弊社では、「独立前提社員」という採用に取り組んでいます。
これは、「弊社の社員として、最短1年・最長3年社員として働き、知識や技術を修得した上で、当社のパートナーとして独立ができる」という採用スキームです。
この採用から、既に20名以上の方が入社してくださり、そして、11名の方が独立されています。
ほんとうに様々な方が入社してくださっていますが、印象的なのは、40~50代の方からの応募が非常に多い点です。
たとえば、
●「地元に戻ってからのキャリアを考えているけれど、いざ定年後まで見据えたときに、継続できる仕事がなかなかない。でも、この仕事なら、自分の体さえ元気なら、年齢に関係なく続けることができる。」と、1年間社員として働いた後、九州に戻られた50代の男性。
●「両親の介護と並行して仕事をするには、ある程度、自由度の高さが必要。会社員では難しい。しかも、定年後をどうするか、という課題があった。この仕事なら、スケジュールを自分でコントロールでき、定年後のこともイメージできる。」と1年間社員として働いた後、独立された50代の男性。
●「親族の介護のために、前職を辞めなければならない事情があった。それが落ち着いたときには50代。転職が難しい年齢にさしかかっていた。だから、“独立”や“フリー”という選択肢も視野に入れていた。そんなとき、給料をもらいながら知識・スキルを修得でき、独立のサポートまでしてくれる仕組みは魅力的だった」と、1年間社員として働いた後、実家に戻り独立された50代の男性。
●「60歳という節目を前に、10年後・20年後に対する漠然とした不安があった。このまま定年を迎えるのか・・・と。まだまだ自分の能力を発揮できる場所はあるのではないか?」と考えた結果、独立する道を選択し、当社の門を叩いた50代男性。
共通しているのは、定年という節目に向かうにあたり、「そもそも、定年で自分の仕事人生は終わるのか?そのつもりはない?でも、次の道は?」とご自身のキャリアに悩み、門を叩いてくださっている点。
100年時代と言われる今の時代。
・生涯現役
・第二の人生
・シニア起業
・複業(副業)
・地域×起業
など、働き方についても、新しいカタチが求められています。
そんな中、この“独立前提社員採用”をご自身のセカンドキャリアのスタートを切るにあたり、新たな道として選択していただいているのは、ほんとうにありがたい限りです。
ここ数年、メディアに取り上げていただく機会も増え、その度に多くのお客様から「こんなサービス、探していたんだよ!」というありがたい声をいただくことが増えました。サービスとして、事業として、社会から必要とされていることを実感できる瞬間でした。
それだけでなく、このような「採用」のチャレンジが、“これからの働き方”という文脈で求めていただき、ほんの少しではありますが、社会から必要とされていることがが実感できている。
これからも、様々な角度で、社会に必要とされるサービスやプロダクトを生み出して行きたいと考えています。