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「受発注を変革するインフラを創る」――ユニラボが掲げ、ユニラボ社員が一丸となって目指している未来を象徴する言葉です。
しかし、この「インフラ」という言葉は案外難しく、ともすればざっくばらんに捉えてしまいがちです。多くの人がインフラと聞くと真っ先に、水道やガス、あるいは電車などの公共交通機関をイメージするのではないのでしょうか。
では、ユニラボが目指す「受発注を変革するインフラ」とはなんなのか。ユニラボのサービス開発部で”アイミツ”を管理する田中は、このように語ります。
「企業として行う”発注”という行為に慣れている人は、世の中にまだまだ少ないんです。せっかく会社として何かを外部の企業に発注しても、そこに発生したミスマッチやギャップで問題が起きているケースが多い。それって、ものすごく色々な会社の生産性を下げているんですよね」
ユニラボがどんな社会を作りたいのか、そしてどのような働き方で、どのような事業を動かしているのか、インタビューしてきました。
「受発注の不を取り去りたい」、アイミツが目指す未来のビジネス
――本日はよろしくお願いします。まずは自己紹介をお願いします。
「田中です。ユニラボのサービス開発部のリーダーをしています。ユニラボ が開発している”アイミツ”というシステムの管理をしている部門で、ビジネスサイドとエンジニアのあいだに立って調整を行なっています」
――田中さんはプロジェクトマネージャー的立ち位置でお仕事をされていますが、もともとは何をされていたのでしょうか?
「もともとはエンジニアです!」
――エンジニアとしての経験がありながら、ビジネスとの折衝を行っているんですね!
「そうなります。技術チームを引っ張っていきつつ営業数字を追いかけたり、定性的な施策を牽引するポジションでもあります。”社内でとりこぼされている施策ややりたいことを余すことなく実現する”ために動き回っています」
――なるほど……! では早速ですが、ユニラボのメインサービスである”アイミツ”について教えてください。
「一言で言うと、”発注したいです”と言えば、何も考えずにベストな発注先や価格がわかる、というサービスです」
――発注というと、企業が他社さんにシステムなどの開発を依頼することですよね?
「そうです。もちろんシステムやアプリケーションだけでなく、アイミツでは発注できるカテゴリーが100近くあります。私たちが目指しているのは受発注におけるインフラなので、どのようなカテゴリであっても全ての企業が”発注するならアイミツを使えばOKだよね”となる状態が理想なんです」
――受発注の現場って、基本的に一般消費者が関わることが少ないのでイメージしにくいのですが……一体どのような問題があるのでしょうか?
「まず、情報の非対称性が非常に強いんです。詳しくない・自社でできない分野だから、よくわかっていないまま受発注を行ってしまうとギャップやミスマッチが発生します。そもそも世の中にはかなり、”発注慣れ”している人が少ないんですよね。」
――発注慣れ、ですか。
「そうです。そもそもどうやって発注先を探したらいいのかわからない、発注の仕方もわからない。自社で作りたいものの明確なイメージを伝えるのってとても難しいことなのですが、しっかり伝えきれていないと多くのケースで”不”が発生します。実際に、社内システムを外注で作ったけれど作ったものがうまく働かない……というケースも多いんですよ。」
――例えば、非エンジニアにとっては、会社のホームページに一機能を追加するのにだいたいどれくらいの時間とお金がかかるか想像もつかないんですよね……言われてみれば、とても難しいところな気がしています。
「そうです。その面倒さ、難しさを解消するサービスがアイミツですね。アイミツは、システム、データ、あとは人が実際にコンシェルジュとして、三方向から発注の希望を叶えられます。
発注したいという相談がアイミツにきたら、『なんでやりたいんですか?』『予算ってありますか?』『イメージに近いものってありますか?』『納期とかってありますか?』と細かく人がヒアリングを行い、うまくマッチしそうな発注先を探すんです。
そもそも”発注すること”自体のリピーターって少ないんですよね。面倒で難しいと多くの人が感じてしまっているので。そう言うものを全て解消して、当たり前のように多くの会社が適切な受発注ができるようなサービスを作っています」
エンジニア出身PMが語る、いま”Webエンジニア”を求めている理由
――ユニラボでは現在、Webエンジニアさんを鋭意募集中です。PMの田中さんから見て、エンジニアの採用ってユニラボやアイミツの成長にどのように寄与しますか?
「今はユニラボもエンジニアの比率が低いので、正直、実装で手一杯になってしまうことが多いんですよね……。ベンチャーなので、新しいチャレンジはどんどんやっていきたい。でも、新規事業をやるぞ! となった時も、今はエンジニアをなんとか捻出している状態なんですよ。
エンジニアの比率が高い組織であれば、エンジニアがどんどん案を出していくことができます。エンジニアがただの実装係、なんて勿体無さすぎるんです。より工夫のある、レバレッジの効いた施策をやっていきたいんですよね。それによって、事業成長にダイレクトにヒットすると考えています」
――田中さんの視点からすると、ユニラボのどんなところがエンジニアさんにとって魅力でしょうか?
