消費税53%の日がくる - 世界でもっとも若者に冷たい国、日本 | By ONE MEDIA | Facebook
消費税53%の日がくる - 世界でもっとも若者に冷たい国、日本
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・明石 ガクト
代表取締役CEO
1982年生まれ。静岡市出身。上智大学在学中に動画制作を始める。 2014年6月に新しい動画表現を追求するべくONE MEDIA を創業。トヨタ自動車やソフトバンクなど、ナショナルクライアント向けにYouTube やTikTok などのSNS プラットフォーム向けの動画コンテンツを企画制作し、マーケティング活用する事業や、SNS クリエイターの業務支援を行っている。2018年に『動画2.0 VISUAL STORYTELLING 』(幻冬舎)を上梓。最新の著書『動画大全』(SBクリエイティブ)は韓国・台湾でも出版決定。YouTube Works Awards 2022 クリエイターコラボレーション部門代表審査員、TikTok クリエイティブアワード 2023 代表審査員を歴任。好きな監督は、スパイク・ジョーンズとミシェル・ゴンドリー。
・常世田 介
Studio Dept. クリエイティブディレクター
上智大学在学中から映像製作に携わり、卒業後フリーランスとして主にモーショングラフィックスを活用した動画製作に取り組む。ONE MEDIAの創業年2014年11月に参画。現在はクリエイティブディレクターとして企画・開発から配信設計領域まで携わる。ACC賞フィルム部門ファイナリスト。ミーハーなため新しい技術はとりあえず自分で触ってみる派。制作したTikTok エフェクトはすべてUGC 1,000件を超える、トップクラスのエフェクトクリエイター。最近は三次元復元や生成AI などに着手中。
明石:こんにちは、こんばんは。ONE MEDIA 初のポッドキャスト、『ONE CAST (ワンキャスト)』へようこそ。 お届けしているのはONE MEDIA 代表取締役CEO の明石ガクトです。どうぞよろしく。
このポッドキャストでは、役に立つ人には役に立つSNS や動画の最新情報やONE MEDIA について色々ゆるーく発信していく予定です。このポッドキャスト、 一緒に話してくれる心強いパートナーがいます。
常世田:どうも、こんにちは。ONE MEDIA でクリエイティブディレクターをしています、常世田介(トコヨダ カイ)です。
明石:これ聞いてるリスナーの方は、僕のことは知ってても、カイさんのことはあんま知らないかもしれないんで、ちょっと紹介しますね。 ONE MEDIA は2014年に創業したんですけど、その時から残っている数少ない古株メンバーですね。入社時の社員番号何番でした?
常世田:No .4ですね。
明石:でも今、実質No .3ですよね。そうすると、あれっすね。初期メン、全然辞めてないじゃんって印象かもしれないですけど。私とカイさんとこの番組のディレクターをやっているしょうへいさんって人がいるんですけど、その3人以外はもう、ほんといないですね。
常世田:ってことは、No .3までが今この狭い空間の中にいると。
明石:そうそう、この小部屋の中に集結しているんですよ。そういえばカイさん、某TikToker の動画に出たんでしょ?
常世田:声だけっすけど(笑)
明石:そしたら「イケボですごい」って視聴者がザワついたらしく。TikTok に保存っていう概念があるんだけど、その保存数が過去最高を記録したっていう話を聞きましたよ。
常世田:光栄です(笑)
明石:これはイケんじゃないの!?ということで、ポッドキャストの起用に至っています。
常世田:あざます!
