「頭が良い」と「優秀」は、全然違う概念であるという話 | 高橋飛翔ブログ
例えば、私がこれまでによく聞かれてきた質問のひとつに、「優秀さの定義って何ですか」というものがある。様々な企業が「優秀な学生」という言葉を安易に使いがちであるにも関わらず、その要件が企業によって異なり、かつそれが往々にして学生間で使われる「優秀さ」の定義とは乖離があるためにこうした質問が出てくるのだろう。
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皆さんは何かに一生懸命取り組んだのに壁を乗り越えることが出来なかったことはありませんか?漠然と何か成長したい。変わりたいと思っていませんか?僕もその中の1人でした。そんな僕が変わるきっかけに選んだのが企業での長期インターンです。今回はそのインターンでの経験を通して得た気づきを紹介します。
その前に少しだけ高校時代の部活の話に触れます。初心者が多く、音楽が楽しいという理由で吹奏楽部に入部。音楽が好きな状態が続けば上達するだろうと思っていました。しかし、現実は甘くはありませんでした。自分のクオリティに満足できず、音楽をする楽しさを忘れ、目の前の練習を必死でこなす毎日。部活を考えるのが辛かったことを覚えています。そして壁にぶつかった時、答えを目指して考えるのではなく、悩み続ける癖がついていました。高校3年間、頑張ってきたはずなのに満足できないまま部活を引退したことはもったいなかったと思います。
そんな高校時代を過ごした後、大学に進学しました。大学1年生のころは普通にサークルに参加していましたが、高校での出来事はいつも心の片隅に残っていました。そして変化や成長するきっかけを求めて、大学2年生の冬にインターンを始めました。1ヶ月が過ぎた頃、自分が他の人と比べて仕事が上手くいっていないと感じることが増え、他のインターン生の仕事やパフォーマンスに焦りを感じていました。そして思い通りにいかないことがある度に悩むようになりました。高校の頃の癖がぶり返していたのです。しかし、前回とは違います。社員の方や同じインターン生と共に仕事をしていく中で、新しい発見があったからです。
皆さんは失敗をした時、何を感じますか?
僕の場合、「こんな失敗をしてしまう自分はダメなのだ」と思い、改善する前に心を自ら折ってしまいます。また、失敗したタイミングで自分の人間性を責めるようになっていたのです。
この側面を変えるきっかけになったのは社員の方にアドバイスをもらった時でした。「自分は他の社員やインターン生と比べて、失敗を重く捉えすぎているんじゃないか」と聞いてみると、「失敗をした時、自分の人間性を否定し過ぎると潰れる。思考を否定に持っていくのではなく、改善することに視点を向けることが大切。」と社員の方は教えてくれました。これは小さな気づきですが、自分が変わる大きな一歩でした。
自分自身を責め、悩む事と自分の失敗と向き合い改善する事は異なります。答えを意識せずに悩み続ける事と、答えに向かって建設的に考える事は方向性が違うからです。漠然としたゴールのまま突き進むと、反省が自分自身への否定につながりやすくなります。そこで挫折しやすい人と壁を乗り越える人との違いを自分を例に列挙してみました。
・失敗した時、感情的になり自己否定してしまう
・計画性がない
・常に正しくなければいけないと思い込んでいる
・失敗を受け止める
・自己否定しすぎない
・失敗から改善策を導く
・成功するまでに色々な手段を試す
・1歩下がって自分を見つめる
このように2つに分類してみると共通する違いが1つあります。「自己投影」の度合いです。挫折しやすい人は失敗の原因を自分とは別の部分で求めるために、何度も同じ失敗を繰り返してしまいます。壁を乗り越える人は1歩下がったところから冷静に自分を見つめ、失敗を受け入れ、反省します。自己否定は自分の存在や人間性を含めて否定する事で、反省は結果に対して原因追求と改善に集中する事なのです。僕の場合は根拠もなく自分を否定しました。自己否定を免罪符に反省することに向き合っていなかったのです。
今回、話したことは、多くの人にとって当たり前だと思います。しかし、挫折を克服することが出来ず、原因を曖昧なまま過ごしていた僕にとって社員さんの助言は勉強になりました。自分の側面に気づけたのも、インターンの環境に身をおくことで自分の知らない世界や考え方に触れることが出来たからです。これまで身についてしまった癖をすぐに修正することは難しいかもしれませんが、少しずつ前進している実感があります。この文章が僕と同じような境遇の方の力になれば幸いです。最後まで読んで下さりありがとうございました!
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