こんにちは!お久しぶりです、西潟です。
最近急に暑くなってきましたね。我が家では休日のお昼は専ら素麺です。トマトとキュウリ、大葉に九条ネギを入れて市販のめんつゆをかけたら、もう極上の味。調理も楽で大助かりです。ネットで「ごま油を少したらすとより美味しくなる」という情報を仕入れたので、今度試してみようと思っています。
さて、今日のテーマは『学校や事務所の天井でよく見る、あの模様のヒミツ』。
TOP画像にも載っている、この模様。学校や病院、事務所などで見る機会が多いのではないでしょうか。黒っぽい点々や波々がランダムに配置されている、この模様。なぜ多くある天井材のなかでこの模様が採用されるのか、、、?まず、この模様にはなんの意味があるのか?そう感じる機会が多かったので、今回調査してみました。(この写真も、自社オフィスの一室の天井の写真。)
その正体は、『トラバーチン模様』
トラバーチン模様、と言っても、聞き慣れない言葉ですよね。もともとは大理石などの模様で、古代ローマの建築素材で使われており、それを模したものとして作られたと考えられています。そしてトラバーチン模様をオマージュしたものが、私たちがよく見る天井材の模様だと考えられているそうです。
西潟はまず、あの模様が大理石の模様をモチーフとして作られていたという事実にかなり驚きました。笑 しかし、なぜそれが学校や病院、事務所などでよく使用されているのか。それはトラバーチン模様の、高い機能性にありました。
トラバーチン模様の天井材の特徴
1.安価で手に入りやすい
トラバーチン模様が採用されている商品で有名な『ジプトーン』という天井材は、1平方メートルにつき1600円程度の価格で施工可能。(TOP画像の天井材はジプトーンです)(相場からみれば、かなり安い!)
2.吸音効果がある
目を凝らして見てみるとわかるのですが、トラバーチン模様は模様の表面に小さな穴が空いています。『岩綿吸音板』と呼ばれる天井材では、模様表面の穴によって天井の表面積が広くなり、室内の反響を抑える効果があります。
3.施工の際のビスが目立たない
その柄の特徴から、ビスが目立たず、デザインを損ないにくいというメリットも。
つまり学校などでジプトーンがよく使われているのは、安価で施工できるから、という理由だったわけです。そして、病院では反響を抑えるために、岩綿吸音板が使われていることが多いようです。
このように、普段まちで何気なく見かける材料も、実は、深い理由がある上で使われていたりするのかもしれません。今後も大滝工務店クリエイティブチームでは、暮らしのなかのちょっとしたハテナを解決して、みなさまの暮らしをより豊かにする活動ができるよう、只今準備中です。
ゴールデンウィークも終わり、季節の移り変わりもあって、体調を崩しやすい時期かと思いますが、身体には十分お気をつけてお過ごしくださいね。(7月は4連休がありますよ、アツい!!)