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大地を守る会『まるごはん』チームのふたりに聞く、新卒でオイシックス・ラ・大地を選んだ理由とやりがい
「これからの食卓、これからの畑」を理念に、食に関する社会課題をビジネスの手法で解決することで、持続可能な社会の実現を目指すオイシックス・ラ・大地。今回は、安心でおいしい”食”をお届けする『大地を守る会』のサービス企画を担当する河野紗矢香さんと松本英里子さんを紹介します。
現在、ふたりが担当するのは、2人前×5日分の夕食がつくれる食材とレシピをセットでお届けする大人の献立セット『まるごはん』。
健康でおいしい食生活を実現するために様々な工夫を凝らした『まるごはん』は、2021年6月時点で10万食を突破しています。
河野さんも松本さんも、ともに新卒でオイシックス・ラ・大地(当時は、大地を守る会)に入社。今回は、ふたりにオイシックス・ラ・大地を就職先に選んだ理由や、仕事のやりがいや難しさなどを聞いてみました。
食の生産者と消費者をつなぐ仕事を探して
ーー はじめに、オイシックス・ラ・大地(当時は、大地を守る会)へ新卒入社を決めた経緯を聞かせてください。
河野さん:
私は大学時代に関わっていた学生団体での経験が大きいです。
大学の卒業生のご夫婦が福井で牧場を営んでいるのですが、その学生団代では在学生向けにその牧場で酪農や農業を体験できるツアーを企画していました。
私は大学2年の時にツアーに参加したのですが、牧場で目にするものがすべて新鮮で不思議で、「ここの暮らしをもっと知りたい、見てみたい」と企画する側に回りました。
その牧場では「循環型農業」をやっていて、鶏や牛などの糞尿を堆肥として畑へ還元し、その畑で育ったものを食べ、生ごみはまた堆肥へ。環境負荷を減らしながら、きちんとつくられたものを、自分の目で見て考えて選んでいく。その基礎をご夫婦の暮らしから学んでいきました。
学生団体での活動を通じて、自分が食べるものはもちろん、食べ物の生産過程を知ることも大切だと考えるようになりました。そうして次第に、食の生産者と消費者をつなぐ仕事をしたいと思いはじめました。
(▲)河野さんが学生団体で関わっていた福井にある牧場
河野さん:
就職活動では、生産者と消費者をつなぐ仕事を軸に、様々な業界を検討しました。畑や牧場への農業体験を企画する旅行会社や、生産現場の情報を伝えるメディア系の会社に興味をもったりしました。
そんななか、学生団体を一緒にやっていた友人から、「自分たちの活動に近いことをやっている企業がある」と紹介されたのが、大地を守る会でした。
生産者さんの顔が見える野菜を届けることに加え、生産者さんとお客様が交流するイベントを企画したり、一緒にこれからの食について考える場をつくったりと、大地を守る会がやっていることは、私がやりたいことにドンピシャでした。「こんな会社があるんだ!」と、驚きましたね。
はじまりは、ボランティア参加したキャンドルナイト
ーー 松本さんは、どんな経緯で入社を決めたんですか?
松本さん:
私の大学では、地域や企業、NPOやNGOが主催するプロジェクトへの参加を積極的に学生に推奨して、様々な内容が紹介されていました。
そのなかで、大学1年時に目を惹かれたのが、大地を守る会が毎年主催している『100万人のキャンドルナイト』へのボランティア参加でした。
100万人のキャンドルナイトは「でんきを消して、スローな夜を。」を合言葉に、2003年に大地を守る会の呼びかけにより始まったイベントです。イベント当日は、東京タワーのすぐそばの増上寺に特設会場を作り、アーティストによるライブを開いたりして、特別な夜を味わいます。
大学一年時はイベント当日のお手伝いのみでしたが、翌年からは事前準備から手伝ったりと、キャンドルナイトに深く関わらせてもらいました。
松本さん:
大地を守る会の社員のみなさんとも仲良くさせていただき、大地を守る会と契約する生産者さんの畑へ一緒に行ったりと、その他のイベントにも誘っていただきました。
そうして関係が深まるなかで、大地を守る会で働くみなさんが、目の前の人たちを本当に大切に想っていることが伝わってきました。生産者さんのことも、お客様のことも深く考えていて、自分たちの仕事に誇りをもって働いている人たちばかりだと感じました。
就職活動の時期を迎え、自分がどういう仕事をしたいかを考えた時に、関わる人すべてに喜んでもらえる仕事をしたいと思いました。
そう考えた時に、大地を守る会で働くことが、自分のイメージする働き方に一番近いと感じ、応募しました。
お客様の生活に役立てている実感がやりがいに繋がる
ーー ふたりがオイシックス・ラ・大地で働くなかで感じる、仕事のやりがいを教えてもらえますか?
