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アジアの新興国・バングラデシュでインターン修行 vol.4

こんにちは、oceanizeインターンの木内陽翔です。

今回は4回目、これからもコツコツ続けていきたいと思います。

前回の記事はこちらから!

先日、ついにオールドダッカに行きました!

感動冷めやまぬうちにオールドダッカについて記事を書かせていただきたいと思います!

その前に一つ紹介。

日本では桜が咲いている頃でしょうか

過ごしやすい気候とこれから新しいことが始まる!という期待感

春は一番好きな季節です。

時を同じくしてバングラデシュではこれから雨季に向けて徐々に日差しが強烈になってくる季節です。朝晩でも30度前後。日中の最高気温は35度。真夏の陽気です。

そしてそれは、バングラデシュの人々にとって

あるフルーツの時期が近づいていることを知らせるものでもあるのです。

そのフルーツの名とは…

マンゴー!!

亜熱帯のバングラデシュはマンゴーの栽培に最適!

実際町中のいろいろなところにマンゴーの木が生えています。

すでに緑色の実がぽこぽこできていて、これから2ヶ月かけてよく知っている黄色く大きな実に成長していくのだそう。

そんなマンゴーをこの時期から楽しむ方法、それが___

グリーンマンゴージュース…!!

まだ青いマンゴーの実を搾って作るジュースです。

青くても大丈夫なんでしょうか?

聞いてみると

「まだ酸っぱいんだけど、それを楽しむんだよ!」

なるほど。

ブレてしまいました。詳細は後ほど。

これもいい経験だ、決心を固め

いざ、マンゴージュースを手に取ります。

なるほどまだ青いからかアボカド?のような匂いがします。

ゴクッ…

か、か、辛い!?

辛いぞマンゴージュース!酸っぱいのどこいった!?

みんな大爆笑。やられました。

みんなゴクゴク飲んでます

グリーンマンゴージュースはまだ青いマンゴーの果汁に

たっぷりのスパイスを入れて味を調整したドリンクとのこと。

本当は青いマンゴーの味を楽しむのが醍醐味なんでしょうが

辛さが勝ってしまってそれどころではありません。

飲み干すので精一杯でした。

さてここからが本題です!

土曜日、満を持して僕たちはオールドダッカに向かいました。

この日案内してくれるのはオフィスのスターIQです。

ダンスに歌にサービス精神旺盛でいろいろなパフォーマンスをしてくれます。

この日もいつにも増してやる気にみなぎっていた彼。

最初の目的地はダッケシュワリ寺院!

片道15キロ、ダッケシュワリ寺院を目指して僕たちはバスに乗り込みました。

バスにはドアがありません。写真は料金係のお兄さん

このバス、基本的には止まってくれません。減速しているタイミングを見計らって料金係のお兄さんにどこまで行くバスなのか聞きます。そして目的地にたどり着けそうなバスに乗り込むのです。

ちなみに降りるときも同じです。タイミングを見計らって降りたいときに降りる。

日本では考えられないくらいボロッボロ(ガラスも割れてたり)ですが

運賃は3人合わせて55タカと激安です。

バスが走り出してすぐ

僕たちはダッカのおそろしさを目の当たりにすることになります。

ピクリとも動きません…

渋滞です。

ちょっと進んでは止まり、またちょっと進んでは止まり…

この日ダッカの最高気温は35度。

車内にクーラーなどなく汗がダラダラ流れてきます。

バスが止まると乞食のおじいさんが乗り込んできたりピーナツ売りのおじさんが来たりと入れ替わり立ち替わりいろいろな人が乗り込んできました。

この渋滞の中で、バスは少しでも早く着けるようにと右に左に車線を変えます。

そんな時でした。

ガシャーン!

車線変更で後ろから来たバスと接触!バキバキっとすごい音がしました。幸いスピードが出ていなかったので乗っている人たちに何ら影響はなかったのですが…

心配していたのも束の間、バスは何事もなかったかのように走り出します。起きたことといえばぶつかった相手のバスの料金係のお兄さんがちょっと怒鳴っていたくらいです。

なるほど、通りでボロボロのバスが多いわけです。後から聞いた話では接触事故は事故に入らないんだとか。ちなみに自家用車には必ずバンパーにもう一層プロテクター?をつけています。

この国ではどこに行っても日本人(外国人)はやはり珍しいようで

バスに乗っている間いろいろな人に話しかけられたり

道行くひとたちから手を振られたりしました。

道行くお姉さん(多分お兄さん)に投げキスされたり

隣のバスに乗っているおばちゃんにぺろって舌なめずりされたりと

一部ぞわっとするものもありました。

2度の接触事故とエンストによるバスのチェンジなど様々な困難にぶつかったバス移動。

目的地に着いた時には3時間が経過していました。

暑さやその他いろいろなことでぐったりしていた僕たちはまず腹ごしらえをすることにしました

このお店に入りました。

この日食べたのはビリヤニ!うちにある鍋のでかいバージョンが店の前にボンボンと3つ並べられていて、それぞれチキン、ビーフ、マトンのビリヤニを炊いていました。

その中でマトンをチョイス!