明石:でね、先にちょっと1個聞いてほしい話があって。 白鵬関ってわかりますかよね?899勝した元横綱で、歴代最強横綱なんですけど。
常世田:はいはいもちろん、存じています。
明石:その白鵬関(現宮城野親方)とお会いする機会があって。そこですごいこと言われたんですよ。
常世田:なになに(笑)
明石:
白鵬関 「明石さんは僕のご先祖様のすごく強い人に似てますね。」
明石 「ご先祖様で強い人っていうと...もしかしてチンギス・ハンですか。」
白鵬関 「そうです、よく知ってますね。」
明石 「蒼き狼!?」
白鵬関 「詳しいですね、 蒼き狼です」
ってな会話になりまして。私、いろんな人に似てるって言われてきたじゃないですか。スティーヴ・アオキ、これは本人未公認です。アーティストの村上隆さん、ロバート秋山さんは本人公認。
常世田:おお(笑)
明石:で、ここに来て、新たにチンギス・ハンが追加されたわけですよ。チンギス・ハンの末裔の中で、おそらく1番強い人が公認してるっていうですね。やばくないですか!?「似てる有名人誰ですか?」ってよく言われますが、これからはチンギス・ハンって答えていこうと思います。
注:AIによるイメージです
常世田:めちゃくちゃかっこよくなった。ちょっと中二病っぽいですけど(笑)
明石:で、今日は何の話をするんでしたっけ。
常世田:実は、ONE MEDIA もそろそろ10年目を迎えます。
明石:ほう。
常世田:1回ここらで、SNS 動画の変遷を振り返りつつ、 その時代の流れを捉えたコンテンツ作りと今後の展望みたいなものをガクトさんと一緒に予測していきたいと思っております。
明石:めちゃくちゃ真面目じゃないですか。
常世田:やっぱり、10年経ってるので、1回しっかり振り返っておかないと。ONE MEDIA の未来も作っていけないのではないか、というとこです。題して!
明石:おおおおおおお!大きく出ましたね、まあ、自分で言うのもアレですが、俺たち以外に語れる奴っているのかっていう。まぁ、もちろんいるんだけど(笑)なんていうのかな、我々が精通しているSNS コンテンツの幅が広いじゃないですか。
常世田:いや、広いですね。裾野が。
明石:YouTube ・TikTok とかSNS コンテンツ制作専門でやっている会社はたくさんあるけど、もう俺らずっとこの10年前から YouTube どころかFacebook で動画が流行ってる時にメディアやってるからね。Instagram のストーリーズで動画が解禁されたら、真っ先にそこで番組やったしね。まぁ、節操ないよね(笑)
常世田:まあまあ、悪く言うとそうですね。ただ、常に最先端を走ってきたと言えなくもない。
明石:たしかにね。だからこそ俺らのこのポッドキャストを聞けば、ほんとに全てわかるね。
常世田:全てわかりますね。ここで、ONE MEDIA の成長と共にですね、SNS 動画コンテンツの10年を振り返っていこうと。これを聞けば、SNS や動画について丸分かりできるという。動画クリエイター、マーケ担当者必聴のポッドキャストになるというとこです。
明石:おけ!じゃあ早速行きましょうか!
常世田:早速なんですけども、実は僕らの手元に、 2014年から2023年までのトピックをまとめた年表があるんです。
明石:この分厚い紙はそういうことだったの!?
常世田:これ凄いです。
明石:1年ごとにあんじゃんこれ、すご!
