7年間で学んだこと。
ママディレクターが語る、メンバーを輝かせるチームづくり
「今、チームのみんなが目の前で笑い合っている姿をふと俯瞰で見るとき、本当によかったなって、心の底から思うんです」
そう穏やかに笑うのは、入社7年目を迎えたママディレクターのみっきー(田渕美樹)。かつての彼女は、自分の弱さを見せられず、一人で戦うことに孤独を感じていたといいます。しかし今、彼女が率いるチーム「アシスト」は、まるでひとつの「家族」のような温かさに包まれています。
かつて自分が注いでもらった愛情を、今度は与える側として次の世代へ。彼女が歩んできた7年間の軌跡と、メンバーを輝かせるための「母親のような」チームづくりの秘訣を伺いました。
目次
7年間で学んだこと。 ママディレクターが語る、メンバーを輝かせるチームづくり
原点——「実家」で知った、弱さを出す勇気
転換——「愛を受け取る側」から「与える側」へ
実践——「また戻ってこられる場所」という思想
未来——思いを伝える、という仕事
「活きろ」
原点——「実家」で知った、弱さを出す勇気
——今、チームを見守るみっきーの表情は、本当にお母さんのようですね。
あはは、そうかもしれません。実は、以前の私は全然違ったんですよ。
1社目や2社目の頃は、とにかく「自分一人でなんとかしなきゃ」って必死で。周りに線を引いて、完璧に見せようとして……。でも、本当はすごく孤独だったし、自信もなかったんです。
今思うと、すごく生きづらかったんだなって。本当の自分を出してないことにも、気づいてなかった。
「それが自分だと思ってたから」
そんな私の価値観をガラリと変えてくれたのが、今の会社(ワンピース)で最初に出会ったディレクターのなみちゃんという存在でした。彼女、上司、あ、ワンピースでは上司ではなくて役割なんですけど、どうしても当時の自分は「上司」っていう感覚でいました。なみちゃんは上司なのに「これ苦手だから助けて!」「今週はもう無理!」って、自分からどんどん弱音を吐くんです(笑)。
——ディレクターがそんなにオープンだと、驚きますよね。
本当に衝撃でした!「えっ、そんなこと言っちゃっていいの?」って。
でも、そんな彼女を見ていると、周りのメンバーが「じゃあ私がやりますよ!」って、自然と支えたくなるんです。そこで初めて気づいたんですよね。「できない自分を出していいんだ。チームって、凸凹を補い合うためにあるんだ」って。
特に数年前、ブランド(チーム)が赤字続きの状態で存続の危機に陥った時。私とチームメンバーのなおちゃんは「この家(チーム)を絶対に潰さない!」って、当時会社が開催したMQ会計の研修に、藁をもつかむ思いで参加しました。
最後の砦だって吐きそうな思いでした(笑)
研修で学んで、すぐに実践して。何を変えてみたらいいのか、がわかったので、本当にありがたかったです。結果、翌月には黒字に転換。
あの時、みんなで泣きながら踏ん張った経験があるから、私にとって当時のチームは今でも「帰れる場所」であり、大切な「実家」なんです。
転換——「愛を受け取る側」から「与える側」へ
——その「実家」で受け取った愛を、今は今のチーム「アシスト」に注いでいるのですね。
はい。アシストのメンバーって、実はそれぞれが心に小さな「寂しさ」や「トラウマ」を抱えて集まったようなチームなんです。「前の場所でうまくいかなかった」「自分の居場所ってこの会社のどこなんだろうか?」……。そんな不安を持っていたメンバーたちが、もう一度息を吹き返していく姿を見れるのが、今の私の一番のご褒美なんです。
人それぞれの個性ではあるんだけど、伝え方やスタンスって時として意図していないように伝わってしまうことってありますよね。
それが「怖い」ってなってしまったり、気づかないだけで誤解につながってしまったり。そういう時は、ちゃんと伝えるようにしています。
あとは私だけが伝えたりするのでなくて、メンバーと一緒に、愛情を伝えていくっていうのは工夫しています。
メンバー同士でも、とあるメンバーに「今日は●●が助かったよ、ありがとう」っていう置き手紙してくれたり。そういう小さい積み重ねも、それぞれの個性が磨かれていく過程になっているかな、と思います。
——「母親のような感覚」というのは、具体的にどんな瞬間に感じますか?
例えば、メンバーのさとみんが、私や父親役のヤマピーの意見を振り切って「僕はこっちのやり方ですすめたいです!」って自分の意志を通した時。その姿を見て、ヤマピーと二人で「ああ、もう大丈夫だね。家を出た(自立した)ね」って話したんです。寂しさは全然なくて、ただただ誇らしい。これって、まさに親心ですよね。
——関東と関西のリモート環境で、どうやってその関係を築いているんですか?