空腹も相まってめちゃくちゃうまかった!!

ごちそうさまでした。

いざダッケシュワリ寺院へ!

これが噂の「建設途中っぽい建物に洗濯物」です

歩くこと10分、家からはかれこれ4時間…

ついにダッケシュワリ寺院に到着です!

けっこうかわいい感じです。
こちらお堂

なんだか可愛らしいダッケシュワリ寺院ですが、

実は由緒正しいお寺で起源は12世紀。

ダッケシュワリという女神を祭ったこのお寺が

この町の名前ダッカの由来となったと言われています。

続いて紹介するのはここ!

インドでいうタージマハルでしょうか?

ラルバッケラ!

バングラデシュはその昔ムガール帝国の主要都市でここは当時のベンガル地方の総督の娘の墓だそう。

手入れの行き届いた庭が広がるこの場所は

ごちゃごちゃとしたダッカの街にありながら

静かで穏やかな雰囲気。

絶好のデートスポットのようです。

木陰にはあっちにもこっちにもカップルが。

後ろの塀は登れます。塀の上から。

ここでも僕らはすごいモテモテ(?)で

それはもうたくさんの人と握手したり写真撮ったりしました。

この水路に水が溜まるとまた美しいのでしょうがそれはまたの機会に!

ここからはCNGで移動!

いつの間にか日が傾き始めていました

着いた先は…

これ以上ないくらい真っピンクです

アーサンモンジル!

イギリス統治時代の領主ナワブさんという人のお家です。

当時こんな真っピンクだったかどうかはわかりません。

中は博物館になっていて当時の部屋の様子が復元されています。

美女と野獣に出てくるような長机のダイニングだったり

ビリヤードが置いてあるプレイルームだったりかなり豪華。

鎧や鹿の頭の剥製、象牙…いかにもなお金持ち感。

その中で一番衝撃的だったのはベッドルーム。

ベッドが…!!

ちっちゃい!!!

僕たちの家のダイニングテーブル(4人掛け)くらいの大きさだったと思います。

これでダブル…!?

豪華な内装とのギャップに思わず声が出ました。

目の前は船のターミナルになってます。なるほどいい場所にある。

そしていよいよ最後の目的地スターモスクへ!!

アーサンモンジルの周りは布屋街です
見上げるとかなり年季入ってることがわかります
美味しそうな屋台もたくさんあります
そこら中、布、布、布…

途中からリキシャに乗ってスピードアップ!

これ、人が引いてます。凄すぎ。

そしてついに…!

色とりどりのタイルがキレイ!

スターモスク!

たくさんの人がお祈りをしたり休んだりしていました。

モスクに入るときは靴を脱ぎます。

お祈り前に体を清めるためのシャワー室があり

そこで手と足、頭を洗ってからお祈りをします。

モスクは神聖な場所なので同時にどこよりも安全な場所なんだそうです。

座ったり横になったり、のんびりできます。

交流の場でもあるみたい。

ただ横になるときに一つ注意することがあります。

お祈りをするモスクはサウジアラビアのメッカの方角を向いています。

モスクに足を向けることは神聖なメッカに足を向けることになるので

その方向に足を向けてはいけない!

なるほど。

ちなみに会社のお祈り用の部屋でも同様です。

渋滞に始まり長かった1日の終わり、モスクで横になるのはなんとも気持ちよかったです。

6時になると放送がかかります。

お祈りのための歌でアザーンというそう。

あちこちから男たちが集まってきます。

水泳帽?のようなお祈り用の帽子をかぶっていたりかぶっていなかったり。

何か宗派の違いとかあるんでしょうか

イスラム教徒でなければ参加しなくても良いらしく

後ろから見ていました。

アザーン、録音してあるのかと思ったらまさかの生歌!

たまに咳き込んだり息継ぎをしたり

ご苦労様です。

何だかすごく一体感を感じました

アザーンに合わせて老いも若いもみんなが一斉に立ち上がり座り頭をさげる様は

どこか神秘的で、その一体感に圧倒され

すごくいいものを見た気がしました。

宗教も悪くないな!

そう思いました。

歌が終わると一斉に解散。辺りも真っ暗。

帰りはCNGで帰りました。

それでも渋滞には巻き込まれましたが

3時間かかった道のりも1時間ほど。

お値段450タカ。

バスと比べれば高いけど

行きもCNGにすればよかった…!

またすぐ行くことになると思います、オールドダッカ!

今回も長くなってしまいました。

最後まで読んでいただきありがとうございます!

それでは!

বিদায়!

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