常世田:ものすごい厚みですから。では今回はこの年表を見ながら、SNS コンテンツの変遷について語っていきたいなと思ってます。10年前って、TikTok のティの字もないですね。
明石:ティの字って(笑)
常世田:10年前は動画自体が珍しかった時代ですよね。
明石:僕らが「動画の会社やります」と、言った時に「え、何を言ってるの?」みたいな時代だったんで。この10年を振り返るとなると、要するにこの古傷をえぐる10年って感じなりますよ。
常世田:まぁ、ドM精神でやっていきましょう(笑)ここからなんですけども、早速SNS コンテンツのトレンドがここ10年どう変わっていったかを順番に見ていきましょうか。
<ニュース>
・ STAP 細胞論文で物議
・ アナ雪ブーム
・「笑っていいとも。」放送終了
・ 仮想通貨取引所マウントゴックス社が破産
<SNS トピックス>
・ Instagram 月間ユーザー数を3億を突破し、Twitter を追い越す
・ Facebook 社がOculus VR を買収
・ アイスバケツチャレンジがソーシャルでバズる
<クリエイタートピックス>
・ MCN UUUM ネットワーク開設
・ Google が「好きなことで、生きていく」としたCM 展開、YouTuber の存在が広く知られるように
・ はじめしゃちょー・東海オンエア・Fischer's-フィッシャーズ・MaxMurai などのクリエイターが頭角を現す
明石:なんかこうやって聞くと、もうめちゃくちゃ昔のような気がしますね。その頃にグループ系のYouTuber という概念が生まれ始めた時代だったんだね。ONE MEDIA 創業の年なんですけど、我々はそんなグループ系YouTuber や仮想通貨の流れには目を背け、シコシコとYouTube 番組を作ってましたね。まぁ、どの番組も見事に当たらなかったね。
2014年創業当時代々木の3LDKマンションをオフィスにし、共同生活しながら活動を開始。そして、飛ぶ気配のない明石。細い。
当時制作していたYouTubeシリーズ
明石:いくつか番組やってたんですけど、「SCRAP & BUILD」っていう番組をやってて。確かお家改造的な番組でしたよね。カイさんが撮影と編集してましたよね。
常世田:やってましたやってました。
明石:1ヶ月経っても1本も動画が上がってこなかった思い出があるんですよ。
常世田:…。いや、そんなことは無いと思いますよ!?
明石:いや、そんな事あったんです。
常世田:全くビルドしていかない感じっすか?
明石:そう、永遠にスクラップし続けてましたよね。
常世田:すいませんでした!その節は。
明石:当時のYouTuber の世界ってゴリゴリですから、1日1本動画あげるというのをさっきお名前あげたような人たちがやっている中で、月間1本もあがらない我々のYouTube チャンネル。伸びるはずもなく…。思い出すと気持ちが暗くなってきましたね。
常世田:さぁ!我々に光は来るのか!?
<ニュース>
・ 渋谷区が全国に先駆け「同性パートナーシップ証明書」の発行を開始
・ 選挙権が18歳に引き下げ
・ ラグビーW杯フィーバー、日本が南アフリカに奇跡的勝利
<SNS トピックス>
・ Twitter で30秒の動画投稿・編集が可能に、動画も自動再生されるように
・ YouTube が360度動画のアップロードと再生に対応
・ カメラ性能が飛躍的に高まったiPhone6s 発売
<クリエイタートピックス>
・ 女性YouTuber など、よりマスに向けたYouTuber の増加
・ UUUM によるクリーンなイメージの徹底、それに伴う低年齢向けYouTuber の登場
・ 関根りさ、ボンボンTV 、すしらーめん《りく》などのクリエイターが注目
明石:2015年はONE MEDIA 1期目だね。我々は依然として売上げが立っていない時期で。今でもびっくりされるんですけど、
常世田:5万円…年間…!?月間じゃなく?
明石:そうそう、必ずそう聞かれる。新しく入社した経理の人とか会計士の方とかに「社長、これ間違いじゃないですか。」って、毎度毎度言われるもんね。その5万円の内訳というのが、当時懲りずにYouTube 番組やってた中でタワーマンションを中国人富裕層が買い漁ってそれをAirbnb で貸すっていう取材をしたんだけど、それをフジテレビさんに素材提供したんですよ。
常世田:えげつないコンテンツ(笑)
明石:業界的には白カンと言われるテロップとか載ってないインタビュー素材のVTR を渡して、フジテレビさんが取材したかのような状態に仕上げられてOA されてましたね。
常世田:フリーのジャーナリストみたいなことしてますね。
明石:そんな仕事もありつつ、大の大人が多分当時7人がかりで年間5万円。
常世田:全員でバイトした方が500万ぐらい全然いってましたね。
明石:この時代、やっぱ結構攻めてますね。完全食を作ろうとしてる会社のドキュメンタリーとかもやったんだけど。完全食って言うと、皆さんピンと来ないかもしんないけど。いわゆる完全栄養食です。
常世田:カロリーメイトとかそういうのとは違います?