松本さん:
やりがいを感じる瞬間は色々とありますが、特に、お客様と接すると「この会社で働いてよかった」と思うことが多いです。
オイシックス・ラ・大地ではお客様の声を大切にしていて、商品やサービスの感想や日々の食卓に関するお困りごとなど、アンケートやインタビューで話を聞く機会を数多く設けています。
現在担当している『まるごはん』のチームでも、毎週お客様にアンケートをお願いしていて、集まった声をチーム全員で共有し、より良いサービスにすべく改善を続けています。最近では、アンケートだけではわからないこともあるので、何人かのお客様にモニターになっていただき、お電話で話をうかがう取り組みもはじめました。
お客様の声を聞くと、「まるごはんのおかげで、毎日の夕食が楽しくなった」とか「献立の幅が広がって、助かっている」といった内容を沢山いただきます。
そういう嬉しい声に触れると、自分が担当するサービスがお客様の生活に深く関わっていて、実際に役立ていると実感をもてます。
松本英里子さん。
大地を守る会が主催してきた「スロー」という生き方を提案する『100万人のキャンドルナイト』のインターンとして関わった事をきっかけに、2017年大地を守る会新卒入社。商品本部での加工食品担当を経て、現在は大地を守る会新サービス開発チームへ異動。
河野さん:
私も、お客様の声に触れたときに、やりがいを感じることが多いです。
オイシックス・ラ・大地では、お客様の声からの嬉しい声も厳しい声もしっかりと受け止めて、生産者さんとも共有し、ニーズに応えられる状況を目指しています。ただ、お客様の声を見ていくと、生産者さんへの想いが溢れる内容が多いです。
さらに、お客様が「うちの子の体は、100%大地の食材でできているんです!」とか、「まるごはんを使い始めて食生活が変わりました!」と本当に嬉しそうなお顔で言ってくださる時、いいものをお届けできていると実感します。
同時に、「お客様を裏切るようなことは絶対にしてはいけない」という責任感も感じます。
私たちの商品やサービスに価値を感じてくれているだけでなく、「これからの食卓、これからの畑」を目指す企業姿勢に共感して、私たちのサービスを利用してくださっているお客様は少なくないと思います。そういった信頼に背かない商品やサービスを届けていきたいです。
どんな予想外にも前向きに対応できるか?
ーー オイシックス・ラ・大地で働くなかで、難しさや大変さを感じるのは、どんな時ですか?
松本さん:
サービスを提供するなかで、食を扱う難しさは常に感じています。
現在、『まるごはん』の数ヶ月先のメニューを企画開発していますが、突然の台風や洪水などの天災で、計画していた食材を調達できなかったり、商品をお届けできない事態になる可能性もあります。自然を相手にしているので、想定通りに進まないことも視野に入れないといけません。
そういったことを加味しながらも、お客様に喜んでいただけるものを提供していくために、変化に対応する力が求められます。先読みをしながら動いていったり、スピード感をもってものごとに対応していく必要があります。
社長の宏平さんからも、「オイシックス・ラ・大地は臨機応変力に優れている会社であってほしい」とよく言われます。想定外の時こそ真価が発揮されるくらいの気持ちで、どんな状況でも、考え得る限りベストなサービスを提供できるようになりたいです。
河野さん:
また、会社自体が変化のスピードが早いですよね。
河野紗矢香さん。
2014年大地を守る会新卒入社。商品本部、株式会社ローソンへの出向、ミールキット立ち上げに携わる。経営統合後は人事へ異動し研修プログラムの企画から運営を担当、現在は大地を守る会新サービス開発に携わる。
河野さん:
経営統合によって、異なるカルチャーをもっていた会社がひとつになり、様々なキャリアをもつメンバーが新しく加わりました。
現在は、『大地を守る会』『Oisix』『らでぃっしゅぼーや』といった食品宅配サービスの他にも、食に関連する様々な社会課題を解決するために、多岐にわたって新規事業を展開しています。
会社がどんどん変化していくので、自分自身も変わっていかねばならないという思いが常にありますし、変化を楽しめている自分もいます。
どんな変化も前向きに捉えられることができる人が、オイシックス・ラ・大地には向いているのではないかと思いますね。
関わる人すべてに喜ばれる仕事を目指して
ーー 最後に、オイシックス・ラ・大地で挑戦したいことについて、聞かせてください。
松本さん:
私は、目の前のお客様を喜んでいただける仕事を続けていきたいです。
やはり、オイシックス・ラ・大地の食品宅配事業のいいところは、お客様と直接繋がっているので、お客様の反応が直にわかることです。
アンケートやインタビューなどでお客様の声を聞くことを大切にしていますが、同時に、定量的なデータを見ることを大切にしています。購入数やリピート率などの数字の動きを見ることで、本当にお客様に満足いただけているものを提供できているかを客観的に検証していきます。
会社の行動規範に「お客様の期待を超える感動をお届けする」という意味のものがありますが、それを体現できていると胸をはって言える自分でありたいと思っています。
河野さん:
私は入社当時から、「生産者と消費者をつなぎ、食の未来に貢献したい」と思っていて、その想いは今も変わっていません。
現在、オイシックス・ラ・大地では食に関する様々な社会課題を解決する新規事業が次々とはじまっています。どの事業も「これからの食卓、これからの畑」を実現するために欠かせないものだと感じます。
数年後、「自分はどういう仕事をしていたいか」という具体的なイメージを持つのは、正直難しいです。これまでも自分では思ってもみなかったお仕事を経験させていただいて、その都度、必死に目の前のことをやるという感じでしたが、どれも貴重な経験でした。
今取り組んでいる仕事の中では、「これがあるから大地に入りたい!」とお客様に思っていただけるサービスを作りたいですし、これからも食の未来をつくり、持続可能な社会をつくっていくために、自分ができることを精一杯やり続けていきたいです。
執筆:井手桂司・編集:ORDig編集部