ノベルワークスの人と想いを伝えるシリーズ記事「ノベルハーツ(novel hearts)」。
今回は、ノベルワークスが提供する料金プランの誕生秘話からひも解く、仕事に対する考え方や姿勢を
3回に分けてお伝えしていきたいと思います。
納品して終わりじゃないノベルワークス流儀から生まれた、お客様に寄り添ったプラン設定の裏側のお話をお届けします。
1、まずはプランをご紹介!
ノベルワークスのメインのお仕事は、システムの受託開発です。
サイボウズ株式会社が提供している業務アプリ開発プラットフォーム「kintone」を始め、Microsoftの「PowerApps」、Amazon Web Serviceなどの ‟クラウドサービス” を使ったシステム開発をメインに行っています。
2、それぞれのプランの特徴は?
料金プランが豊富なのもノベルワークスの特徴です。システム開発の料金プランとしては「オーダーメイド開発プラン」「定額開発プラン」「チケットプラン」の3つがあります。
定額開発プラン
ノーコードでお客様の業務効率化を図るシステム開発を行います。月額定額で専属スタッフが伴走するので密にコミュニケーションを取り、日々の小さな問題の修正・変更もすぐに対応します。
オーダーメイド開発プラン
お客様の業務システムの課題を丁寧にヒアリングし、解決プランを作成、プランに沿ってノーコードとローコードで、お客様の業務に合わせて開発します。
チケットプラン
数回分のセットになったチケットを購入し、必要になったらその度に消費していくプランです。開発、アドバイス、保守(システムの改修・調整・修理)など用途に応じたチケットを用意しています。
これらのプランは、利用されるお客様の多様なニーズや状況にこたえられるよう、
ノベルワークスの歴史の中で段階的に構築されてきました。
その中の一つ、今回は定額開発プランについて詳しくお話していきます。
3、「一括請負」が生む制限と負荷を取り除く
代表の満村は、大手企業で15年間システム開発をしながら「一括請負のスクラッチ開発」に
ついてある課題を抱えていました。
システム業界で長らく行われてきたスクラッチ開発は、一括請負で、期間内に納品することが
最優先とされるため、納期や作業人員の確保にバッファを持たせる必要があり、発注者に不要な
費用負担がかかってしまいます。
また、納期があるために「要件定義」と言って、作るべき機能を最初に決めてしまわないといけません。完成形のシステムをイメージしながら、箇条書きの文章を作っていくので、たとえこれが要件通りに
作れたとしても、想定通りに使えるものになるかは、使ってみないと分からないのです。
(往々にして使えないケースが多い)
また、一旦開発が始まると途中で修正・変更できないため、要件定義は慎重に行われ、
開発するまでに長時間を要し、今目の前で起こっている課題解決がなかなか進まない、
本当に現場で必要とされるシステムが開発できない、というもどかしさがありました。
そこで、
エンジニアもお客様もお互いがwin-winになれるシステム開発をするため、
独立した満村が選んだのは”定額開発”という、従来のスクラッチ開発とは
開発工程の異なるものでした。
定額開発のよい点は、
一括請負ではないので、納品することを目的にする必要がなく、お客様と一緒に
その都度一つ一つ丁寧に課題解決していける点です。
このプランには、”ノーコード・ローコード”ツールが欠かせません。
ノーコード・ローコードツールを使った開発は、システムの大部分をプログラムでの
構築を必要とせず、マウス操作などで簡単に構築することができます。
そのため、
長時間・高コストをかけて要件定義をしっかり固め開発する必要はなく、
その場でお客様に見てもらいながら修正を重ね、完成させていくことができるのです。
また、より良いシステム開発をするには、
お客様とエンジニアが積極的に意見を出し合い提案していかねばなりません。
そのためお客様と私たちは同じゴールに向かうチームとして、二人三脚で開発に
取り組んでいます。
つまり、
一括請負では、
初めにお客様と一緒にゴールを決め、それに向けエンジニアが中身を作っていきますが、
定額開発では、
お客様とエンジニアが一緒にシステムを作りゴールに向かっていくことになります。
そのため、余計な人員や保身のためのバッファが発生することもなく、
お客様に余分の開発費用を頂くこともないのです。
4、定額開発の‟やりがい”と‟難しさ”
ノーコード・ローコードツールを使って開発する定額開発プランでは、お客様の業務を
全て変更する提案をすることがあります。
もちろん、私達もこれまでお客様が積み重ねてこられた業務ルールを変更することは
大変難しく、手間のかかることは承知の上です。
ただ、「なんとか社内を良くしたい」
「効率化を図り、真にやるべき業務に時間に充てるんだ!」
という想いと、期待を込めてノベルワークスにご相談いただいている、
その気持ちに答えたいと思っています。
ですので私たちは、
「この業務をなくしたら飛躍的に業務効率化を図れます。大きな目的がないのであれば、
思い切って辞めましょう」と、大胆にもそうお伝えします。
こういった提案は、一歩踏み込んでお客様と同じ目線で課題解決に取り組む覚悟を持っている
からこそお伝えできることだと思っています。
そうして、お客様が改めて業務効率について考える機会を持ち、提案を受け入れて頂いたときは
とても嬉しくやりがいを感じ、今後も精進するための活力を受け取ることができるのです。
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いかがだったでしょうか?
今回は3プランあるうちの1つ目「定額開発プラン」についてご紹介しました。
お客様が損をしないwinwinな関係性で仕事ができるプランの仕組みであり、
お客様にとっての最適解をいかに早く提案できるかを追求するのが定額開発プランにおける、
ノベルワークスの仕事の流儀でした。
次回は、責任と覚悟のオーダーメイド開発プランの誕生秘話についてお届けします。