「カジュアル面談」の価値を最大化するために、PNLがおこなっていること【PlayNextLab Interview】
"世界の才能と日本の可能性をつなげるプラットフォーム創出”をミッションとし、SI/SES事業、外国人エンジニアと日本企業のマッチングサービス『Talent Hub』飲食業界特化の転職支援サービス『食リーチ(※現在はこの事業は停止しています)』を運営するプレイネクストラボ。
コロナ禍以降、リモートワークの導入や、オンラインでの営業活動や採用への対応を急ぐ企業は増加の一途を辿っていますね。
私たちPNLは、小規模ではありますが、コロナ禍以前からオンラインによるカジュアル面談(選考要素のない面談)を導入している会社です。
今回「#新しい就活様式をはじめよう」というテーマに合わせ、私たちが行なっているカジュアル面談がどのようなものか、その裏側にはどのような意図があるのかをまとめました。
あくまで一例ではありますが、これからオンラインによる面談をはじめる企業・候補者の方々のご参考になれば幸いです。
カジュアル面談とは、お互いの人となりを知る第一歩。自分のことを、惜しみなく伝えてほしい
お話を聞いたのは、HRソリューション事業部を率いる取締役の井出さん。
営業領域を取りまとめる役職でありながら、ほぼすべての初回面談を担当するPNLのリクルーターです。
1ヶ月に20件以上の面談をこなす井出さんが思う、「カジュアル面談」とは?
「私のカジュアル面談は、一言であらわすなら『初回アポ』のような面談ですね。
お互いの人となりを知る第一歩。そして認識のすり合わせをする場だと思っています。
『面接』とは異なり選考要素はありませんので、相互にフラットな関係で本音を話し、価値観を伝え合うのが理想です。
僕たち企業が上ではもちろんないですし、逆に候補者の方をお客さまのようには扱うこともしていません」
形式として決めているわけではありませんが、大まかなカジュアル面談の流れは以下の通り。
① 候補者の方から自己紹介
② 自己紹介に対して質問
③ PNLの説明
④ 質問受付
⑤ 終了、次回ステップのご案内
当然のことながら、自己紹介には「これが正解」なんてものはありません。
目的はただ相手を知ること。
自己紹介に対しての質問では「どうしてその学部に入ったの?」「将来どうしたい?」など面接でもありがちな質問をさせてもらうこともありますが、期待している答えがあるわけではないのだとか。
また、自己紹介の後にPNLの説明としているのは、前職・これまでの経歴・PNLへの理解度を考慮して、なるべくわかりやすい説明を心がけているからだそうです。
かつての失敗を経て、カジュアルだけど真っ向勝負な面談へ
今でこそ、面談中に「どんな人生にしたい?」など熱い質問も飛び交うPNLのカジュアル面談ですが、
過去には文字通り『カジュアル』に、当たり障りない話をする場、PNLのことを紹介するだけの時間にしていたことも。
しかしそういった場合、結局候補者にとって「受ける・受けないを判断する決め手がない」ような状況が生まれてしまうこともあったといいます。
現在の面談スタイルは、さまざまな過去の失敗も踏まえて作り上げられたもの。
そしてこれからもブラッシュアップを続けていきます。
「言葉で伝えるのが難しい場合は、これまでの作品や実績を見せてもらうのでもいいと思っています。
自分の話ばかりする機会はなかなかないと思いますが、僕たちが企業として貴重な情報を開示する分、
皆さんにも自分のこと好きな商品やサービスを紹介するようなつもりで、惜しみなく話してほしいですね」
すごい経歴がなくても、雄弁でなくてもいいんです◎
ここまで読んで「自分のことを話すって何?やっぱり面接じゃん!怖い怖い!」と思った候補者もいらっしゃることと思います。
しかし企業の人事から見ると、やっぱり「カジュアル面談」と「一次面接」は全然ちがうもの。
もっとも大きな違いは「選考要素がない」という点につきます。
学生の方でも、ITやHR業界でのご経験がなくてもお答えいただけるような質問をご用意しています。
また、当日うまく話せなくても、選考に進むご意思があればその日までに再度ご自身のことを深掘りしてきてくださいね。
「ITやHR領域の仕事というのは意外と、言葉へのこだわり、相手への興味、自分やサービスの言語化というのが大事な要素です。
他の会社の選考でも必要なことですし、ぜひ自己分析の一環として使ってみてもらえたらと思います。
実際、『もう1回面談してくれませんか?』『友達が勧めてくれたので来ました!』という学生さんも多いんです。
当たり障りのないよくある質問より、突っ込んだ質問をしてお人柄を伝えてくれてもいいと思います。
すごい経歴がなくてもいいし雄弁に語れなくてもいいから、ぜひPNL流のカジュアル面談を楽しんでいってください!」
PNLでは現在も、各事業部で新しいメンバーを募集中。
カジュアルだけど本音でぶつかるPNLのオンライン面談、今後増えるであろうオンライン面談の練習もかねて、ぜひ一度経験してみませんか?