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倉庫業務を徹底解剖!サービスづくりは現場への飽くなき探究心から【オープンロジ社員の倉庫現場レポート】

こんにちは!オープンロジ広報担当です📦三

皆様、最近ネットショッピングはされましたか?🧺
お店にわざわざ行かなくてもすぐにモノが買えるようになった時代。とても便利ですよね!
そして、注文した翌日には頼んだものが届いたり、
おせちやクリスマスケーキなど、生ものがちゃんと冷凍・冷蔵されて届いてほしい日に届いたり、
消費者の希望に柔軟に合わせて配達してくれる日本の物流は、世界と比べても品質が良いと言われています。

ですが、そうして当たり前に享受している日本の質の高い物流の裏側、皆さんはご存知でしょうか?👀
多くの方はモノが届く一番最後、配達員の方が商品を届けてくれる瞬間しか見たことが無いのではと思います。

モノが届くまでの間には、私たち消費者と配送事業者様の間には、
・荷主(販売元)様
・倉庫事業者様
がいます。

今回は、私たちオープンロジ社員が倉庫へ訪問した際のレポートをお届けし、モノが届くまでに倉庫ではどんなことが行われているのか、そして私たちオープンロジが物流に(特に今回は倉庫様に)どのようなソリューションを提供し、課題解決をしているのか、お伝えしたいと思います!💪


はじめに

今回はオープンロジとパートナー契約をさせて頂いている倉庫様の中でも、取り扱う荷物の量が多い倉庫様へお時間を頂き、倉庫の見学をさせて頂きました🌟

まずはいつもお世話になっているご挨拶から。
代表の他、いつもやり取りさせて頂いている担当の方々がお忙しい中お時間を割いて下さいました。

今回弊社からは、プロダクトの使用感など生の声を聞き開発に活かすため、CTOの尾藤、VPoEの坂井、参与の中村、エンジニア数名が参加させていただきました(`・ω・´)ゞ
中には「倉庫に入るのは人生で初めて」という新入社員もおり、この後の反応が楽しみです…😊

ちなみにオープンロジでは日頃から必要に応じて、営業メンバーはもちろんエンジニアも実際の現場に足を運び、開発に活かすための調査を行うことがあります💪
直接お客様の声を聞きながら、手触り感をもって開発ができるのはエンジニアにとってもモチベーションになりますよね💻✨

👦「事件は会議室で起きてるんじゃない。現場で起きてるんだ!」

(…事件ではないですね笑)

いざ、倉庫内へ!

ご挨拶の後は、いざ、倉庫の中へ潜入です!

ドキドキ…

倉庫までの通路にはこのような張り紙が。 モノを気持ちよく届けるため、
5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)を徹底されているんですね✨


デデン!


↑ラックに所狭しと積み重なる段ボール…圧巻です…!!!

そしてものすごく広い…!!!!!
なんとその広さは東京ドーム一個分以上もあるそうです。
また、この写真では柱に隠れて見えませんが、左側に見える巨大なラックは、写真の一番奥まで設置されていました。

倉庫内での作業には全部で7つの行程があります。

①入庫
②入庫検品
③ピッキング
④出荷検品
⑤送り状印刷
⑥梱包
⑦出庫

ここからは倉庫の方がご案内して下さったのと同じ流れで、
・倉庫内に荷物がどのように置かれていて
・(オープンロジのシステムを使いながら)どんなオペレーションを経て配送業者様へ荷物が渡るのか
作業フローごとに、皆様に詳細をお伝えしていきます!📦三📦三📦三

モノが届くまでの流れ

①入庫

記事の冒頭で、モノが届くまでの間には荷主様と倉庫事業者様がいることをお伝えしました。

作られた商品は、全てが荷主様から直接個人の家に届くわけではありません。
ある一定の売上規模を持つ荷主様であれば、その多くの在庫を自社では保管しきれないため、倉庫を利用します。

ここは、その荷主様の大切な商品を一番最初に迎え入れるところ。

もしかしたら物流倉庫は某企業のCMから連想されるような、ベルトコンベアが敷き詰められて、自動的にモノが指定の場所へ分配されていくスタイルが一般的、とイメージされていた方も多いかもしれません🤔