「僕はエンジニアとして、ユニラボの環境を自信を持って勧められるんですよ。実際に知り合いが3人、リファラルで入社しています。」
――それはすごい……!どんなところが決め手だったのでしょうか?
「正直な話をすると、自由な環境、イケてる上司、報酬、だと思います。選ぶ基準は人それぞれですが、そういう待遇がある程度揃っている上で、”で、事業は?”ってなる人が多いと思ってます。ユニラボに関しては、その事業も社会の問題に直接リーチできたり、経済を動かすきっかけになるものなので、すごく意義があるんですよね」
――ユニラボの事業の魅力をもうすこし詳しく教えてください!
「一言で言うと、伸ばしがいがある。グロースハックしがいがあるビジネスモデルだ、ということです。”アイミツ”は、発注者と受注者二種類のお客様がいて、両方にファネルを持っているので、とてもやりかたに幅があります。
エンジニアチームも、SEO系の技術を駆使して事業そのものを伸ばしていくグロースハックチーム、営業チームとタッグを組んでお客様に使っていただくシステムなどを開発するカスタマーサクセスチーム、新規事業チームといろいろなことにチャレンジできる。そこが面白いなと思います」
――たくさんのチームがあるんですね。チーム間の連携ってどのようにとっているんですか?
「今の組織の課題として、チームごとの縦割りの連携をどのように橋渡ししていくか、というのは非常に重要なものなんですが、「何を作ればいいのか」という話題においては、会社全体が同じ方向を向きやすいんです。Webなのか、メールの作りやすさなのか、お客さまとの会話のログの取りやすさなのか、どこを直せばお客様にとって一番いいのか。それを各チームの意見を聞きながらやっていくために、開発チームやエンジニアの力は重要ですし、鍵になると思っています。」
アイミツをインフラにするために。作っていきたい事業とチーム
――突然ですが、ユニラボを一言で「〇〇なチーム」と表現するとしたら、田中さんならどのように説明しますか?
「卓球部、室内系運動部っぽい感じです(笑)」
――卓球部! その心は?
「活動的だし明るいけれど、チャラチャラしているところはない、という空気感でしょうか。それぞれプライベートとビジネスのメリハリがあるんですよね。みんな熱いしよく喋るけど、いわゆる”パリピ”っぽさはないというか」
――たしかに、熱さと礼儀正しさ、両方あるチームですよね。では、そんな”卓球部”みたいなチームで、これからアイミツをどのように発展させていきたいですか?
「正直、BtoBとか受発注って、いままで誰もしっかり取り組んでこなかった領域で、まだふんわりしているんですよ。それを、しっかり要素を抽出して、科学して、システムにして……そう言う形で発展させていきたいですね。根性論で伸ばすんじゃなく、スマートに?」
――会社としての今後の展望を教えてください!
「創業期らしい個人戦や乱戦状態を、いい意味で卒業したいです。組織で意志的かつ大規模に行えるよう、チーム同士の連携をはかりながら事業を伸ばしていくフェーズに入ってきたと思っています。技術や工夫を軸に、ビジネスのインフラを作って世の中を牽引していきます」
――事業において”乱戦”、”個人戦”って実際どのような状態だったんですか?
「プロジェクトの成功や完遂が、担当者の熱量次第依存になりやすい状態ですね。しっかり組織化して、声の大きい人にリソースを取られるのではなく、全体最適を捉えながらアイミツをのばしていきたいです」
――”組織で意志的かつ大規模に行う”とは、具体的にどのようなことなのでしょうか?
「自分の領域じゃないところを含め当事者意識を持ち、提案したり頭をつかえる組織にしていきたいですね。
今はみんな、やりたいことがある時に会社の強いエンジニアに「お願いします!」と仕事を頼むのが当たり前です。でもそうではなく、「あの人にそんなことお願いしてる場合じゃない!もっとすごいことやってもらおう!こっちは自分たちでなんとかしよう!」とか、「この方が今のやりかたより事業が伸びます!」と個人が責任を持って言えている状態を目指したいんです。
自分だけではなく、相手の能力や需要も知ること。自分ができることだけではなく、いろいろな協力によってアイディアが生まれ、相乗効果によって事業を伸ばしていきたいと思います。」
――ありがとうございました!
ユニラボがアイミツを通して作りたい世界観とは、「受発注をする時、全ての会社が当たり前にアイミツを使う」こと。美容院を予約するならあのサイト、今夜のご飯屋さんを予約するならあのアプリ、そして”受発注をやるのであればアイミツ”、まさに其れを目指して日夜奔走しています。
インフラを作ると言うことは、いままでの当たり前の仕組みを変えるということです。ユニラボのメンバーは、エンジニアもビジネスサイドも、みんなそのことにワクワクしながら仕事に取り組んでいます。
ぜひ、私たちと一緒に”インフラ”をつくりませんか? ご興味がある方はぜひお話ししましょう。お待ちしています!