PA Communicationは、ライフスタイル分野に特化したデジタル&PRエージェンシー。ブランドや商品の情報を消費者へ届ける戦略からサポートしている会社です。
今回は、社内表彰制度を知っていただくため、8月、9月と連続して記事にてご紹介。
今ブランドが求めているプロジェクト内容とは?
担当者はどうやって成し遂げたのか?
社内賞には、経験したものだけが知る知恵があり、明日へのヒントが満載である。
PA Communicationでは、最も素晴らしいプロジェクトに贈られる「ベストワーク賞」として、半年に1度、社内エントリー、社員による投票によって、獲得者が決まる仕組みだ。
2019年夏のエントリーでは、グローバルPR部門の加藤翔哉さん(2018年新卒)が獲得した!
との結果報告を受け、どのようにして受賞に至ったのか、早速、加藤さんにお話を伺った。
PA Communication の「ベストワーク賞」とは?
「ベストワーク賞」とは、どんな賞なのか。
これまで仕事実績を評価する社内賞は「PR賞」「ベストプロジェクト賞」と二つであったがSNS台頭の環境も考え合せ、二つを統合し賞金(大賞15万円、副賞5万円)も増額して「ベストワーク賞」として1つの賞に集約された。
個人を評価する賞としては「MIP賞」「社員賞」もあり加藤さん初めての三冠となっている。
今回、2019年度上半期「ベストワーク賞」は、
「Happy Socks (ハッピーソックス)」と「The Rolling Stones (ザ・ローリング・ストーンズ)」のコラボ記念。3月16日(土)&17日(日)にロンドンバス・ポップアップストアを渋谷にてオープン!
に決定した。
プロジェクトの構成ポイントは3つ。
- ポップアップストア:ロンドンバス走行による知名度向上
- コラボレーションアイテム:音学史上もっとも有名なアートワークである、ザ・ローリングストーンズのアイコニックなロゴを使用したソックス
- 拡散型のプロモーション:メディア・インフルエンサーからの発信
結果として
- ブランディングの強化
- ナイガイ様との信頼関係構築
- 2019年下期 プロモーションへ
- 本国からの評価
へ繋がった。本国チームがイギリスでのプロモーションにも採用するという評価を得たのは、企画を提案した加藤自身もモチベーションが上がり、貢献できた嬉しさひとしおであったという。
プロジェクトマネジメントの極意は?
約7時間時差がある本国(スウェーデン)ブランドチーム、国内販売チーム(ナイガイ)、さらに、今回コラボレーション先のレギュレーションとして、ザ・ローリング・ストーンズとのやりとりが発生する事となる中、加藤さんがどのように調整していったのか、伺ってみた。
「2018年末に決まり、実施は3月。新商品の特性を見て、企画を考えました。まず、本国が来日した際、ナイガイ様含む全体の前でのプレゼンテーションで、先方が意図する事を理解しつつ、直接、コミュニケーションができた事が大きいと思います。」
グローバルブランドの多くは、日本市場での知名度向上とイメージを大切にしたブランディング施策を求める。そこで、ブランドのテーマでもある、「世界中にハッピーな気持ちを拡散」をリアルイベントで体感してもらいたい。ブランド認知度向上には、ターゲットのコミュニティを活性化させ、ブランドビジョンへの注目度が高まるようなイベントを提案した。
加えて、国内で販売展開も視野に入れ、イベントでの実売や実店舗への来店促進につなげるため、提案した「ロンドンバス型のポップアップストア」の案が採用。
ファッションアイテムもネットで購入する層がスタンダードとなる中、街中でブランドの世界観に触れて、ブランドイメージを作っていく。ポップでカラフルなラッピングを施し、ザ・ローリング・ストーンズの曲も流し、非売品や限定アイテムを用意し、SNSでの反響も意識した。SNS施策は、本国からのリクエストでもあったという。
本国とダイレクトにディスカッション出来、最短距離で要望に応え、大きなプロジェクトであっても、無駄のない作り込みができた事が大きい。
メール上では、
- コンパクトに言いたいことを纏める
- 締切をかなり早めに伝える
といった工夫で、複数先と多くの事を決め込む中、スケジュール管理は徹底した。
つづく(後半は、9月公開予定)
<担当>
加藤翔哉さん
2018年新卒入社
テンプル大学卒業後、2018年入社。海外留学の経験を活かし、1年目からFOREVER 21・FUEGUIA 1833・KAKAO JAPANなど外資系クライアントを主に担当。現在は、PUMA、HappySocksを中心にPRコンテンツやイベント等のプロデュースを手掛ける。
聞き手:川原真由子(採用広報)