Plott(プロット)は、IPコンテンツの企画から制作、ビジネス展開までを一気通貫で手掛けるスタートアップです。
『混血のカレコレ』『全力回避フラグちゃん!』はチャンネル登録者数200万人を突破。
『テイコウペンギン』は2022年にテレビアニメ化され、『私立パラの丸高校』はKADOKAWAグループ運営の「次にくるマンガ大賞2024」Webマンガ部門にてU-NEXT賞を受賞しました。
さらにゲームスタジオ「Plott Games」としてゲーム分野にも参入。『ドズル社』のスマホゲーム『ゴゴゴゴーストランド | ドズル社ランドを取り戻せ!』をリリースしました。
そんなPlottでは現在、「IP革命」をスローガンに、IPを起点としてビジネス領域を拡大しており、新しい仲間を積極採用中です。
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今回は、2024年半ばに設立されたPlottのクリエイティブを支える「クリエイティブ室」のメンバー・たちにぃ、ハシモ、おうみの3名にインタビュー。
クリエイティブ室の仕事や、チームの魅力、今後のキャリアプランなどを聞きました。
クリエイティブ室
制作開発ライン マネージャー
社内ニックネーム:たちにぃ
大学では物理学を専攻し磁石の研究を行う。新卒ではソーシャルゲーム会社に入社し、営業からアートディレクターへとキャリアを積み、ゲーム制作の実務経験を得る。その後2社目・3社目でもゲーム会社のアートディレクターとして活躍しつつマネジメント経験を積み、2024年9月にPlottに入社。好きなエンタメ作品は映画『ジュラシック・パーク』『ダークナイト』、アニメ『攻殻機動隊』『フリクリ』、ゲーム『アイドルマスター』『メタルギア』シリーズなど。
新規IPライン チーフクリエイティブディレクター
社内ニックネーム:ハシモ
新卒でシステムエンジニアとしてキャリアをスタート。その後、大手ベンチャー企業でソーシャルゲームのバックエンド開発やECサイトのマーケティングに従事。その後フリーランスとしてブロガーを経験した後、YouTubeチャンネルを運営する。これをきっかけに、2019年10月にPlottに正社員として入社。コメディアニメをよく鑑賞し、特に『あずまんが大王』『スキップとローファー』『負けヒロインが多すぎる!』が好き。
新規IPライン チーフクリエイティブディレクター
社内ニックネーム:おうみ
美術大学を卒業後、テレビドラマ・映画の装飾美術を経験。その後アニメの撮影会社でアニメ撮影・編集に従事。退職後にフリーランスとして映像の仕事をしていた際、スカウトを受け、2019年10月にPlottに正社員として入社。転機となったエンタメ作品は今敏の『千年女優』。
目次
Plottのクリエイター集団「クリエイティブ室とは?」
PlottのIPの世界観をつくる、クリエイティブ室の仕事
オタクウェルカム!好きなコンテンツの話をすると、自然と人が集まってくる
「クリエイター大航海時代」を生き抜くスキルと経験が得られる
Plottのクリエイター集団「クリエイティブ室とは?」
── クリエイティブ室とはどのようなミッションを追っているチームなのでしょうか?
ハシモ:現在のクリエイティブ室のミッションは、Plottが中期経営スローガンとして掲げる「IP革命」の実現に向けて、「大ヒットIPを生み出すこと」です。
クリエイティブ室はゲーム会社の開発チームを参考に2024年6月頃から整備を始め、9月頃にようやくかたちになったPlottの中でも比較的新しいチーム。設立以前は各IP直下に属していたクリエイターをチームとしてまとめることで、Plottの多岐に渡るクリエイティブ業務に応えられる体制を整えています。
── 設立の背景を教えてください。
ハシモ:従来の体制では、クリエイター同士の横のつながりが希薄となり、他のクリエイターがどのように働いているか見えにくいという課題がありました。
そのため、クリエイターのリソース調整が難しかったり、クリエイティブのスキルや知識が共有されづらかったりしたんです。
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そこで、IPの垣根を越えてクリエイターを独立した一つのチームにすることで、これらの課題を解決できると考えました。
現在、12名のクリエイティブディレクターで構成されており、大きく分けて既存IPの監修などを行う制作開発ラインと、新規IPラインの2つのラインがあります。
新規IPラインはさらに2つのサブラインに分かれており、それぞれのチーフクリエイティブディレクターを私とおうみが務めています。
PlottのIPの世界観をつくる、クリエイティブ室の仕事
── クリエイティブディレクターの仕事について教えてください。
たちにぃ:まず、私がマネージャーを務める制作開発ラインのディレクターは、既存IPに関わるクリエイティブ業務全般を担っています。たとえば、ショートアニメの監修やその修正対応、ゲームやコンビニブロマイドなどのメディアミックス展開に関する監修・ディレクションなどです。
