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こんにちは。広報担当の小森です。
今回はオプティマインドで取締役CTOを務める高田陽介さんに、エンジニアの組織体制、オプティマインドのこれからについてお話してもらいます。是非ご覧あれ!
自己紹介をお願いします。
大学時代に組合せ最適化を学び、趣味でプログラミングやサーバー構築などをしていました。修士卒業後はソフトウェア開発企業に就職したのですが、自身のやりたいことや将来のことなどをいろいろと考え、二年目の冬に退職、組合せ最適化の研究をするために大学の博士課程へと戻りました。
大学へ戻ったとき、同じく博士学生として進学した松下からオプティマインドに誘われました。一緒に研究を社会へ広めたいという思いと、このメンバーなら何か楽しいことができそうだという感覚もあり、オプティマインドに参画することを決めました。
エンジニアチームが大切にしている考え方について教えてください。
弊社のバリューとして「謙虚かつ堅実に」「興奮を楽しむ」「自由と責任」の3つを掲げています。エンジニアチームとしてもここがベースの価値観として自然に根付いていると思います。
謙虚かつ堅実に
弊社では学術研究やソフトウェア開発など、各自の専門分野において実力を持った人が集まっています。それぞれが日々強みを発揮しており非常に頼もしい限りなのですが、一方で各エンジニアと直接話をしてみても、そんなすごさを少しも自慢気にすることは無く、わからないところなどは非常に丁寧に教えてくれます。みんなとても謙虚です(笑)。また自分の専門を伸ばすために、必要であれば会社の書籍購入補助の制度を利用しながら、最新の技術や学術研究についての勉強を続けています。
興奮を楽しむ
オプティマインドには本当に技術が大好きな人が集まっています。例えばニュースで見た研究結果や、AWSでリリースされた新機能など、気になる情報があったときは誰かが社内チャットで投げかけ、互いに意見を出しながら盛り上がることがよくあります。また業務中にはエンジニア同士でシステムの設計に対する話や、将来的な機能に対してどういったアプローチを取るべきかといった議論などが活発に起こっています。お互いに自社の製品をいかに良くしていくべきかという前提の元で意見をぶつけあい、建設的でありながら楽しく議論をできています。「興奮を楽しむ」ということを社内で特に強調しているわけではないのですが、このように普段から新しい技術などを追い求めたり論理的な議論をしたりすることを楽しめる人たちが集まっています。
自由と責任
弊社では各社員に対して多くの裁量を与えるようにしています。例えばシステム開発においては設計の方針や実装方法などはエンジニアに一任されていることも多く、各自が効率的な実装や最新の技術の利用などを積極的に進められる環境が整っています。開発以外にも、例えば採用においてエンジニアが技術的な面からの意見を求められることがありますし、業務以外の部分では、前述した書籍購入制度があったりリモートワーク制度があったりします。そういった自由が与えられている一方で、もし合理的な説明ができない選択であればもちろん受け入れられないですし、もし選択が間違っていたとわかった場合は次回同じことにならないよう各自が考える必要があります。もちろん、よほどのことでなければ咎められたりはしないのですが(笑)。自分の意思で選択し挑戦してきたいという人にとって居心地の良い環境だと思います。
どのように組織運営していますか?
エンジニアチームは現在3つのチームに分かれており、それぞれがLoogia内のモジュールの開発を担当しています。各モジュールはお互いに定義したAPIに則ってやりとりをし、全体でLoogiaというサービスを構成しています。互いが疎結合になるように実装されているため、基本的に各チームは独立して機能開発を進めることができます。ただし規模の大きな機能開発になると、互いの内部の実装を把握した上で進める必要が生じたり、各モジュールの仕様を同時に決めていかなければならないこともあります。その場合も、各チームは2〜4人と小規模であることから、エンジニア同士が密にコミュニケーションをとりながら仕様をすりあわせることができます。普段は疎に開発をしながら、必要に応じて密に連携するという柔軟さにより、素早く開発を進められる環境となっています。
エンジニアとしてオプティマインドで働く魅力を教えてください。
これは社員に聞いた方が良い気もしますが(笑)。ただ私もエンジニアとして設計や実装には携わっているので、あえてその視点で答えさせてもらいます。
弊社の風土として先に答えたような特徴があるのですが、その中でも私としては自分の裁量を持って開発を進められるという点にとても魅力を感じています。私は以前別の会社で働いていたことがあるのですが、そこでは大きなシステムを大人数で開発したり既存のシステムをメンテナスしたりといったプロジェクトが多かったです。もちろんそれはそれで良さがあるのですが、チームや製品が大きくなるほど個人の裁量は少なくなっていく傾向があり、既存の言語やフレームワークから外れることができなかったり、システム全体のアーキテクチャの設計に携わることも難しかったりします。
オプティマインドではチーム開発をしていると言っても各チームが非常に小規模で、さらに特定のモジュールを担当しているのは1人だけということもよくあります。また新規モジュールが必要となることもあるため、ゼロからコードを書きインフラを準備する必要が生じることもあります。その中で、どのようなシステム構成とするのか、どんな言語を使うか、インフラはどうするのか、といったことをすべて自分で考えることができますし、そこで新しい技術を採用したり斬新な構成へ挑戦することもできます。
このようにエンジニアが主体となって開発を進めることができるため、ただ言われることをやるだけではなく、時には自分のスキルアップを考えながら新技術に挑戦することもできる、良い環境だと思います。
今後、新たにチャレンジしたいことや目標はありますか?
オプティマインドは大学の研究をコアとして最新技術を意欲的に取り入れることで強みを伸ばしてきた会社です。今後も研究や技術に継続的に投資をすることで、オプティマインドの強みをもっと伸ばしていきたいと考えています。
具体的な話をすると、例えば会社が忙しくなってくるとエンジニアや研究者が目の前の業務に追われてしまい、技術的負債を抱えたまま開発が進んでいったり長期的な目線での投資ができなかったりしてしまうということが起こりえます。もちろん目の前の業務をどんどんこなすことでスピード感を持って会社を成長させていくことは企業にとって重要なのですが、常にそれだけをしていては個人で勉強をしたり新たなチャレンジをしたりする余裕がなくなりますし、コードのリファクタリングやドキュメント整備などにも時間を割けなくなります。そうすると長期的に見たときに企業の技術力は低下していく上にエンジニアや研究者が不幸になってしまいます。
オプティマインドは創業者がみなエンジニアや研究者ということもあり、そういった人たちの働き方や技術投資・研究投資に対してとても理解があると思います。今はまだ社員数が少ないこともあり技術や研究を大事にする雰囲気が伝わりやすくなっていますが、今後人が増えて組織として成長していく中でもその心を忘れないように、制度として支えていくような仕組みを作っていき、ゆくゆくは最適化、データ解析、Web開発、何をとってもオプティマインドってすごいよね、と言われるくらい技術に尖った会社にしていきたいです。
高田さん、ありがとうございました!
エンジニアチームや、高田さんにご興味をお持ちの方は、ぜひお気軽に話を聞きに来てください!あなたにお会いできるのを楽しみにしています!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。