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海外展開は?MaaSは?自動運転は?

皆さん,こんにちは!オプティマインドの代表をしております,松下健です.

弊社では現在,セールスコンサルタントやエンジニアの採用を積極的に進めているのですが,面接中に次の質問をよく頂きます.

「オプティマインドさんって今後もずっとラストワンマイルの配送ルート最適化の一本ですか?」
「海外展開は考えてますか?」
「MaaSなど人流は考えてますか?」
「自動運転とは絡んでいきますか?」

質問を頂くと嬉しくなってしまい,ついつい話し過ぎちゃいます.笑

結論からいうと「上記は全て展開していきます!」です.ただし,リソースが限られているスタートアップにおいて「手を広げる」ことはリスクにもなりかねません.時流,リソース,順序を考えながら展開していきます.上記に挙げた項目について,今の方針を簡単に記載したいと思います.

▶そもそも何故起業したのか,それからラストワンマイルの配送ルート最適化事業に至るまでどのような流れであったのかは,こちらをご参照ください.

「海外展開は考えてますか?」

もちろん考えています!

海外向けの物流プラットフォームやMaaSプラットフォームを展開される企業とAPI提供による協業は考えています.

ですが,少なくとも3年以内の”自社単独”での展開は考えていません.まずは日本のお客様に徹底的に向き会い,ラストワンマイル配送現場の社会課題の解決に挑むことで,国内シェア1位を獲ります.

海外展開は生半可な気持ちでは難しいと考えています.常駐チームを派遣し,現地企業とのリレーション作りや法規制の調査,現場の徹底理解などが必要となってくるからです.国内事業の確立が見え,一定以上の企業体力を有した段階で展開したいと考えています.

市場性や社会課題,テクノロジーの浸透,道路状況等から,進出可能性が高い国としては,台湾,韓国,モンゴル,シンガポールがあります.さらに,東南アジア(特にフィリピン,タイ,ベトナム)では富裕層向けの配送サービスが進んでいることもあり,「高効率かつ高品質な配送」という面で弊社の技術がマッチするのではと考えています.

余談ですが,弊社プロダクトは地図情報を用いており,かつ車両の走行データを解析することで配送地図を構築しています.これはLogisticsの本来の意味でもある国防に深く関係してくる為,規制や政府当局との兼ね合いでハードルが高い国もあります.

「MaaSなど人流はやらないですか?」

既に展開しています!

弊社のメインターゲットは「ラストワンマイルの配送事業を行う企業」であり,オンデマンドバスやライドシェアなどは直近のメインターゲットではありません.物流と人流では配車システムに求められる機能や表記が異なる為,両者に展開するとなるとプロダクトを2つ並行させる必要があるからです.スタートアップはランチェスター戦略を取ることが重要であり,我々はラストワンマイルの配送市場に絞っています.

ですが,アルゴリズム部分のAPI連携であればGUIが必要ないため他市場展開可能なのが弊社の事業の強みです.オンデマンドバスを展開されているプラットフォーマーに配車アルゴリズムの部分をAPI連携で提供しています.国内トップシェアを争う企業様へ提供させていただいているため,弊社のアルゴリズムはオンデマンドバス市場においても存在感を強めていっております.

また,2019年10月末に10億1,300万円の資金調達を行い,トヨタ自動車に筆頭株主となって頂きました.資本提携以来,トヨタ自動車が掲げるモビリティサービスプラットフォーム(通称:MSPF)との協業として,MaaSという文脈でのアルゴリズムの共同開発を日々進めております.

「自動運転とは絡んでいきますか?」

既に絡んでいます.

企業秘密な部分が多いのですが,既に自動運転車が使う地図と弊社サービス「Loogia」の地図の連携や,弊社が計算した最適な配車計画およびルートを自動運転車に送信し,そのルート通りに走行する実証実験などを複数の企業様と進めています.

一例をご紹介しますと,2020年12月に三菱商事やティアフォー等と連携し,岡山県玉野市が実施する国内初の「ルート最適化技術を利用した低速・小型自動配送ロボットの公道走行」にルート最適化技術の面で参画させていただいております.https://jidounten-lab.com/u_mitsubishi-autonomous-delivery-trial

今後も,自動運転社会に向けて粛々と開発や実証を進めて行きます.

大量のデータをもとに「どの訪問先を,どの車両が,どの順に,どういうルートで訪問するのが良いか」を高速計算する我々のアルゴリズムは,今現在のみならず,自動運転車やロボットが走行する社会においてより重要な役割となってくるからです.

最後に

ラストワンマイルのルート最適化技術はニッチなようで,社会課題や未来社会と非常に密接に関わるテクノロジーです.今の物流現場の課題を配車最適化技術で解決し,来るMaaS社会において高度な乗車リクエスト処理をリアルタイムに難なくこなす.そして中長期における自動運転社会では,パソコンで言う「インテル入ってる」のように,ラストワンマイルモビリティに「ルージア入ってる」の世界を実現します.

時間軸では今現在から長期未来まで,そして市場軸では宅配,宅食,家具家電,医療,人流などなど,身の回りの様々な場面にテクノロジーで貢献する楽しさが,私達には日々存在します.

未来を見つめつつ,今の物流現場の課題を解決する仲間を心からお待ちしています.

様々なポジションを絶賛募集中ですので,少しでもご興味ある方はご気軽にメッセージ下さい!!

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