ですが、そういった設備をそろえている倉庫さんはほんの一握りです。
ほとんどが人の力で運ばれ、保管され、梱包され、出荷に至っています。


Tips:
\「オープンロジを使えば、荷主様にとって最適な倉庫選定がすぐにできる!/

荷主様の扱う商品の中には、配慮が必要な商品が多くあります。
例えばアパレル商品であれば、シワがつかないようにハンガーラックで保管出来る倉庫さんを選ぶ必要がありますし、食品を扱う商品であれば、冷蔵・冷凍管理設備を持ち、賞味期限管理などが徹底できる倉庫様を選ばなければなりません。

ですが、荷主様にとって倉庫というのはなかなか中身が見えにくいもの。大切な商品を指定通りに扱い、ミスなく発送してくれる最適な倉庫がどこなのか、把握できている荷主様は多くありません。

そのような悩みに対してオープンロジは、荷主様の扱う商品に合った倉庫様の紹介、販売(出庫)状況に合わせた在庫分散の推奨など、荷主様の特性、事業フェーズに合わせた物流の様々なお悩みを解決するサポートも行っています。


②入庫検品

↑倉庫の担当者様のお話に聞き入るCTO尾藤とエンジニア達

到着した荷物はまず「入庫検品」されます。
入庫検品作業では一つ一つ、商品が壊れていないか目視で確認しながら、ハンディを使ってバーコードを読み取り、商品の到着数を打ち込んでいきます。

ここで商品の数があっていなかったり商品が壊れていたりすれば、荷主様へ連絡、壊れている商品は正常な商品と混ざらないように保管して、荷主様へ返送したりすることになります。

数や状態に問題がないことが確認出来たら、無事検品終了です!
その後、商品それぞれの決められた保管場所(ロケーションと言います)に荷物を保管します🏃

ちなみにこの日は私たちの腰ぐらいまである大きさの段ボールにみっちり詰まった大量の商品を、倉庫のスタッフさんが一つ一つ取り出しながら、バーコードを読み取って数を打ち込んでいました。

倉庫様の中にはこの計上作業をハンディを使わずに目視で数え、紙で記入・管理している所もあります。
数え間違えたらと思うと冷や汗が出てきますね…😨


Tips:
\オープンロジのシステムで、アナログで非効率だった管理業務を改善!/

従来の検品作業は主に目視・紙ベースで実施されていました。かつ、倉庫様から荷主様への連絡手段は電話やFAX、メールが主流。何かあったときの連絡もアナログかつツールが複数あることによる管理コストが問題になっていました。

これに対してオープンロジは、目視・紙ベースで対応していた計上作業をシステムに落とし込み、「商品にバーコードを付け、それをハンディで読みとればすぐに計上ができる」ようにしました。これにより、検品作業は従来の作業時間の1/3にまで減らすことができています。

また、その商品情報は検品時以外にも管理できるようになっており、様々なシチュエーションで、荷主様との連絡がスムーズになるような工夫がなされています。



↑商品のロケーション(保管場所)も様々。
オープンロジのシステムでは商品のロケーションがすぐに分かるよう、 商品情報に「ロケーション登録」ができる機能をつけており、バーコードをスキャンすればロケーションの情報もあわせて出てくるようになっています。


↑この巨大なラックは床を見て頂くと分かるように、
横にスライドできるようになっていて、 ボタンを押せば移動させることができます。
4~5mほどもある巨大なラックが荷物を載せて動く光景は、とても迫力がありました…!


③ピッキング

保管された商品は、注文があり次第、ロケーションから運び出されます(これをピッキングといいます)
こちらの倉庫様ではフォークリフトと人力の両方で、荷物のピッキングを行っているようですね。

訪問した日はそこまで荷物の量は多くない日だったそうですが、タイミングによっては一日に2万個以上の商品を梱包、発送する時もあるそうです。

お中元の時期やクリスマスなど、時期によって物流量は変わります。倉庫事業者様は時期に合わせて優先的に発送作業をする荷物を決めたり、戦略的なスタッフ配置も行う必要があります。