明石:日清のカップヌードルとかもさ、今、完全栄養版みたいなの出てるじゃん。何よりBASE FOOD さんですよ。BASE PASTA とかめちゃくちゃ売れてすごいでしょ。そのBASE FOOD さんよりも早く、完全栄養食作ろうとしてた人に俺らは取材してんですよ。
常世田:あー、そうだった!
明石:あのとき俺らが腹決めて完全栄養食やってたら、今頃すごかったかもしれない。
常世田:完全栄養食に全投資してればね。あとはVR コンテンツみたいなのもエッジーだってことでやってましたね。しかもなぜかただのVR じゃなくて、なんかアダルトVR の世界。
明石:アダルトVR を楽しむ人たちを取材しに行きましたね。
現在は非公開
常世田:画が非常にシュールですよね。我々は何が起こってるのかわからないんですけど、まあ、男性が床に寝転び、頭にヘッドセットをして…。
明石:そうそう、彼の見てる景色の中では、女性が跨がってるはずなんですよね?
常世田:みたいなことでしたね。
明石:っていう風に2014年にやってたことに比べると大分過激度が増して、世間の主流になりつつあったYouTube というところに対して全く違う戦い方をしていたということだね。
常世田:そうですね。
明石:如何にタイトルとサムネで目立つか、みたいなことを考えていた時期かな。
常世田:当時、バーティカルメディアみたいなのも出てきていて、興味を細分化していくメディアが流行っていましたね。なので我々も「エッジーなあのジャンルを取りに行こう」みたいな感じで、こういったものをやっていたのですが、(ヒットするコンテンツの)コアはそこではなかった。
明石:そうだね。バーティカルメディアとかキュレーションメディアとか、それらって要するにトラフィックの流れがGoogle の検索というよりも、Facebook だったり、Twitter だったり、Instagram が主流になってましたね。
常世田:はいはいはい、なるほどですね。
明石:そこで、如何に興味を引くかっていうことが大事で。当時、TABI LABO っていうキュレーションメディアがあって、僕そこの社長と仲良かったんだけど、そこのビンちゃん(久志 尚太郎氏)っていう社長が僕に言ったんですよ。
常世田:懐かしい…
明石:この原則って、マジで今でもそうだなと思ってて、ぱっと見たときにそのタイトルやサムネイルが、“すげぇ” か“何それ” か“知らなかった” みたいな、感情が巻き起こらないと、見ないじゃん。だから今に続くそれが、2015年ごろにだいぶ体系化されてきたんだなと。
<ニュース>
・ポケモンgo が日本のみならず世界で流行。
・新海誠監督の『君の名は。』が大ヒット。
・SMAP が解散
<SNS トピックス>
・ Titter の投稿できる動画の長さが30秒から140秒に
・ Instagram にストーリーズ機能が追加。
・ ピコ太郎のYouTube 動画がジャスティン・ビーバーにシェアされ、世界的にバズる。
<クリエイタートピックス>
・ ヒカル、ラファエル、禁断ボーイズらがYouTuber 専門プロダクション『NextStage』を設立。
・ モテクリエイターゆうこす、個人事務所株式会社KOS を設立、YouTube を開始
明石:2016年ってこうやってみると、ものすごいターニングポイントの年だね。
明石:Twitter が140秒ってのは、140文字と揃えたってことなんだけど。「なんでTwitter って動画2分20秒上がるんだろうって」当時言われてたんだけど、秒数に直すと140秒だねっていうトンチなんですけど。
常世田:はいはいはい。
明石:いずれにせよ、そういう長尺の動画あげられるようにしないと、広告が入れらんないからね。
常世田:なるほどですね。
明石:で、Instagram ストーリーズも、いわゆる世界観を作っていくってものから、より日常を共有していく場所になったのが、2016年だったんだよね。そんな中で、海外でバズるっていうことを初めて体現したのが、ピコ太郎さんの「PPAP 」かなと。めちゃくちゃバズってたよね。
常世田:めちゃめちゃにバズってました。
明石:ていう風にYouTube に限らず、
常世田:うん、なるほど。さらにSNS の裾野が広がっていったということですね。
明石:SNS でも過激なものが愛される風潮があるからさ。ヒカルさんやラファエルさんや禁断ボーイズさんといった、いわゆる過激派勢が注目されやすい土壌が整ったってことなんじゃないかな。
常世田:なるほどなるほど。まず人が出てきたのではなく、土壌から始まったんじゃないかということですね。
明石:そういう風な「これやってる、すごいよ」みたいな。そういう中で、我々は何やってたかっていうと、インフォグラフィックスです。
2016年当時はFacebookを軸としたスクエアのインフォグラフィック動画を多く制作
常世田:きたきた!!!!
