1. 誰かの人生の転機を支えたい──そう思って始めた不動産営業
新卒で入社したのは、700名規模の不動産仲介会社でした。
特別な野心があったわけではありません。
でも、心の奥でずっと思っていたことがあります。
「誰かの人生の転機に寄り添えたら、それってすごく素敵だな」
住まいが変わる瞬間は、その人の人生の軌道が少し動く時。
その選択を支え、「あなたで良かった」と言ってもらえたら──
そんな仕事なら、私はきっと頑張れる。そう信じていました。
けれど、現実は少しずつ私の想像とズレていきました。
2. 良い物件は先輩へ、勝ちにくい物件は若手へ
最初に任された物件は、成約につながりにくいものばかり。
営業現場には、借りられやすい人気物件ほど先輩やベテランに優先的に回り、
若手にはどうしても“勝ちにくい物件”が集まってしまうという空気がありました。
「そういう世界なんだ」と理解しようとしたけれど、
努力の前にスタートラインが違う感覚は、静かに心を摩耗させていきました。
3. お客様の“100%ハッピー”を願うほど、自分が削れていった
さらに、良い物件を任されるには“営業として認められる”必要があって、
認められるためには、
お客様にとって100%ベストではない物件でも提案しなければならない
そんな場面がどうしても出てきます。
貸主に喜んでもらえる瞬間はあるのに、
お客様の本心に寄り添いきれないまま“良く見せて提案する”。
そのたびに胸の奥がそっとざわつきました。
そのうちに、ふと思いました。
「誰かを幸せにしたくて始めた仕事なのに、お客様も私も、少しずつ犠牲になっていない?」
そんな小さな違和感が積み重なるほど、
私の中の“誰かの笑顔のために頑張りたい”という原点は、じわりと削られていきました。
4. 電車の窓に映った働きアリのような自分
そして、ある日の帰り道。
電車の窓に映る自分の顔を見た瞬間、言葉が出なくなりました。
疲れている、というより、
“少しずつ自分でなくなっていく”ような表情。
「なんだか、働きアリみたいだな……」
「歯車みたいに、ただ毎日を回しているだけだな……」
そんな言葉が、ふと浮かんでしまったんです。
頑張ることは嫌いじゃない。
でも、“誰かの毎日を確実に良くできる未来”が見えないまま頑張る働き方は、
私にとっては思った以上に苦しかったんだと思います。
あの日の窓に映った自分は、その積み重ねが形になった姿でした。
5. もう一度、“誰かの負担を軽くする仕事”がしたい
転職活動を始めて、ひとつ気づいたことがあります。
私は、“誰かの毎日を軽くする仕事”が本当に好きなんだ。
良い提案をしたら、相手のストレスが減る。
時間が生まれ、仕事が回るようになる。
その未来を一緒に作るのが嬉しい。
そう気づいたとき、不動産で感じていた違和感の理由が腑に落ちました。
だから私は、
胸を張って「これは良い」と言えるものを、正しい形で届けられる仕事
に出会いたかった。
その想いにフィットしたのが、オレンジワンでした。
6. CSとして見えた、“企業の小さな疲れ”
入社後はまずCSとして、
情シスやバックオフィスの問い合わせ対応の現場に向き合いました。
そこで気づいたのは、
企業は“業務が回っているようで、実はかなり負担が大きい”ということ。
・ずっと鳴り続けるチャット通知
・引き継ぎが難しい属人化
・Excelやメールに積み重なる情報
・作業が積もり、誰も気づかない小さなストレス
どれも、単品では“問題”とは言えません。
でも積み重なると、人の気力を静かに削っていく。
その姿に触れるにつれて、私は素直に感じました。
「これを変えられたら、誰かの毎日が確実に良くなる」
不動産のときよりも、ずっと自然に“助けたい”と思えた。
それが、私がもう一度営業に挑戦してみたいと思った理由です。
7. そしてもう一度営業へ──“チームで戦う営業”との出会い
前職では営業は向いていないと思っていたけれど、
オレンジワンの営業はまったく違いました。
まず、チームで戦う文化があります。
・課題構造の整理
・ユースケースの蓄積
・提案フローの再現性
・プリセールスやCSとの連携
すべてが“個人戦”ではなく、
チームで価値を届けるための仕組みになっています。
さらに、扱う製品も控えめに言って安心できました。
Freshworks製品は機能や操作性の評価が高く、
価格も適正で、お客様が導入後に「本当に楽になりました」と言ってくださる
宣伝したくて言っているわけではありません。
ただ、無理なく、人を助けられるという感覚がここには確かにあります。
「あ、私、こういう営業がしたかったんだ」
そう思えたのは、この環境に来てからです。
8. そんな私が、アジアで表彰されました
転籍後しばらくして、私はある賞をいただきました。
Freshworks社がアジアのパートナー企業の中から選ぶ表彰です。
何よりまず、“自分がアジアで評価された”という事実に驚きました。
でもそれ以上に嬉しかったのは
・誰かのために頑張ったことが評価されたこと
・チームで戦ってきた証としていただけたこと
・自分がチームの役に立てていると実感できたこと
この3つでした。
前職で感じていた孤独感とはまったく違う景色がそこにありました。
“自分らしく働く”って、こういうことなんだと初めて理解しました。
9. 居場所とは、「自分でいられる場所」なんだと思う
もしあなたが今、
・努力が報われていない気がする
・もっと自分はできるはずだと思っている
・でも今の環境では発揮できていない
・自分を殺さないと仕事が続けられない
・誰かの役に立ちたいのに、それが叶えられていない
そんな気持ちを少しでも抱えているなら──
その違和感は、たぶん正しいです。
私も同じでした。
でも、環境が変われば、人はちゃんと変わります。
あなたが向いていないんじゃなくて、
まだ“出会うべき場所”に出会っていないだけ。
私は場所が変わっただけで、
自分の力がようやく使えるようになりました。
そして、自分らしさが誰かの役に立つ瞬間に出会えました。
もし少しでも気になるなら、一度覗いてみてください。
未来のあなたは、案外すぐそばにいるかもしれません。