたのちに専門学校に入学しインテリアコーディネーターを含む3つの資格を取得。その後インテリアの卸会社、不動産会社にて営業を経験したのち、結婚と出産を機に離職。復帰後は友人の仕事を手伝いながら、2022年4月にSAKIYOMIにジョイン。

銀行、事務、営業、そしてインテリアコーディネーター。多彩なキャリアからママになるまでの10年。

ーー事前に山元さんには簡単なご経歴についてお伺いしておりましたが、本当にさまざまなことをやられてきたんですよね。ざっくりと、これまでのお仕事内容についてお伺いしてもよろしいでしょうか。

はい。まず、新卒で銀行に入行しました。「外国為替の仕向送金課」という部署で、日本から海外に送金をするお仕事をしておりました。銀行の窓口があって、その奥でひたすら書類の処理をする事務作業ですね。これが本当に大変で、流れ作業をこなしていくだけなので休憩も簡単に取れなくて。仕事の合間にコーヒーすら飲めなかったんです。「機械の歯車になってるんだ」と思いながら仕事をするしかなくて、流石にキツくて1年ちょっとで辞めてしまいました。

今後、自分はどのような仕事ができるのか不安と悩みの中、派遣社員として働く商社のお仕事を紹介してもらいました。貿易関連の専門知識はあったので、ガスタービンを輸出する事務の仕事をしていました。部品の発注が来たら書類を作成する、みたいな仕事でしたね。銀行時代のある種の挫折もあり、挑戦として入社した会社でしたが、自分でもできる仕事があるのだと少し自信がつき、今後のキャリアを模索し始めた瞬間でした。そしてそこの会社も1年ちょっと働いて、インテリアの専門学校に入りました。

ーー突然すごい意思決定ですね。笑 きっかけはなんだったんですか?

たまたま遊びに行ったお家が海外風のインテリアで飾られていて、とっても素敵だったんです。「こんな家に住めたらなあ」って思ってその方に聞いたら「その業界に就くのが1番良い。欲しいものが手に入りやすくなるよ。」とのことで。そうなったらインテリア関連の仕事に就くしかないと思い、そのままインテリアコーディネーターの資格を取るために専門学校に入りました。

ーー非常にピュアですね。(笑)卒業後はインテリアコーディネーターとしてお仕事を始められたんですか?

そうですね。専門学校を卒業した後は、インテリアの卸の会社に正社員として入社しました。今思えば、本格的に仕事に向き合い始めた仕事だったのかもしれません。仕事内容は、ホテルや結婚式場がクライアントで、どんな空間にしたいのかをヒアリングし、その空間に合う椅子やカーペットなどを提案、提案が通ったら実際に輸入して販売する、といったことをやっていました。1回あたりの提案金額が数百万円規模で、複数人のチームで1つのクライアントを担当する仕組みでしたね。

ーーじゃあガッツリ営業もやられていたんですね。

卸の会社での営業は2年ほど経験しました。実はその当時、副業でインテリアコーディネーターの団体にも所属していて、そこで大きな会場で開催されるイベントにインテリアコーディネーターとして登壇したり、不動産業界で有名な雑誌に記事を寄稿したりもしていました。これは実績を見られていたわけではなく、手を挙げたら誰にでもチャンスがあったんですけど、そこで少しずつ不動産に興味が湧いてきたんです。インテリアとは切っても切り離せない関係だし、個人のお客様にマンションの提案営業ができたらもっと面白いんだろうなあと。

ーーそこから再度転職なさったんですね。

はい、卸の会社を辞め、リクルートから独立したコスモスイニシアという不動産会社に転職しました。マンションをお客様に買っていただく営業を1年半くらい。インテリアコーディネーターとしての経験があったので、営業を経験した後は、実際に購入してくださった方のフォローを1年半くらいやって、合計で3年ほどコスモスイニシアで働きました。「あなたは何をしたいの?」というよく聞くリクルートの風土がとても好きで、「仕事をやらされる」のではなく、「自分で考えて仕事をする」という土壌がこの時に培われたんだと思っています。

「社会と繋がりたい」10年間の専業主婦生活から社会復帰したいと思えたきっかけ

ーーコスモスイニシアさんを退職なさって、その後10年間は専業主婦として働かれていたとお伺いしました。社会復帰したいと思われたきっかけはあったのでしょうか。

やはり社会人として働いていた歴もあったので、専業主婦をしていた時からずっと社会復帰したいとは考えていたんです。それでも10年も社会人をやっていない時期があると、どうしても自信を失っていましたし、社会復帰自体を躊躇してしまっていました。そんな中、たまたま友人に「定食屋さんでアルバイトをしないか?」と誘ってもらったことがきっかけになって。アルバイトの時間も短かったですし、収入も多くはなかったんですけど、「自分でお金を稼ぐ喜び」や「社会に出て働く楽しさ」をすごく感じられたんですね。

それを味わったからこそ、もっと働きたい、もっと社会と繋がりたい、もっと収入を増やしたいという欲や自信が出てきて、少しずつ社会復帰することに前のめりになれました。これはきっと私だけの話ではなく、現在主婦として、ママとして生活なさっている方であれば、みなさん思われていることなのではないでしょうか。1回専業主婦を経験してしまうと、どうしても社会に出ることが怖くなってしまう。それでも今、私自身は10年間という長い期間を経て社会復帰をしていますので、社会復帰することにそこまで躊躇いを持たないでいただけたらなと思っています。