明石:カイさん、めちゃくちゃ作ってましたよね。
常世田:めちゃめちゃ作ってましたね(笑)もうなんかすごい本数を作ったのが、この時代のものですね。
明石:あの時、なんであんなに作ってたんでしたっけ。
常世田:あの時はですね、Facebook にコンテンツをどんどん上げていこうって事で。 まさにそういうSNS の土壌が整い我々の作った動画が、どんどん再生されるようになっていったんですよね。
明石:まさにFacebook 上でバズってたんだよね。
常世田:そうですね。
明石:そういう評判がちょっと上がっていって。これね、俺も今資料見てびっくりしたんですけど当時、日経新聞とコラボしてたんですね。
常世田:やってましたね。
明石:日経の記者さんと一緒に連携して動画を作って、『タワマン買って、税金節約ってどういうこと。』っていう動画とか『上級管理職に占める女性の割合は、ロシア43%、インド16%、そして日本7%』とか、なんかめちゃくちゃタワマン好きなんだなって(笑)
日本経済新聞社と共同で制作したコンテンツ
常世田:確かにタワマンの動画ばっか作ってますね、我々(笑)
明石:やっぱ世間の関心事に寄り添った動画を作ろうとしてたんだね。
常世田:ニュース性とか情報性みたいなのも非常に強い動画の時代ですよね。
明石:すごいよね。日経新聞とコラボしたりとか、当時稼がなきゃいけなかったから、他の制作会社とかがやらないようなことをやろうって言ってて。当時、Facebook が360度動画っていうものに対応して、もう今全然流行ってないからなんのこっちゃなんだけど。要は、 スマホを傾けるといろんな方向が見れるとか。VR のヘッドセットで見回すことができるみたいな。
常世田:ありましたね…。
明石:で、それを取れる機材をいち早く俺たち揃えたんだよね。
当時制作していた360度動画コンテンツ
明石:そしたら、やっぱり他にそれを作れる会社がいないから、色々面白い仕事が来まして。何が面白いって、 カイさん、僕たち2人で当時のウクライナに行きましたよね。
常世田:行きましたね。
明石:それもジャーナリズムかなってみんな一瞬思ったでしょ?…シャンプーの動画ですよ(笑)
常世田:なんで、シャンプーの動画で、ウクライナで360度動画を撮るのかという…。
明石:ウクライナのとある田舎の村に木々が重なってトンネル状になっている場所があって、そこを電車が走ってるんですよね。
常世田:そうなんですよ。まさに、ジブリの世界というか。
当時のロケハン時の写真
明石:で、“ここに行くと永遠の愛が叶う” みたいなのでバズってて、この絶景なところに、360度動画を撮りに行こうと。それが、今ではめっちゃ有名で当時からすごいブイブイ言い始めていたBOTANIST っていうシャンプーの動画を撮りに行ったんだよね。
当時のPRリリース。現在動画は非公開
常世田:そうでしたね。すっごい遠かったですね。小学生みたいなこと言いますけど。
明石:すごい遠かった。空港着いてから、ずっと1本道なんだよね。もう本当にジブリのナウシカのラストみたいなさ、黄金の小麦が靡いてたわ。
撮影場所への道中の車窓から
常世田:小さい池の上に、低い雲が流れ…。
明石:たまにガソリンスタンドがあるだけっていう。
撮影場所への道中の車窓から
常世田:何だここは、と。
明石:ヨーロッパの食料庫って言われてる理由がよくわかるっていうかさ。ほんとに美しかったけど、その道を車で8時間ですからね…。
