「ノックデザイン」の経営者である田島さんのインタビューです。フリーランスを経て起業する前の経験や、ノックデザインのミッション、若手の育成などについて話しています。
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ーノックデザイン起業する前は何をしてた?
結構色んなことしてましたね。まずはノックデザインを創業する1個手前はフリーランスをしてまして。それはスタートアップの企業とかの、UI/UXのデザインやブランディング。どういう風に見せていくかっていうのを手伝ったりとか。そういう感じでフリーランスの会社を何社か支援してたっていう感じですね。
ーフリーランスの前は?
フリーランスの前は制作会社にいました。Web制作の会社ですね。一応そこに新卒で。僕2014年卒なんですけど、そこで7年ぐらい働いてましたね。そこはずっとデザイナーとして入社して、7年間でデザインからマネジメントみたいなことも最後させてもらって。そこからはフリーランス→ノックデザインみたいな感じですね。流れとしては。
ーなぜフリーランスから起業しようと思った?
そうですね。起業しようと思った理由はいくつかあって。まずは前職の会社が、入った時が7名ぐらいの会社だったんですけど、僕が辞める時は多分40〜50人ぐらいの会社になってて、1つはその会社が大きくなる過程をずっと横で見てて、それを自分でもやりたいなって思ったっていう部分が1つ。
それはある種ちょっとしたこの過程の楽しさとか、ちょっと憧れに近い部分もちょっとあるんですけど、まずはそれが1つ。
もう1つは、やっぱり自分の納得できる制作の体制を作りたかったんです。というのも、どうしても最後までお客さんに付き合えないというか、予算であったりとか、色んなしがらみがあって、本質的にお客さんの課題にちゃんとみんなで向き合えてるかって言われたら、全てが全てそうでもないなと思って。
だから僕たちノックデザインのミッションって、『志を共に実現する』っていうのを掲げてるじゃないですか?それってWeb制作とか、もちろんSNSの運用とかそういうことを実際やってますけど、僕たちはもっと踏み込んでその先のお客さんの達成したい世界とか、未来に対してしっかり伴走して取り組むよっていうのを企業のミッションしている。だから僕たちはもっと企業の課題に向き合う。そのためにSNSとWeb制作を使うっていうことの立て付けにしてるというか。だからWeb制作会社とかも名乗ってませんし、SNSマーケティングの会社とも名乗ってないんですね。デザインとかwebとかSNSっていうものを武器にした志を実現するパートナーとして会社をやっております。それが起業したもう一つの理由ですね。
ー実際起業してみてどうでした?
最初の1年はすごいやっぱり失敗も多かったです。
今まで会社員としてやってた時は、結構自分のことをできる人間やと思ってたんですよ。
でも会社って役割があって、周りと連携しながら上手くやっているのに、僕は周りに対する不満が結構多くて。「いや、ここもっとこうした方が絶対いいのにな」って思いながら結構仕事してたんですけど、でもやっぱりそれって一側面からしか見えてなかったと思いますね。
そんな状況で起業して、自分が中心になってやる中で自分の足りてない部分がすごい浮き上がってきて、色んな失敗しましたね、1年目は。
今は色々手伝ってもらえる方とかも増えてきて、徐々に体制ってのが整ってきてはいますけど。1年目は本当に失敗ばっかりでした。
ー2年目の今はどうですか?
今は少しずつ売上だったりとか、そういったところも安定してきて仕事の流れとかもちゃんとできてはきたので、今あまりトラブルが起こるとかっていうのは結構少なくなってきて、ちゃんとお客様に満足してもらえるものを提供できるように少しずつなってきたかなって思ってはいるんですけど。でもまだ会社のメンバーが4人なんで、やっぱりまだまだ提供できることの幅が狭いというのもすごい感じてて。なので、今2期目から本格的に採用とかその辺の取り組みをしてもっとやれることだったり、もっと深くお客さんのサポートができるような体制っていうのをやっていきたいなっていう風には考えてはいますね。
ー今後どういうチームを作っていきたい?
1つは、若い人が育つ会社にしたいなと思っていて、やっぱり今制作会社Webとかデザインの会社とかってどうしても即戦力採用みたいなのがすごい多いんですけど、僕としては自分が新卒で前の会社に育ててもらったというのもありますし、やっぱりそういう会社があったからこそ、今こういう会社を運営できてるっていうのもあります。
もう1つは、前の会社でも新卒採用とか色んな人を育てるって事をずっとやってきたんですが、今そういった自分が部下だった子とかが色んな業種とか色んなところに行ってすごい活躍してて、また再会した時に色んな仕事とかができているのが、すごいいいなと思って。
なので色んなクリエイター、SNSとかWebとか色んなところがあると思うんですけど。ノックデザインに入って、そういった人が失敗しながら成長できていく会社にしていくのが1番いいかなと思ってて。
なのでやりたいことの1つとしては、その新卒とかその若手の人材を採用してちゃんと育成していくっていうことが、やりたいなと思ってることと、もう1つはチームワークを大事にする組織にしていきたいなと思ってて、結構こういう仕事って、個の仕事になりがちというか。例えばデザイナーだったらこの人がデザインしますみたいな感じで。
流れ作業みたいな工程が決まっててそこに人を配置して流れるように仕事していくっていうのは結構効率的ではあるんですけど、やっぱり1人の脳みそで考えられるものってやっぱ限界があるじゃないですか?偏ったりとか。なので色んな仕事、デザインの仕事、SNSの運用の仕事もそうですけど、色んな人の組織として色んな仕事に取り組む。チームとして取り組む。最終的にチームで取り組みながら若い人材を育てていって組織というかチーム全体で強さが出ればいいかなと思ってて。
なのでどっちかというとすごい個人のプレイヤーとかいっぱいいるみたいな組織もあると思うんですけど、 僕としては若い人材を育てながらチームとして強い会社にしていきたいというのがあって。
なので今採用活動とかもどちらかというとそういった新卒とかジュニアクラスの人を採用して、いかに育てられる環境を作っていくかみたいなところを今やっていこうかなみたいなところではありますね。
ー今後の展望は?
今後の展望はいろいろあるんですけど、今後の前に今までどうだったかみたいなとこで言うと、今ちょうど1年半ぐらい会社たちますけど、ようやく会社の基盤ができてきたっていうイメージなんですよ。1年半前、創業した当時って本当に何もわからないまま、とにかく色んなことにチャレンジして色んな仕事を引き受けてきたんですけど、それがようやくこうある程度仕事として回るようになってきて、売上も少しずつ上がってきてようやく今期からもうちょっと人を拡充しながら、もう少しやれることを広げていこうかなっていう風にまず思ってます。で、その中でも特に1年半色んな仕事を受けてきて特に課題だと感じてるのは、採用の部分ですね。特に僕たちとか中小企業のお客さん多いじゃないですか?今って事業を大きくしていくにあたってマーケティング的な、売上を拡大するためにまず認知を広げようみたいな活動ももちろんあるんですけど、まず今認知を広げてもその事業を任される人がいないっていうところで、結構採用がボトルネックになってる。それが上手くいってないから事業を伸ばせないっていうところなので、 そういう企業さんがすごい多くて、なのでまずは採用ってところにフォーカスして僕たちが今もってるWebとかSNSの分野で採用支援しようというところが今直近で考えてる1番やっていくべきところですかね。