1
/
5

【社員インタビュー#8】農業部 海外いちご生産事業|川畑さん

初めまして!農業部でいちごの生産@タイをしている川畑です🍓
今回は私の入社の理由や今やっている仕事などをお話したいと思っています。よろしくお願いいたします。

自己紹介

これまでの経歴について

JAの営農指導員を経て、製造業、営業を経験し、家業のいちご農家に従事していました。そこで、先代の借金肩代わりというアクシデントを経験し、借金返済が終わったのを機に、農業分野でアドバイザーやオペレーターとして、ハーブや椎茸などの栽培に携わってきました。
また、肥料メーカーの営業兼アドバイザーとして、主に九州管内のトマト、キュウリ、ナス、いちご農家を巡回しながら営業し、今まで蓄えた知識と経験をお客様の経営に少しでも役立てたいという想いで日々精進を重ねてきました。

趣味

日本にいた頃はソフトテニス(歴35年👍)をやっていましたが、今は全然できてないですね…。休みの日はゴロゴロしていることが多いですが(笑)、食材の買物やマッサージ、車の洗車などをして過ごしています。
体が疲れていない時はチェンマイ周辺の古いお寺などを散策しています🛕。

ニチノウを知ったキッカケ

チェンマイでいちごの生産管理をやっている日本農業の大津さん(※1)という方を通じて知ったのが最初です。大津さんとは以前同じ職場で働いていたのですが、その縁もあり、チェンマイのいちご栽培のアドバイザーを頼まれました。当時、私は葉面散布メーカーの営業として主に九州管内を巡回しながら、大津さんへのアドバイスを行っていましたが、タイの気候や環境がよく分からずなかなか結果が表れず苦労しました…。
そんな中、飯塚さん(※2)の提案でチェンマイの圃場を見学させてもらいました。当時はまだコロナ対策の隔離もあり十分な時間が確保できませんでしたが、すごく充実した見学だったことを覚えていますね。この時見学したことをきっかけに、2022年4月に入社しました。

※1:農業部いちご生産@タイに所属
※2:農業部いちご事業責任者/ジャパンストロベリー株式会社 代表取締役

入社の決め手

振り返ってみると以下の2つが理由としては大きいかな、と思います。
① 内藤社長がビジョンを語る時、すごく楽しそうに話す姿を見て、本当に面白そうだなと感じた
② 自分が蓄積してきた知識や経験を全て出しても、難しいことに挑戦できると同時に、ワクワクした

入社してみてのギャップ

難しさは想定内だったので、良い意味でギャップも無く、仕事を楽しめています。
具体的に言うと、本来いちごは低温・短日・低窒素で花芽分化を起こす植物なのですが、タイの気候が花芽分化に与える影響や株の疲労度合いが未知数でした。あとは気温が高くて出荷後のいちごの棚もちが短いのではないかなど。そんなにすぐにうまくいくものではないな、とある程度想定していました。日本にいる間に想定される問題の対策をいろいろ思考して臨んだものの、実際は予想以上に深く難しい事業だと痛感しましたね。
昨年は惨敗…。今年は来年に繋がる成功の糸口が見え始めているので、悩んでもがいた事が良い結果に繋がりそうで安心しています。

ニチノウの良いところ

農業に対して、本当に愚直・懸命に向き合っている会社だと思います。
日本式だけどオリジナル性の高いタイのいちご栽培はまず頭の中にある凡例を除外して、新しい視点や思考で栽培管理を再構築する必要があります(前年惨敗したのは日本の栽培方法をそのままタイの環境に当てはめただけだったため)。今年は日本品質はそのままに、前年の学びからタイオリジナルの栽培方法を再構築して栽培を始めています。凡例や事例に縛られた栽培方法ではなく、タイで成功する栽培方法を自由に、そして柔軟に思考させてもらえている事はすごく有難いですし、とても楽しいです。

入社してから今まで取り組んできた仕事内容

事業性を担保できる収量を日本の技術で達成するために「章姫(あきひめ)」という日本の品種をタイの亜熱帯気候の中で栽培しています。
いちご栽培をした事がないスタッフに、作業の意味を説明し理解してもらい、一緒に作業しながらのスタートでした。
初年度は栽培環境も手探りの状態の中、日本の凡例に縛られた栽培技術で進めながらの指示出しだったので、正確な指示が出せず、いちごもうまく育たないし…で心が折れそうでした。 しかもタイ語があまり話せない状況での説明だったのでうまく伝わらず、メンテナンスが遅れたことにより株の疲労に繋がり、イチゴの成長が悪くなり、収量が落ちる等の問題がありました。
でも、諦めず説明し続けた結果、今年はタイ人スタッフも徐々に仕事を覚え、今ではかけがえのない中堅スタッフとなっています。
今年はタイの気候・環境を考慮した作業計画を月単位で作成し、作業漏れや改善点などをタイ語で伝えることができるようになりました。辛く、難しく、もがいた事で、自分もスタッフもやりがいを感じる事ができるようになったのだと思っています。

今後ニチノウで実現したい・目指したいこと


まだ成功体験と呼べるほどではないですが、今年は事業性が担保できるぐらいの栽培には到達しそうです。今年の学びを来年に活かして、事業性を確実にできて初めて成功と言えます。まだまだ先は長いかもしれませんが、勝利の美酒は苦しかった程美味しいと言いますので、今は美味しくしている最中だと思って日々精進しています!そしてここでの経験を活かして他の東南アジアの国でもやってみたいと思います。 まだ火種があるうちにいろいろ挑戦したいですね。

未来のニチノウメンバーへメッセージ

私が若い頃は、農業といえば敬遠される職業でした。実家がたまたまいちご農家だったから、仕方なく家業を継いだのも事実です。そして、農業は命を育む産業だという事に胸を張れるようになったのも最近の事です。
でも、ニチノウは農業に対して本当に真摯に向き合っている会社だと思います。社長が本当に農業を楽しく語る、なによりそれが一番良いです。会社のトップが農業を楽しんでいる会社が悪い会社であるはずがないです!!

ここまでお読みいただきありがとうございました!
前例にとらわれない柔軟な思考を持ち、そこに向かう行動力はニチノウならではの良さだと思います😤
”命を育む産業”を持続可能にしていくためにもニチノウは一緒に産業変革に立ち向かう仲間を強く求めております🫵🫵🫵

🍏🍎積極採用中🍏🍎
私たちは「農産業の変革」を一緒に目指してくれる”仲間”を絶賛募集中です!
農業の経験は問いません!
少しでもご興味を持っていただいたり、この思いに共感してくださった方はぜひカジュアルにお話しましょう!!
事業部だけでなく、コーポレートも大募集しています。

YouTubeも面白いコンテンツ盛りだくさんですので、ぜひご覧ください👇
ニチノウLAB:https://www.youtube.com/@nihonagri/featured

🍎🍏🍎🍏🍎🍏🍎🍏


株式会社日本農業's job postings
1 Likes
1 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Invitation from 株式会社日本農業
If this story triggered your interest, have a chat with the team?