常世田:美しいなと思ってたのは、最初の2時間ぐらいでしたね。
明石:移動中、僕らずっと無言でしたよね(笑)ケツも痛いし。で、ようやく辿り着いてロケハンしたら野犬がたくさんいるんですよね、トンネルの近くに。
常世田:いましたね。行かれる方はみなさん気を付けてくださいね、野犬が大量にいます。
明石:で、絶対に野犬とか触らない方がいいのにカイさんめちゃくちゃ犬と戯れてましたよね。
その結果、突然ですねホテルに帰る車の中で、カイさんが「痛っ!」って叫んだんです。
常世田:なんか腰が痛いなと。なんかひっつき虫とかがくっついてきたのかなと思うじゃないですか。で、パッて服をめくったらなんか黒い点がくっついていて、「こんなところにほくろあったかな?」と。で、 ちょっと引っ張ったらドゥリっとなんか抜けたんですよ、ほくろが。その先っちょに針みたいなものがついていて、それを見たガイドの人が「あ、マダニだ」って言って…
明石:マダニって、噛まれたらヤバいやつですよ。
常世田:「毒があるので」って言って、ホテルに着いてすぐにガイドの方が部屋に走って行って、帰ってきた瞬間、お酒を持っていてまさかの漫画でよく見る、口に含んで吹きかけるみたいなことを腰にされ、これで消毒して一晩様子を見ようみたいな感じで(笑)
明石:日本だったら即病院行かなきゃいけないですよね。ウクライナのめちゃ田舎なエリアだから、病院とかもないのか、やってないのか、面倒だったのかわからないんだけど。ほんとに、漫画のような治し方されてましたよね。
常世田:それか戦国か、どちらかくらいですよね。
明石:まあ、結果的に今生きてるから、何事もなくてよかったんだけど、あれはヒリヒリしましたね。
常世田:怖いですよね、野犬っていうのは。
明石:でも、ほんとにあの時代のウクライナに行ったってのは、すごい経験だったなと感じますよね。空港とかも兵士募集のポスターしかないし、僕らが帰った1週間後に宿泊していたホテルの近くの広場でテロが起きたんですよね。って思うと、今ウクライナ大変なことになっていますけど、2016年の時からロシアとの関係ってのは当時はもうあの国の中では当たり前だった。
こういう動画の世界もそうなんだけど、今すごい健在化して、めっちゃすごい人ってのも、2016年の時やってる。ヒカルさん、今すごいじゃないですか。急に物事ってやっぱり起きないんだよね。多くの人には見えないようなところで、でもその中の人は知ってる。そういうところで
常世田:良くも悪くもそうですね。
明石:だからカイさんもね、いつかマダニの毒がね…。
常世田:おいおいおい(笑)火を吹く可能性があるみたいな?
明石:ならないといいな。
常世田:めちゃくちゃ不安になる(笑)
常世田:というところで、2016年まで振り返りましたけれども、 いよいよ翌年2017年からONE MEDIA 怒涛の快進撃が始まります。乞うご期待!
明石:見てくれよなあ!…あ、動画じゃなかった。
常世田:では、また次回お会いしましょう!
明石:バイバイ!
ONE MEDIA では、プロデューサーをはじめ、全職種採用強化中です!ご興味のある方は、Wantedlyよりご応募ください!メンバー一同、お待ちしております!
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