日本で唯一の指圧専門学校で3年間学び、その後Dr.stretchのストレッチトレーナーを選んだ小針店長。これまでの道のりと、仕事に対する想いを伺いました。
【プロフィール(2025/2月時点)】
小針 南希
Dr.stretch神田店 店長
指圧の道から、ストレッチトレーナーへ
― 指圧の専門学校では、どのようなことを学ばれていましたか?
日本で唯一の指圧を学ぶ専門学校に通っていました。『あん摩マッサージ指圧師』という資格を取るため、3年間を通して指圧の実技をメインに、あん摩やマッサージも学んでいました。
― なぜ指圧を学ぼうと思ったのでしょうか?
人に喜ばれる仕事がしたいと思った時に、誰しもに喜んでもらえる仕事がしたいと思っていました。 年齢や性別を問わず、かつ道具もいらない。 長く続けることを考えて、この分野が浮かびました。専門学校在学中に東日本大震災があったのですが、先生達がボランティアで被災地に行ってマッサージをされていたそうなんです。その話を聞いて、当時の先生たちを誇らしく思ったことも印象的な出来事でした。
― 指圧専門のお店もある中で、なぜストレッチトレーナーを目指したのですか?
実は、学校に通っている間に挫折しかけたんですよね。卒業はしたのですが、「自分には向いてない。ずっと下手くそだし、体も良くできないし。」と思っていました。だから卒業後は、在学中からお世話になっていた飲食店でアルバイトを続けました。でも2,3ヶ月、人の体を触らないでいたらふつふつと気持ちが湧いてきて。入学当初以来、初めて自分から「やりたい」と思えたんです。
当時、住んでいた千葉方面にDr.stretchの店舗がなかったのですが、ちょうど新小岩店がオープニングスタッフを募集していました。
学校では指圧以外にあん摩やマッサージはあったものの、ストレッチの授業ってなかったんです。だから『未経験からストレッチを学べます』という言葉にはとても惹かれました。「仕事をしながら新しい分野を学べるんだったらめちゃくちゃいいじゃん!」と思って、2013年に入社しました。
入社後の研修と店舗デビュー
― 当時の研修はどんな印象ですか?
中途入社のタイミングだったので研修生は少なかったのですが、研修所全体から元気や明るさが伝わってきました。 もう10年以上経ちますが、私の中でDr.stretchのブランドイメージは、研修所が原点だったなと思っています。 今も当時から変わらず、元気ですよね。
― 社内の雰囲気やカルチャーはいかがですか?
そうですね〜。「気持ちがいい〇〇」というのは、プライベートの中でも活きるくらい良い考えだと思っています。迷ったり悩んだりした時は「結局どれが一番気持ちいいんだろう」と考えるようになりましたし、社内全体で共感している考え方なので、店舗でもスタッフさんとお話をするときもそれが基盤になっています。レイアウト決めやお客様対応について相談する時でも「どれが一番お客様にとって気持ちがいいか」を軸に話すことができています。
― 店舗デビューして大変だったことはありますか?
たくさんありました(笑)。ありがたいことにお客様がたくさん来てくださって、ただその分、全てのお客様の目的に合わせて技術や知識を増やすことが最初はすごく大変でした。
― 大変だったことを、どう乗り越えていきましたか?
分からないことはその日のうちに調べたり勉強したりして、次にお客様にお会いした時に説明したり、ストレッチができるように対応していました。それ以外にも店舗のスタッフや店長たちに聞いたりしました。店長は、今までの経験を惜しみなく私たちに教えてくれたので、毎日接していてすべてが学びでした。周りの方がとても協力的で、本当に感謝しています。
「どんなお店を作りたいか」を改めて考えたきっかけ
― 店長を目指したきっかけを教えてください。
当時勤務していた店舗の店長が他の店舗に異動になるということで、尊敬していたしお世話になっていたし、その店長が守ってきたお店を守っていきたいと思い、その一心で立候補しました。
― 当時の店長さんはどんな方だったのでしょうか?
今は独立されていますが、8歳年上の女性で私のロールモデルでした。「そうやってお客さまに接すれば良いんだ。こうやって接すると私たちスタッフはこんな気持ちになるんだ。」というのを体現してくれた、尊敬している方です。
― 加盟店で店長を勤めて、nobitelでも店長に立候補したとのことですが、プレゼンはどうでしたか?
めちゃくちゃ緊張しました。店長をやっている上で「自分がどんなお店を作りたいか」を分かりやすくどうまとめるかというのは、すごくいいきっかけで改めて考えさせられました。その時他のスタッフさんたちが本当に応援してくれていたので、自分をこんなに応援してくれるんだったら頑張らなきゃって思わせてくれました。
プレゼンした時にはまだ加盟店にいましたが、他の加盟店の方やnobitelの方からもたくさんメッセージを頂いてすごく励みになりました。
お客様の人生に寄り添う仕事
― トレーナーをしていて、印象に残っているエピソードはありますか?
以前の店舗から対応させて頂いているお客様が、世界6大マラソンを完走されたことです。
58歳のときに初めてご来店いただき、「世界6大マラソンを制覇したい」というお話をされていたんですけど、2年もかけずに1つの怪我もなく、見事60歳で完走されました。
普段お仕事をされてる方なのですが、その大会の他にも体を慣らしたりタイムを上げるため年間で20レース以上、怪我なく完走されているんです。
世界6大マラソンを完走したというお話を伺ったとき、お客様の努力の賜物に感動しました。さらに、その大会を制覇するとフィニッシャーメダルがもらえるのですが、店舗に持ってきてくださったのです。「サポートメンバーの一人なのでお見せしたかったんです。」と言われた時は、本当に身に余る光栄でした。ものすごく嬉しかったですね。
走り終えた今は、「もう1回走るか、別のレースをやろうか。」と迷っていることもお話ししてくださいました。
その間もずっと通っていただいて、他の店舗に異動する時も一緒に来てくださって、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。 少しでもお力添えできたことが、本当に嬉しいし、これからもお力添えできるように頑張りたいです。
店長になってからの成長と、今後の目標
― 入社してから今までで、どのようなところが成長したと感じますか?
トレーナーとして成長は日々あると感じていています。できなかったことができるようになったり、 お客様の期待により多く応えられるようになっていくことに成長を感じますが、一番成長したと思うのは、店長になってからですね。もっというとnobitelの店長になってから、成長するための壁が多く感じられるようになりました。
何が成長したかと言われると、一体自分がどんなお店を作りたいのか、どんな人でありたいのかというのをより考えるようになりましたし、それをみんなに発信し続けること。曲げないで、逃げないで、発信し続ける。これをやり続けていることが成長したと感じています。
― 今後の目標や挑戦していきたいことなどあれば教えてください。
私は目の前のことに結構集中してしまうタイプなので、今はとにかく目の前のお客様と、一緒に働いているトレーナーさんの人生がより豊かになるように、自分ができることに全力で注力していきます。
Dr.stretchで働こうか迷っている方へ
私はこの仕事しか経験していないのですが、この仕事をしていなきゃ出会えないような場所で働かれているお客様や、スポーツをされているお客様と週に1回、月に3,4回以上お会いしてストレッチをさせていただきながらお話をするって、なんか不思議な関係性だなって何年経っても思っていて。友達でもないし家族でもないですが、色々なお話しをする機会がある。本当に貴重で価値ある時間を、お金を頂きながら過ごさせていただける。めっちゃ楽しいと思います!
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