ーー確かに、一度社会から離れてしまうと、社会人としてもう1度キャリアを歩むことにハードルを感じてしまう方も多く見てきました。

おっしゃられる通り、ハードルをものすごくあげてしまう方が、私も含めて多いなと。今回の記事を読んでくださり、現在パートやアルバイトをしていて「もう1度社会に出てキャリアを歩んでいきたいけど、自分でも大丈夫かな」と思われている方がいらっしゃったら、安心していただきたいんです。後ほど、SAKIYOMIで働くに至った背景もお話しできればと考えていますが、10年のブランクがあったとしても、今こうしてお仕事をさせてもらえているので。私のこれまでのキャリアどうこうではなく、純粋に1人の主婦、子育てをするママとして見ていただけるととても助かるなと思います。

ーー素敵なメッセージ、ありがとうございます。社会復帰をするにあたって、かつてのように正社員として働かれる選択もあったんじゃないかなと思っています。その中で業務委託を選んだ理由はありますか。

1番は働き方の融通が効くことですね。子供が小さいと、子供の体調や保育園の都合で柔軟に生活スタイルを変えないといけません。そう考えると、正社員としての雇用はそもそも実現可能性が低かったんです。それに、業務委託として働いていると、1人で仕事を行うスキルが身につくとも思っていました。自分で1つの仕事を回せるようなスキルを持っていれば、どんな仕事にも応用できるようになる。働く場所や時間に制限がなかったり、自分のやりたいことだけできたりと、いろんな観点から正社員よりも業務委託として働くことが理に適っていました。

ーーSAKIYOMIで働く前に、社会復帰の第一歩を歩まれたと伺いました。第一歩として始められたのはどのようなことでしたか?

知人のお手伝いで、バスソルトブランドの運営をやらせてもらっています。SAKIYOMIで働いている現在も続けていることです。売上が大きく立っているわけではないんですが、プロダクトに貼るシールを刷新したり、卸として店舗に販売したり、大手ECサイトに置いてもらえるよう営業をかけたりと、本当に幅広い業務に携わっています。言葉通り「任されている」と言っても過言ではないため、1日1時間ほどですが、ゆっくりとさまざまなことを行っていますね。

若くてアツい。そんな多様性がある会社の中で、40歳のママが働くということ。

ーー業務委託として働かれる1つの選択として、SAKIYOMIで働くことがあると思っています。そもそも、SAKIYOMIで働くに至った経緯をお伺いしたいです。

バスソルトのブランドを運営するにあたって、「もっと販売数を上げるためにはどうしたらいいんだろう?」ということをずっと考えていました。バスソルトの販売には「BASE」というECサイトを使っていたのですが、たまたまBASEで売上をあげているブランドがInstagramを活用していることに気がついたんです。じゃあやってみようということで、自分でInstagramアカウントを立ち上げて運用してみたんですが、全く成果が出なくて。本当に難しかったんです。でも、Instagramをどうにかして伸ばしていきたかったので、色々と調べていくとSAKIYOMIにたどり着いて。「こんな会社があるんだ」っていう発見をしました。

それと並行して「復業クラウド」というアプリで他の仕事を探していたんです。お伝えした通り、バスソルトの仕事は言っても1日1時間くらいで、もっともっと働きたいという想いがあり仕事を探していて。そこで、これもまた偶然にもSAKIYOMIが求人を出していることを知り、そのまま応募したことがきっかけです。

ーーまだ入社して間もないと思うので、それほどお仕事についてお話しできないかもしれませんが、実際に働かれてみていかがですか。

今はまだ、ひたすら勉強をしながら仕事を進めている段階ですね。とにかく覚えることがたくさんありますし、仕事の内容も多岐に渡っていて、それを回されている周りの方々のレベルの高さにびっくりしています。

ーーInstagramの運用ってやることが多くて、ディレクターの方々には頭が上がりません…Instagramの運用はほぼ未経験だと思いますが、それでも今周りの方と同じように、お仕事ができている理由をお伺いしてもよろしいでしょうか。

Instagramの運用自体はリーダーのサポートがあるため、きっとどなたが始められてもハードルは高くないかなと思っています。ただ、投稿すればいいというわけでもなく、投稿を分析することが重要で、今は日々その訓練をしているような状態ですね。週に1回アカウントの運用成果に関するレポートを作成し、そのレポートを元にリーダーとミーティングをして、次週の動きを決定する。ひたすらリーダーとの壁打ちの中で運用を進めていけることが、未経験でもお仕事として成立している要因かなと思っています。

ーー最後に、SAKIYOMIで働く魅力についてお伺いしたいです。

SAKIYOMIって、本当にアツい会社なんです。「自分はこう思う!」ってことを正社員の方はもちろん、大学生の長期インターン生が発言していたり、正社員のメンバーもインターン生を大学生と扱っていなかったり。業務をこなしている感覚ではなく、みんなで仕事を通じて成長して、社会の役に立つことをしようっていう想いが伝わってきます。きっと未来の日本を作っていくのはこういう人たちなんだろうなとも思いますし、若い子ってすごいなって、エネルギーをもらえているなって、自分にとってとてもいい影響を与えてもらっているなって、そんな人たちと仕事ができて嬉しいなって思えるんです。

SAKIYOMI自体、とても若い会社で、昭和生まれの私が少数派に入ることを知ったときはとても不安に思っていました。それでも、若い方々が生き生きと働かれているのを見て、自分ももっと感性を若くして、多様性を学ぶ姿勢で頑張りたいなと考えています。

また、自信がなくても、興味と学びたいという気持ちがあれば、いつからでも新しい業界で働く事ができる。それをこれまでの過去の経験から学び、今回も年齢関係なく、興味と学びたいという気持ちで、未経験領域でも挑戦する事ができました。同じようなことで悩んでいる方がいれば、勇気を持って、一歩ずつでも良いので挑戦し、変化を起こしてほしいです。

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