ペライチでは、ホームページ制作だけでなく、予約や決済といったビジネス運営に必要な機能を提供しています。その中でも、決済機能はユーザーが実際に収益を生み出すために欠かせない重要な機能です。
今回は、この決済機能の進化に向けた取り組みを通じて、MVT(全社最優秀チーム賞)を受賞した決済エンハンスチームにインタビュー。
開発企画の小栁さんとエンジニアの永見さんに、チームのミッションや日々の開発への想い、そして今後の展望について伺いました。
小栁 修平(おやなぎ しゅうへい)/ プロダクト企画部 PdMチーム
永見 直樹(ながみ なおき)/ 開発部 リードエンジニア
ー 決済エンハンスチームとはどのようなチームでしょうか?
小栁:
ペライチの「決済エンハンスチーム」は、決済機能に関する新規開発と保守運用を担うチームです。
ユーザーのビジネスを拡大させることをミッションに、誰でも簡単に決済機能を活用できるような取り組みを行っています。
単なる機能開発に留まらず、ユーザーの売上拡大に直結する施策を生み出すため、GMV(流通総取引量)を主要な指標とし、ペライチ決済を通じてどれだけのビジネスが生まれたかを測定しています。
チーム構成は2つのユニットに分かれています。
Aチームは既存の決済機能の開発を担当し、「通常のペライチ決済」「定期便」「リンク請求」「クーポン機能」などの改良・強化を行っています。
一方でBチームは、ペライチベトナム(PVN)と連携しながら、保守運用とあわせて新規プロダクトのUI/UX改善を中心に取り組んでいます。
ー 例に挙げられた「リンク請求」の機能リリースに向けた取り組みが、今回のMVT受賞につながりましたね。そもそも、ペライチではどのような決済機能を提供していますか?
小栁:
ペライチでは、ユーザーのビジネススタイルやニーズに合わせて使い分けられる2種類の決済機能を提供しています。主な形式は「ネットショップ型」と「リンク請求型」の2つです。
ネットショップ型では、商品ブロックを作成し、通常決済や定期便などの商品販売ページを構築できます。複数商品を扱いたい方や、商品の魅力をページ内でしっかり伝えたい方におすすめです。
一方、リンク請求型は、商品ページを作成することなく、決済リンクを簡単に発行できる仕組みです。個別にお客様へ請求したい場合や、すぐに決済を始めたい方に適しています。
それぞれの特性を理解し、自分のビジネスに合ったスタイルを選ぶことで、よりスムーズに売上アップにつなげることができます。
ー リンク請求機能の開発において意識したことはありますか?
永見:
リンク請求機能の開発では、まず「スピード感」を一番意識しました。
ユーザーからの要望もあり、できるだけ早く届けることを目指して、自分の工数をこの開発に全振りする形にしました。結果として、だいたい1ヶ月くらいでリリースまで持っていけたのは、チーム内の連携がうまくいったおかげだと思います。
とはいえ、スピードだけを追い求めていたわけではありません。「使いやすさ」や「安全性」にも細心の注意を払いました。決済はお金が絡むセンシティブな領域なので、万が一障害が起きたときに、ユーザーのビジネスそのものが止まってしまうリスクがあります。ペライチだけが被害を受けるならまだしも、ユーザーに損失が出てしまうのは絶対に避けたい。そういう意味でも、常にユーザーファーストの視点を持ちながら、UIの設計から内部の実装まで丁寧に進めました。
障害を完全になくすのは難しいですが、未然に防ぐ工夫や、発生したときにすぐ対応できるよう設計書をしっかり整えるなど、保守・運用まで見据えた開発を意識しています。また、リリースして終わりではなく、安心して長く使ってもらえるようなプロダクトを目指して、可読性や保守性の高いコードを書くことも大切にしています。誰が見ても理解できて、引き継ぎやすい状態にしておく。その上で、スピードと品質、どちらも妥協せずに取り組むことを心がけています。
-様々な工夫の結果、社内表彰に繋がったのですね。改めて、四半期表彰「MVT」の受賞おめでとうございます!
小栁:
ありがとうございます!今回このような賞をいただけたのは、まさに“ALL Peraichi”で取り組んだからこその結果だと思っています。
僕はPdMとして市場調査や要件定義といった設計を担当しましたが、実際に形にしてくれたのはエンジニアやデザイナーのメンバーたちです。さらに、それを世の中に広めてくれたマーケティングチームや、使い方を伝えてくれたセミナー、アドバイザーチームなど、本当に多くの人に関わってもらいました。なのでこの賞は、関わってくれたみんなで一緒に取れた賞だと感じています。これからもチームで最高のプロダクトを届けていけるよう、引き続き頑張ります!
ー最後に、お二人の今後の展望について教えてください
小栁:
決済機能は使われているものの、まだまだ伸び代があり、GMVをさらに拡大していく必要があると感じています。今は保守対応が中心になりがちですが、0を1にする新しいプロダクト開発にも意識を向けたいです。そのために、ユーザーの声をもっと拾い、ヒアリングと効果検証を重ねながら、ニーズに合った機能を提供していきたいです。プロダクトが成熟してきた今こそ、改めてベンチャースピリットを持って挑戦していきたいと思います。
永見:
ペライチ全体の開発において言えることですが、これまでの開発によって、コードが複雑化し、開発効率に影響が出ている部分があります。今後は整理や再設計も含めて、より開発しやすい状態に整えていきたいと考えています。最終的には「決済ならペライチ」と言ってもらえるような使いやすさと信頼性を備えたサービスを目指していきます。
また、AIなどの技術も積極的に活用しながら、ユーザー課題の解決や開発の効率化にも取り組んでいきたいです。
ー小栁さん、永見さんありがとうございました!
私たちにはビジョンの達成に向けて、常に高い目標を掲げ一緒に突き進んでいく仲間を募集しています。
ご興味をお持ちいただけた方は、ぜひ一度カジュアルにお話ししてみませんか?