Tips:
\倉庫のネットワークを活かし、戦略的な運営をサポート!/

オープンロジは多くの倉庫様とのパートナー契約により、幅広い倉庫ネットワークを持っています。

そこで得た倉庫様の様々な事例・知見を、荷主様の情報と合わせて提供し、倉庫様の戦略的な運営サポートも行っています。


③出荷検品


ピッキングされた荷物は、出荷検品用の場所に運ばれます。

出荷検品の中では、商品の状態に問題が無いか確認する他、商品の種類、出庫数、指定の包装材、セット商品の有無、配送指定日など、荷主様から依頼される様々な包装・梱包指示を確認しながら、商品を箱に詰めていきます。

昨今のEC市場の拡大により、荷主様はブランディングにも力をいれています。
消費者の方に気持ちよく商品を受け取って頂くため、包装材一つとってもその荷主さま専用の資材を使う必要があったり、商品ごとにメッセージカードをつける必要があったり、商品の数だけ送り方があります。
温度管理が必要な商品であれば、さらにそこにスピード感が求められたりもします⛄

倉庫のスタッフさんはその一つ一つを間違えないように、荷物を受け取る人が気持ちよく商品を受け取ることができるように、日々注意しながら作業を行っているんですね。


Tips:
\サポートシステムにより、ミスや漏れを未然に防ぐ!/

人は日々注意していたとしても、必ずどこかで漏れがあったりミスがあったりするものです。多くの荷主様から依頼される、多種多様な作業に対応するとなると、その確率は各段に上がりますよね。従来はその指定についても、メモ書きで共有されていて、見落としが発生したり、メモを紛失して正しい対応がわからなくなるなど、アナログに管理されていました。

オープンロジはそこに対して、各商品に対する指示を自動で作業指示書にまとめ、納品書と一緒に出力されるシステムをつくりました。これにより、作業時に一目で必要な対応が分かるようになっています。
また、検品時にも、ピッキングした商品の正誤に合わせて読み取り音が変わったり、システム上で必要な作業がポップアップされるようになっていたり、ミスや漏れを未然に防ぐ様々なサポート機能をそろえています。



↑一つ一つ丁寧に包装していくスタッフさん。
とてもきれいに商品を包んでいますね…!さすがです!👏


④送り状印刷

商品の包装、箱詰めが終わったら、納品書と送り状(住所が記載されたシール)を印刷します。


Tips:
\大手配送業者様との連携/

従来の送り状印刷作業では、倉庫様が一回一回各荷物の配送業者を確認し、その配送業者がもつ外部のシステムに配送先データを落とし込んで印字する、という非常に手間のかかる作業が必要でした。

オープンロジのシステムには各商品情報に配送情報があらかじめ登録されており、送り状のデータも取り込まれています。一度ボタンをクリックすれば指定の配送業者用の送り状を印刷することができ、倉庫様の手間を減らすことができています。


⑤梱包

出庫検品~送り状の印刷が完了したら、送り先と中身に間違いがないよう十分注意しながら、納品書を箱に入れ、箱を閉じ、送り状を貼ります。

最後の最後でも気は抜けません。
商品の数、種類はもちろん、ここで納品書を入れ間違えたり、送り先をもし間違えてしまったら…
個人情報の漏洩など、非常に大きなリスクが伴います。

倉庫のスタッフさん方、いつもミスなく対応してくださり本当にありがとうございます…🙇‍♀️🙇‍♀️🙇‍♀️


⑥出庫

5つの行程を経て、やっと商品を送る準備が完了です!!
無事に商品が届きますように!いってらっしゃ~い👋

質問タイム

倉庫ツアーを終えた後は、担当者の方々へ質問するお時間を頂きました。
(お忙しい中、本当にありがとうございました…!)

