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冷蔵庫をきっかけに入社、アメリカで野宿|24歳マネージャーのこれまでと、今挑戦したいこととは?【PLAY&co 社員Ep.5】

経歴

奈良県の高校を卒業後、アメリカの大学に音楽専攻で進学。
中退した後アメリカ大陸縦横断を実行する。
帰国後、フリマサイトで冷蔵庫を探していたところ、弊社大阪店舗の新規施設立ち上げ支配人の求人を見つけ応募。弊社初の大阪店舗の立ち上げメンバーとして働き始め、マーケティング、大阪採用担当も兼任するように。今年の4月には、アートをテーマにしたホステルのリプレイスを担当し、支配人を務めている。


アメリカでホームレスに混じって生活、ホステルに初めて泊まる。

ホステルは、アメリカの大学を脱走した後、アメリカ縦横断をしていた時に初めて利用しました。
アメリカの大学へ進学したのは音楽を勉強してみたかったから。
中学生の頃に音楽活動を始めたきっかけが、アメリカの音楽フェス、ウッドストックフェスティバルのジャニスジョップリンのパフォーマンスだったので、アメリカへの漠然とした憧れがもともとあったんですよね。それ以来音楽への興味関心だけはずっと薄れなかったので、高校卒業後も自然と音楽を勉強してみたくて。

ただ音大ではなくて、音楽を専攻しているという形だったので、ずっと音楽ができるわけではなく。必須単位取得のための一般教養学とマンボウの生態研究に嫌気がさし、大学から脱走して、アメリカ大陸を縦断する生活をはじめました。

旅中はお金が全くなかったので、宿は友人の家か野宿。寒い時期に2週間ほど野宿が続いたあと、ボストンで友人宅に泊めてもらう予定がドタキャンされてしまい、安かったホステルへ避難したのが初めての利用です。野宿が続いていたので天国のようでした。


野宿をしていた時に、現地のホームレスの方に混じって、彼らの真似をしながら生活して、一緒にストリートパフォーマンスをして、また移動をして、という暮らしを送っていました。

ゲイバーのママとの出会い、スキルアップ。

帰国後、大阪でホームレスになりかけていたところを、ゲイバーのママに拾ってもらい、お店で寝泊りしながら働くことに。3カ月間アメリカを巡った後は帰国したものの、諸事情で家を失くしまして。今思うとよく拾ってくれたな、と。
この間は、バーの常連さんからグラフィックデザインや音響、イベント企画など多種多様なお仕事を紹介してもらい、独学で勉強したり、いろいろなものに触れられたり。自分を試しながらスキルアップさせてもらえる良い時間と機会をいただきました。

人との出会いで、人生が面白く。

高校生の時に応募したエッセイコンテストで入賞し、ドイツとフランスに行ったんです。が、当時の僕は、全く英語を聞き取れず、話せもせず。現地で出会った方々とコミュニケーションが取れなかったのが悔しくて。
この出来事から英語は頑張って勉強するようになりました。現地の方とコミュニケーションできなかった経験がなかったら、英語も勉強せず、アメリカでも生き残れなかったかもしれない。結果的にホステルの仕事でも活きているので、あの時、悔しい思いをすることができてよかったです。

その後に出会った、ゲイバーのママや、仕事を紹介してくれたバーの常連さんたち。
いろいろ教えてもらったし、怒られたし、多分拾われてなかったら、今よりも社会や他人を舐めた生き方をしていたと思います笑
多様な仕事・職種が経験できたという意味でも、一つのターニングポイントだと思ってます。

冷蔵庫をきっかけに入社。

弊社のことは、某フリマサイトで冷蔵庫を探していた時に求人を見かけて知りました。
フリマサイトに求人を出す会社があるという驚きと、ホステルを利用した経験からくる興味とが重なり、受けてみることに。それまで会社に入社して働いたこともなく、何でも屋として生きてきたので、そろそろ会社に入ってちゃんと働いてみてもいいかという思いもありました笑 残念ながら冷蔵庫は見つかりませんでした。

