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バックパッカーからホステルの支配人へ。プレコーの母の原動力【PLAY&co 社員Ep.4】

経歴

大学4年次のオーストラリアでのワーホリを経て、バックパッカーとして世界を巡る。
旅行業人材派遣会社、大手ホステル会社で勤務ののち、結婚と出産で離職。
お子さんが1歳を迎えるタイミングでPLAY&coへ入社し、
現在は支配人を務めながら、人事のサポートも担当。

海外あちこちをめぐられた経験について教えてください。

大学3年次終了のタイミングで休学し、オーストラリアへワーキングホリデーに行ったのが始まりです。
英語が一言も話せない、まず日本から一度も出たことがなく、実家暮らしで、世界は日本中心、いや東京中心に回ってると思っていたので(笑)、価値観が何もかも変わり、
「私って環境適応能力にスーパー優れているのでは?もうどこでも生きていける気がする!」
と現地で”覚醒”しました。笑

覚醒後、色々な場所に旅に行きましたが、その中でも印象に残っているのはカナダ縦断旅かな。スケジュールも目的も決めず、地図だけ持って移動していました。現地ではWWOOFというサービスを使い、牧場でのお仕事を手伝う代わりに、滞在先とご飯を無料で提供してもらってました。
滞在先は田舎が多く、現地でやることもなかったので、自分は何がしたいのか、自分は何者なのか、ひたすら自己を追求する時間がたっぷりありました。そのことでも印象に残っているのかもしれません。

”覚醒”について具体的に聞きたいです。

物事の見方、考え方が完全に変わった、ということです 笑
特に、”いい意味で空気を読まない”スタンスを知ったことと、何事にも疑問を持ち、その意味と理由を考えるようになったこと、は大きな変化だったと思います。
日本で自ら意見するのって少し勇気がいることだったり、人と違った意見を言うと空気読まないと言われたりしがちですよね。でも、オーストラリアではただの意見の無い人と見られる。自分が違うと思えばちゃんと意見する、それは自分をちゃんと表現することだから大切なんだと気付きました。
何事にも疑問を持つようになったのは、自分の国の当たり前を客観的に見つめ直すようになったからです。
例えば、バスや電車に乗っているとき、日本では静かにしなくてはいけないけど、世界にはうるさい車内も存在しますよね。
今まで「そういうものだから」で流していたことに理由を問うようになったことで、思考に奥行きが出てきた気がします。

とにかくワーホリを経験したことで、自分の世界が一気にぐーーーんと広がりました。紛れもなく私の人生のターニングポイントです。
「私の可能性は無限だ!!!型にとらわれない生き方をするんだ!!!うおーーー!!」
と希望に満ち溢れていました。笑
今でもこのときの写真や日記を見返すと、あのときの気持ちが蘇ってきて、よし、がんばろうと、過去の自分に応援してもらえます。

そんな旅人がどのようにPACにたどり着いたのでしょう?

ワーホリ中、世界中の友達から日本について聞かれた時に、全然答えられない自分に衝撃を受けまして、、もっと日本を勉強して、日本の良さを海外に発信したい、自分でツアーを作って販売したいと思ったので、大学卒業後は旅行業の人材派遣会社へ入社しました。
が、入社したのは年功序列、長い拘束時間、残業が正義とされるような職場。オーストラリアの(自由な?)労働環境を知ってしまっている私が、この労働環境に耐えられるはずもなく、、私はここにいてはいけない、と数ヶ月で退社を決断しました。
その後に働き始めた大手ホステルのスタッフとして宿泊業に携わるうち、魅力にすっかりはまってしまいました。
結婚し、出産して、また働きたいなと思ったときも、頭に浮かんだのはやっぱり宿泊業。以前にも店舗スタッフとして長く働いていたので、今までの知識をアウトプットできる裏方の運営の部分に関わりたいと考えていました。そんなとき、PLAY&coの求人を見かけ、会社を知りました。
当時1歳だった子供を保育園に預けて仕事を始めることは、私にとって大きなチャレンジでしたが、私のホステルに対する情熱を会社は、働くママをサポートします!と受け止めてくれてとても救われました。

宿泊業の魅力ってなんだと思いますか?