私自身のマネージャーとしての仕事は、クリエイターのみんなが最大限能力を発揮できるよう、業務の効率化や社内外問わず様々な方とコミュニケーションを行うことがメインですね。
また、クリエイティブ室内で勉強会を開催したり、ビジネスサイドの社員に向けてデザインのポイントをまとめた資料をメンバーに作ってもらったりと、Plott全体の「クリエイティブ力」の底上げにも励んでいます。
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ハシモ:新規IPラインの仕事は、まさにIPをゼロから立ち上げること。美術設定や色彩設計、キャラデザインや全体の世界観の構築など、IPのすべてを各所とコミュニケーションを取りながらつくっていく仕事です。
まずはIPのプロデューサーが考えた企画をベースに、どのように実現していくかをしっかりと練り上げます。そこから、イラストや編集などアウトプットの方向性を詰めていく。
「ターゲットに刺さる音楽は?」「もっとカメラが揺れていたほうが臨場感が出る」など、プロデューサーや他のクリエイターと話し合いを重ねて、演出面を細かく見ていきます。もちろん、自分で手を動かして演出をつくることもありますよ。
── 仕事のやりがいや魅力を教えてください。
おうみ:制作してから時間が経たないうちにショートアニメが公開されて、反響までリアルタイムで見られるのは本当に刺激的です。視聴者に自分のクリエイティブが届いている実感が強いのは、Web媒体ならではの魅力ですね。
ハシモ:たしかに、公開されて、数字を見て、次のクリエイティブをブラッシュアップして……このPDCAを多く回し続けられるのは、スピード感のある現場だからこそ!
おうみ:企画から立ち上げまでのスピードも速いよね!世の中のトレンド感をつかんだまま制作できるのはPlottの強みだと思っています。
ハシモ:あと、業務範囲が広く、さまざまなことを経験できるので、クリエイターとしてもディレクターとしても成長できるのは、長期的な視点で考えると大きな魅力ですよね。
イラストや映像編集などクリエイターとしてのそれぞれの強みは活かしつつ、これまで触れたことのない分野も経験できるので、キャリアの選択肢を増やしたい方にはぴったりだと思います。
おうみ:ひとつの分野に縛られずに働けるのは楽しいよね。私自身、映像編集を強みに入社したものの、今はイラスト監修も担当しています。自分の新しい強みをどんどん増やしていける環境は挑戦しがいがある!
ハシモ:それに、メンバーのバックグラウンドが多様で、話しているだけでも学びが多いですよね。それぞれが得意な分野を持っているから、自然とお互いに刺激を与え合えるんです。
おうみ:そうそう、メンバー同士で話しているだけでも多くの気づきがある。日々、好奇心がどんどん満たされていく感覚があって、もっといろんなことをやってみたいという意欲も湧いてきます。
ハシモ:一緒に働く人たちと刺激し合いながら仕事ができるのは、Plottならではの魅力だと思います。
オタクウェルカム!好きなコンテンツの話をすると、自然と人が集まってくる
── クリエイティブ室のカルチャーやチームの雰囲気について教えてください。
たちにぃ:Plottの掲げる「TEAM Plott(=Plott視点で考える)」や「GRIT(=全力でやり抜く)」を全員が大切にしています。
会社起点、チーム起点で物事を考えながらも一つひとつのクリエイティブにこだわりきれる人が多い印象です。メンバー同士の仲は良く、働きやすい雰囲気があります。そうだよね……?
おうみ:働きやすい雰囲気です!クリエイティブ室はコミュニケーションを大切にしている「オタク」が多いので、「好きなもの語りウェルカム!」な雰囲気が好きです。私も普段、隣の席のメンバーによくアニメの話をしています。
ハシモ:それに対して「うるさい」と思う人もいなくて、むしろみんな話に入るタイミングを伺っている空気もあります(笑)。
たちにぃ:クリエイティブ室ならではのカルチャーで言えば、オフィスでのミニイベントを積極的に開催するようにしています。
実はクリエイティブ室のメンバーの出社頻度は週2回がベースで、他部署と比べて少ないんです。フリーランスでもやっていけるメンバーも多い中で、組織に属する意義や出社する意味を感じてもらえるよう、対面でのコミュニケーションも大切にしています。
たとえば、クリスマスには一人1,000円以内のプレゼント交換会を企画しました。かなり盛り上がって、一見一番真面目そうなハシモが一番変なプレゼントを持ってくるなど、メンバーの意外な一面を見られて、マネージャーとしても良い機会となりましたね。
また、週次のチームミーティングでは、アジェンダの最後に「ラジオ体操」があります(笑)。毎日パソコンと向き合い続けて運動不足になることは、クリエイターあるあるだと思うので、せめて週1回だけでも体を動かす機会を作ろう、と。
おうみ:ラジオ体操は意外と人気で、他部署の方も参加していますよね。
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── メンバー同士の距離感が伝わってきます。そんなクリエイティブ室では、どんな人が活躍していますか?