質問タイムでは、エンジニアからの様々な質問に本音ベースで回答を頂くことができました。
あって良かった機能だけではなく、今のシステムに足りない機能、今ある機能でもっとブラッシュアップしてほしいもの、使い心地など、現場の生の声にエンジニアも前のめりで耳を傾けていました👂

「オープンロジが作る”次世代の物流”をみたいと思った」

質問タイムの中では、倉庫様から改めて、オープンロジをパートナー企業として選んだ理由、これからの期待もお聞きすることができました。

「正直な所、弊社は社内に開発チームを持っていたので、外からシステムを入れる必要はありませんでした。

ただ、オープンロジの方からサービス概要を聞いた時、システムの堅牢性など優れた技術力も魅力の一つでしたが、純粋にこの事業が生み出す物流世界が見たい、そのために協力してみようと思ったんですよね。

具体的に言うと、「オープンロジのシステムが浸透することによって、物流が標準化できるかもしれない」ということです。

普段、私たちが他の倉庫さんの中を知る機会はありません。自分たちの倉庫の中だけで考えられる工夫をして、質を上げていく。でもそれには限界があります。オープンロジは様々な倉庫さんと契約をしていて、倉庫事業者全体の質をさらに上げるため、他の倉庫さんのオペレーション上の工夫や取り組みを共有してくれます。

そして、多くの倉庫事業者が同じシステムを使うということは、物流サービスの品質がそのシステムによって標準化される、ということでもあります。では、標準化された物流世界とはどんな世界なのか?それを見てみたい、その世界が実現できるのはオープンロジではないか、と思い、期待を込めて契約をしています。」

倉庫様からの熱い期待を直接聞くことができ、身の引き締まる思いでした。

ご期待頂いている標準化については、オープンロジとしても強く意識してきた部分です。
プラットフォームとして成長していくために、柔軟さを持ってしっかりと要望に答えつつ、システム・オペレーションを標準化していく。そのバランスをとることは非常に難易度の高い挑戦ですが、物流の全体最適のため、これからもそこに挑んでいきます。

(標準化に関する詳しい部分はCEO伊藤の明治大学での登壇記事でも言及しています。気になる方は是非読んでみてください!)

「実現不可だ」と笑われた挑戦。"時代に取り残された物流業界"にTechnologyで変革を挑むオープンロジ | オープンロジの事業
こんにちは!オープンロジnote編集部です🧑‍🎓11月某日、弊社代表取締役CEOの伊藤が、母校である明治大学のシンポジウムにて登壇致しました🎉シンポジウムのテーマは「流通を取り巻くプラットフォー...
https://www.wantedly.com/companies/openlogi/post_articles/466062

改めて、パートナー倉庫の皆様、いつもオープンロジを支えてくださって本当にありがとうございます。

そして、ご協力いただいた倉庫のご担当者の皆様、お忙しい中見学ツアーの機会を設けてくださり、本当にありがとうございました!

(余談)
エンジニア達もこのお話を聞いてさらに熱が入ったのか、帰り道は「あの機能は~」「このオペレーションのために新しく~」など、これから開発・改善してきたい機能の話でもちきりでした!✌

結び

いかがでしたでしょうか?💁
普段知ることのできない物流の裏側と、そこでなされている努力が少しでも皆様に伝われば幸いです!

尚、オープンロジは倉庫事業者様の他に、EC事業者様にもサービスを提供しています。
オープンロジがEC事業者様へ提供している価値については、
導入事例のページで知ることができます。是非、読んでみてくださいね✨

導入事例 | 日々の物流業務をもっと効率的に。物流アウトソーシング OPENLOGI[オープンロジ]
OPENLOGI(オープンロジ)は、主にECショップを運営している企業様向けに固定費ゼロ・従量課金で柔軟に拡張できる物流アウトソーシングを提供しています
https://service.openlogi.com/case-studies/


そして、現在オープンロジでは一緒に物流課題を解決してくれるメンバーをビジネス・エンジニア職問わず積極募集中です!!!
もしこの記事を見てオープンロジに興味を持って下さった方は、「話を聞きに行きたい」または採用ページより、カジュアル面談の申し込み、またはご応募いただけたら嬉しいです!😊

皆様からのご応募、心よりお待ちしております!


ギャラリー

↑倉庫を歩きながら、システムの他に普段使用している資料も合わせて
丁寧に説明してくださる担当者様。本当にありがとうございました…!


↑荷物と一緒に段ボールの中に入れられる、緩衝材を発見!
実はこういった資材にも色々な種類があります。オープンロジの社員は、こういった資材についても最適なものを把握し、倉庫様へご紹介することもあるんですよ♪


(↑広報担当が気に入っている写真です。なんかわくわくしませんか…?笑)


↑見学中はラックの間を通って移動することもあり、探検している気分でした。

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