距離はありますけど、とにかく一人ひとりに愛情を配ることは意識しています。これは私の家庭環境も影響しているかもしれません。
実は私、家では全然家事をしないんです(笑)
父が料理をして、夫が掃除をして、私は仕事に集中させてもらっている。その代わり、家族一人ひとりと向き合う時間は、絶対に惜しみません。
父と二人でカフェに行ったり、夫と出かけたり。チームでも同じです。毎年、年度末にある振り返り面談は一人1時間半の時間を確保し、納得いくまで話します。
その振り返り面談で、毎回、私泣いちゃうんですよね。しっかりと「対話」をすることを大事にしています。
仕事だと、そういった時間って蔑ろにされやすい時間かもしれないですが、ワンピースのカルチャーでもある「対話」を、私自身、大切にしてメンバーとの時間をきちんととって、一人ひとりの内側まで手触り感を持って知るようにしています。
それとは別に、「私はあなたを必要としているよ、助けてほしい」と、ダイレクトに伝えます。リーダーが「助けて」と言うから、メンバーが「助ける喜び」を知る。その循環を大切にしています。まさに、私自身が、実家であるEhre Style(エーレスタイル)のチームで感じていたことですね。
実践——「また戻ってこられる場所」という思想
——新しく始めた「ポジぽちゃ」などのコンテンツも、メンバーの輝きが伝わってきます。
「ポジぽちゃ」のバナー写真で、かつて仲違いしていたメンバー二人が心から笑い合っている姿を見たとき、自分で作りながら号泣しちゃいました(笑)。「私、これが見たかったんだな」って。
——もしメンバーが「他のチームに挑戦したい」と言ったら、どう思いますか?
全力で応援します!「寂しいから行かないで」なんて言いません。だって、ここが「実家」なら、外で挑戦して疲れたり、失敗したり、うまくいかなかったら、いつでも戻ってきていい場所でありたいから。
「みっきー一人くらい、雇えるお金は残しておくから、いつでも帰っておいで」って言ってくれる私の師匠のようなEhreStyeのディレクターなみちゃんのように、私もそんな器でありたいんです。
そういう場所があるって思えるだけど、人は思いっきり頑張れるし、進めるし、強くなれるって信じていますから。
未来——思いを伝える、という仕事
——みっきーの2026年への挑戦
「思いを伝えていく、っていうこと」
服を売るんじゃなくて、物を売るんじゃなくて。思いを乗せていく。思いを買ってもらう。
ワンピースには、ブランドのコンセプトがある。
その想いを、自社サイトでのコンテンツでもっと表現していきたいと考えています。
どんなことを思ってこのブランドを立ち上げたのか。何を伝えたくてやってるのか。それを、動画とかインタビューとかでもっと出していきたいと思っています。
私は、過去の私が、一人で必死で頑張って、助けても言えなくて「生きづらさ」を感じいていたけど、今は、楽しいと思えてる。
だから、何か苦しかったり、生きづらさを感じている人たちに、その気持ちに転換させられるきっかけを作れるんじゃないかなって。経験者だから。
本当に、きっかけにすぎないと思います。
私たちが発信するメッセージだけで、人が180度変わるわけじゃない。
でも、いろんなメッセージを拾って、どこかでつながって、グッと変わる人がいるかもしれない。
小さな変化でもいいんです。エールを送る存在でいたいですね。
「活きろ」
——みっきーにとって、「働く」ことってどういうことですか?
これ、最近ふと降りてきた言葉なんですけど、「働くとは、活きる(いきる)」そのものだなって。単に呼吸をして生存しているっていう生きるではなくて、心が動いているか、輝いているか。
もし、今、かつての私のように「自分なんて」と孤独を感じていたり、無理して我慢してしている状態だったなら、もしくは仕事がただの「こなす作業」になっていたりするなら、こう伝えたいです。「まず、あなたが活きろ」と。
——「活きろ」。力強い言葉ですね。
周りに合わせて自分を殺すんじゃなくて、自分のやりたいことに素直になる。あるいは、誰かのやりたいことに「乗っかってみる」だけでもいいんです。私自身、人の意見に乗っかってみることで、驚くほど世界が広がりました。
仕事の時間は、人生の大部分を占めます。その時間が「イキイキ」としたものになれば、人生全体がもっと豊かになるはず。アシストのメンバーが笑顔で働いている今の空気を、もっと多くのブランドや、その先にいるお客様に届けていきたい。それが、今の私の新しい挑戦です。
今年始めた「ポジぽちゃ」コンテンツも、まさにその一つですね!
「活きろ、みんな。活きろ!」
みっきーは笑いながら、でも真剣な目で言った。
「私も活きたい、みんなにも活きてほしい」
みっきーの話を聞いていると、チームとは単なる「組織」ではなく、愛を循環させる「生命体」なのだと感じさせられます。「弱さ」を認めることから始まる、本当の強さ。
あなたも、まずは自分の心の声に耳を傾け、少しだけ「助けて」と言ってみることから始めてみませんか?
2025年12月に、弊社では社員総会・忘年会が開催されました。
そのイベントを取り仕切ってくれたのも、みっきー率いるアシストチームでした。全社メンバーを巻き込み、「バブリーダンス」動画が流れたときには、会場大爆笑!
その一コマをシェアします♪
バブリーダンス動画の最初のシーン。遊びも仕事も本気。