たちにぃ:全員が活躍している前提で、自分の強みを理解して、そこに圧倒的なこだわりを持って働いているメンバーが活躍していると感じます。
おうみ:でも想像よりも、みんな理性的ですよね。クリエイターとしてやりたいことや描きたい世界観は明確にありつつ、チームの一員としてどう動くのがベストなのかを考えている人が多いと思います。
ハシモ:Plott全体で長く活躍しているメンバーという意味では、インプットを怠っていないことが共通点に挙げられると思います。
トレンドの移り変わりが早いエンタメやWebの世界で、新しいものに触れ続けて成長しようとする意欲がある人は強いなと。
「クリエイター大航海時代」を生き抜くスキルと経験が得られる
── 今のPlottでクリエイティブに関わるおもしろさはどのような点にあるでしょうか?
ハシモ:今のPlottは大ヒットIP創出に向けて、社内外の多くのクリエイターと協働しながら走り続けているフェーズです。
業界の最前線で活躍している漫画家さんや声優さんと共に作品をつくる機会も多々あり、やりがいやワクワクを感じられると思います。
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私が入社した5年前には想像もできなかったほど、大きなビジョンを描きながら各プロジェクトを進められていて、会社の成長を感じています。
おうみ:その上で、Plottは良い意味でまだ「まっさらな会社」。これから「Plott」というブランドを確立させていくフェーズで、そのブランドづくりに携われるのは大きな魅力だと思います。
会社の成長に見合う質の高いクリエイティブを作り続けなければいけない責任はありますが、同時に、ゼロから本気でヒット作を生むおもしろさも味わえるはず。これからどんどん楽しくなってくる時期なので期待してほしいですね。
── 今後の目標やキャリアプランはありますか?
ハシモ:まずはクリエイターとしてもっと成長して、「ハシモが携わった作品なら観てみよう」と思ってもらえるくらい大きな影響力を与えられる存在になりたいです。
自分の名前を使って仕事を広げていくことは、Plottに貢献することにもつながると考えています。
おうみ:もちろん私自身が手を動かし続けていきたい思いもありますが、今はチームの後輩クリエイターの成長を促したい気持ちが強いですね。
尖ったクリエイティブをつくれるメンバーがたくさんいるので、その尖りをさらに鋭利なものにするサポートがしたいんです。
クリエイターとしての自分もありながら、ディレクターやマネジメントの立場でもキャリアを築いていきたいと考えています。
たちにぃ:Plottのクリエイティブを、ディズニーや任天堂のような、一つのブランドにしたいと考えています。Plottのクリエイティブに関わることに、多くの人が憧れを抱くような状態をつくりたい。そういった想いもあり、社内全体のクリエイティブスキルの底上げに取り組んでいます。
そういう意味で、自分で手を動かすクリエイターとしてのキャリアよりも、マネージャーとしてチームのメンバーが150%の力を発揮できる環境を整えることに注力したいと思います。
クリエイティブ室として、大きなヒット作をどれだけ多く生み出せるか。これが私のミッションであり、目標です。
── 最後に、Plottに興味を持っている方に向けてメッセージをお願いします。
たちにぃ:今のPlottはとにかく打席数が多く、手を挙げた分だけ何でも経験できる環境です。猛スピードで多くのスキルを身につけられます。
昔と比べて、さまざまなツールが発達してきた現代では、クリエイティブがより身近な世界になっていると思います。
そんな「クリエイター大航海時代」の中で、どうやって生き抜いていくのか。今のPlottは、、 一つの専門スキルではなく、物事を多角的に捉えられる多様なスキルとディレクション力を学び、ゼネラリストを目指したいクリエイターが、より良いキャリアを積める会社です。
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ハシモ:もちろん大変なときもありますが、Plottの仕事は学園祭の前日のようなカオスさと楽しさがずっと続いているような環境です。この感覚をおもしろいと思ってもらえる人はきっとPlottの仕事を楽しいと感じてもらえるはず。
まだまだベンチャー気質の強い会社なので、自ら考えて前のめりに提案できる人はマッチすると思います。熱量のあるクリエイターの皆さんと、ぜひ一緒に働けたらうれしいです。
おうみ:とにかく遊びに来る感覚で、話を聞きに来てもらえたらと。
実は私も、最初は「オフィスに遊びに来てください!」とメッセージをいただいたところから、気づいたらPlottに入社していました(笑)。あまり考えすぎず、気軽に面談を受けてもらえたら良いと思います。