実際に働いてみて。

(実務内容は経歴参照)
サポートの仕方が特徴的な会社だな、という印象があります。
助け合う文化が全体に浸透している、業務が行き詰まって困っているときに声をかけてくれる感覚があります。
誰かが「助け合いましょうね」と言っているわけではなく、新しいメンバーが入社しても、なぜか自然とみんなそうなっていくんです。他の人に助けられた経験から、今度は自分が返していきたいという思いで日々働いているからではないでしょうか。また、その助けに来てくれるタイミングが絶妙なんです。
ただ、過剰に助け過ぎることはなく、自分の成長に繋がるように手の引き方も上手い。このバランスの取り方はマネージャー陣が上手なので、見習いたいなと思っています。

クリエイティブとホステル。

今回、私が開業を担当したホステル(2021年3月開業)は、アートをテーマにしています。

今の社会って広告・マーケティング戦争で、とにかくマーケティングが上手なものが人の目に触れ、人気を集めますよね。検索履歴から、好みに合ったものが広告やおすすめに出てくることも多い。かなり好みが誘導される社会になってきているのかなと感じていて。

本当に自分が好きなものなのか?
自分が選ばされているだけではないのか?

と考えるようになりました。
以前から自分でアートギャラリーをやってみたいという興味もあり、今回、アート×宿泊という機会をいただいたので、これはチャンスだと考えています。
世間では大きく流行していたり、認められていたりするわけではなくても、自分の感性を信じて、自分で選び取ったものを人に届けられるような空間を手がけていきたいです。
知り合いのアーティストも多いので、空間を提供することで彼らの手助けもできたらと思っています。

ー他社員からの印象

・そつなくクールにこなしているように見えるが裏でめっちゃ努力してるタイプ!
・仕事が好き、スタッフが仕事しやすくなるため頑張ってる、優しい人です。
・NG無し芸人。基本なんでもこなしてしまう印象があります。
・謎系でしっかり者の印象。マルチな才能の持ち主。
・いろんな才能を隠し持っている人、めっちゃ面白い話を何個も持ってるので話していて面白い!!
・地獄から這い上がってきた男。(笑) 一見クールに見られがちだと思うけど、熱い部分があったり、オモロイことを言う一面も。あとはかなりの説明上手。
・名の如くクール I am KaiseiはI am cool と同義語


バッグの中身。普段から荷物はPCと財布程度しか入れていないそう。左上のカラフルな箱はタロットカード。タロット占いもmバーで働いていた時にマスターしたんだとか。

これからの抱負。

まず、コロナ禍での影響を多分に受けている宿泊業界で、業績を安定させることですね。
運営をしている以上ビジネスとして成り立たせないといけません。支配人として、ホステルを運営する会社としての責任もあります。
安定した運営を継続できれば、スタッフのみんながより働きやすく、かつ挑戦しやすい環境にもなると考えています。自分自身色々なことに挑戦させてもらいながら成長できていると感じているので、今度は自分が、そんな場所を提供できるようになりたいです。

並行して、業務の自動化・効率化も進めていきたいですね。
データの取り出しや書き出しを一つ一つ手作業で行っていることは、まだまだ多いと思うんですが、時間コストがかかるしどうしてもヒューマンエラーが発生する。自動化できれば、作業やエラー対応の時間に加え、研修の時間と労力も削減でき、ものすごくメリットが大きいと考えています。
人間がやるべきことにもっと時間を割けるよう、自動化・効率化を図りたいですし、試行錯誤しながら一緒にアップデートしていけるようなチームができたらなとも思っています。

野宿をしながらアメリカを巡った経験、バーでの人との出会い、冷蔵庫を探していたら見つけた弊社との出会い。出会いを引き寄せ、経験を自分のものにしていく力を感じるインタビューでした。色々な場所で得たマルチな才能と感性で、どんな空間が創りあげられていくのか必見です。

次回インタビューもお楽しみに。

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