働いている人たちの考え方が似ているところだと思います。
この業界にいると、私と合う人とたくさん会えるから楽しいです。
もちろんゲストとのコミュニケーションもとても楽しいですよ!でもゲストが私たちの施設に泊まる目的は、旅行だけではなくて、ビジネスや就活、と多岐に渡ります。その一方で働く人たちは、特にホステルだと、基本的にみんな”旅”が好きか、もしくは”宿”が好きで働いている人が多いんですよね。だから、共通点が多くてすぐに仲良くなれるし、仕事の上でも価値観が合う。この業界は、まさに私の居場所だなあとつくづく感じます。

自分の業務にかける想いを教えてください。

施設の支配人は、自分の担当する施設を”いい施設にしたい”ってみんな思うんです。
でも”いい施設”の定義は人それぞれで、それが違うから面白い。

私のいい施設の定義は、スタッフが楽しく輝いて仕事をしている施設。
自分の仕事が楽しければ、施設に愛を持つようになるし、施設に愛を持てるようになると、そこに泊まるゲストを大切にしよう、暖かく迎えよう、ってなるんです。
スタッフにもゲストにも、自分の家だと思って安心してもらえるような施設作りのきっかけや基盤を作るのが私の仕事だと思っています。

自分が支配人だからこそわかるのですが、ぶっちゃけ日々忙しいです。
他のみんなも忙しいはずなのに、何か困ったことがあった時に相談すると、自分の仕事を一度離れて、一緒に悩んで、解決に導いてくれる。
そうやってたくさん助けられるから、自分も、助けを求められたら絶対に応えたいって思ってます。
仕事を任せるのって、相手を信頼していないとできないですよね。新しい試みや導入したいことなど、どんなに小さなことでも耳を傾けてくれて、どうすれば実現できそうか一緒に考え、方向性が見えてきたらではやってみよう!と任せてくれる。
私を信じて任せてくれた、その受け取った信頼が、私の原動力になっている気がします。

売り上げや稼働率などのミッションの他、日々大変なことももちろんありますが、迷ったときは導いてくれる社員や、私を信用して任せてくれる経営陣のおかげで、毎日楽しく有意義に働けています。

他の社員からの印象について

・超自由人のお母さん。真の旅人。プレコー内で戦ったらぶっちぎりで一番強い(色んな意味で)
・懐が広く、聞き上手でもあり話し上手でもある。(笑)
・エネルギーに溢れていて、元気をもらえる存在、いつも会話の中心にいてほしい頼れる存在です
・ホステル/ゲストハウス大好き。タフさある。熱心。エネルギー溢れてそう
・PACの母、って感じ。普段の業務や発言からホステル愛が滲み出てる。
・施設のお母さん的存在で、チームを引っ張っていくパワフルさに憧れます!正義感が強く、男前でかっこよくて尊敬しています!

嬉しくてニヤニヤしちゃう!
でも戦ったら強そうってなに?無人島で生きていく自信はあるけど、何とも戦うつもりはないよ笑

シンプルな中にも、鮮やかな色やエッジの効いた小物が。
小さな子供がいるので、普段は「おかし食べたい!」「手が汚れた」「鼻水でた~」「おもちゃどこ!!!」に対応できるドラえもんのなんでもポケット的な仕様になっているとのこと。

日々の目標にしていることや、今後挑戦したいことについて聞きたいです。

結婚前に在籍していたホステルの支配人を、理想の支配人像として目標にしています。
しっかりしているけど、いつもニコニコしていて、楽しむことを忘れない人でした。電話は鳴りっぱなしだったし、すごく忙しかったと思うんですが、常に話しかけやすかったし、人のために喜んで時間を割いて助けてくれるような人でした。
私自身が支配人になった今も、常に憧れの存在として心の中にいるので、近づけるよう、越せるよう、日々取り組んでいます。

施設としては、コラボ企画に取り組んでいきたいです。アーティストとコラボしてミニライブを開催したり、ものづくり作家さんを呼んで販売したり、カフェやマルシェなど、ラウンジエリアを活用したり…とにかくなんでもやってみたいです!
自分がいいな、と思ったものを人に紹介するのが好きなんですよね。
人が集まる空間を提供し、そこで楽しんでいる人たちを見るのが楽しい人間なので。

言葉の端々から、旅と人とホステルへの愛が感じられた今回のインタビュー。
バックパッカーとして世界中を巡った経験があるからか、全ての旅人たちに寄り添う空気を自然と作り出せる彼女。ホステルラバーが作るホステルが、今後どのような成長を遂げていくのか注目です。
次回のインタビューもお楽しみに。

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