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「あるべき姿を形に」プロジェクトマネージャーの仕事とは

プロジェクトマネージャー 長友芳基 氏


随時配信しているネイキッド先輩社員インタビュー企画。今回は、イベントの総合的な責任者としてスケジュールや予算を管理し、その進行を円滑にするためのマネジメントを担うプロジェクトマネージャーの長友芳基さんにお話を伺いしました。

ネイキッドには中途入社だとお聞きしています。

前職は、イベントの企画制作、運営を業務とするイベント制作会社です。私が関わっていたイベントのひとつは、大展示ホールで5ホール使って実施されるような大規模ゲームIPイベントで、その実行委員会メンバーにてコンテンツ制作担当を務めていました。

ゲーム音楽によるライブステージ、ゲーム内のキャラクターやストーリーに沿ったアトラクション、ゲーム内の世界観をリアルに再現する造作ブースなど、さまざまなコンテンツを制作しました。さらには、某メーカーとオリジナルコーヒー開発をしたこともありました。

もうひとつ具体的なのをあげると、協議型デジタルアートの大会の制作統括・ディレクターを担当したこともありました。

イベント制作会社からネイキッドに転職された経緯とは?

前職のイベント制作会社で請け負っていたのは、そのほとんどが受託仕事だったんです。それ以前に私は、新木場スタジオコーストという、当時国内最大級のライブ・イベントスペースに勤務していて、自主興行で「ageHa」というクラブイベントを企画制作運営していたもので、受託仕事になった時の肩身の狭さというか、自由度の無さっていうのを感じてしまって。自社IPを持った企業や、そのクリエイティブチームに入りたいと思っていた中でネイキッドと出会い、2020年1月に入社しました。

もっと自由度の高い仕事がしたいと入社したネイキッドですが、実際に仕事をしてみての印象はいかがですか。

そうですね、自由度はとても高いと思います。もちろん、受託案件であればクライアントさんからのオーダーはあるものの、その通りにただ企画提案するのではなくて、「もっとこういう風にした方がいい」といったプラスαを提案する姿勢、できる環境がネイキッドにはあります。

例えば、クライアントから「何かしらのアプリを作りたい」というオーダーがあったとします。それに対して単に依頼通りのアプリを制作するだけではなく、「なぜアプリを作るという選択に至ったか」を理解し、プラスα要素としてリアルイベントの開催や、映像制作、またはメタバース空間制作なども提案するのがネイキッド流で、そうした仕事への姿勢や考え方を私自身はすごく素敵だなと感じています。

また、社内の仕事環境も自由で風通しが良いですね。プロジェクトメンバーで意見を出し合って、「これでいこう」というように方向性を決めるのが通常で、プロデューサーが「こうします」とトップダウンで物事が決まるということはないですね。

現在はネイキッドでどんな仕事をされているのでしょう。

プロジェクトマネジメントチームを束ねており、プロジェクトマネージャーが、私の主な役割です。プロデューサーが受けてきた案件が実際に実現可能なものなのか、ディレクターの企画した内容がクライアントの要件を満たしているのかなど、現場で実際に具現化するに当たっての様々な精査を行っています。さらに、自社の利益率を守るという観点から企画内容の削減を社内スタッフに要求するのも、プロジェクトマネージャーの役割です。

ただし、ディレクターがどうしても譲れないという状況で、かつ私たちプロジェクトマネジメントチームとしても納得ができたのであれば、プロデューサーに「これを何とか実現したいから追加予算を確保することは可能か」といった相談をすることもあります。要は、その案件をより良くすることが一番大事なことで、そのためにどうすればいいかを常に考えている仕事だといえます。



プロジェクトマネージャーという仕事をする上で大切にしていることは?

案件をあるべき姿にするのが、プロジェクトマネージャーのミッションだと思っています。仕事をどう進めるべきか、どう売り上げを作るべきか、クライアントに対してどう向き合うべきかなど、いろいろな要素から成り立っているあるべき姿というものを自分なりに導き出し、それが実現する道筋を整えていく。その過程で重要になるのが、あらゆる関係者の立場を考慮するということです。時にはクライアント目線で見なきゃいけない時もありますし、企画内容をお客様目線で見て、本当にそれって良いものなのかと考えることもあります。また、運営側の目線で予算管理を厳しく判断することも必要です。そうした多角的な視点を意識することで、その案件のあるべき姿や実現に向けての道筋が見えてきます。

プロジェクトマネージャーは常に物事を客観視して捉えなければいけないポジションです。そこがディレクターとはちょっと違うところですね。ディレクターはこう演出したら面白いという情熱で突っ走っていいポジションですが、プロジェクトマネージャーにはその企画を第三者的な視点から冷静に判断することが求められると思います。

今後やってみたいこと、目標などはありますか。

ネイキッドで最強のプロジェクトマネジメントチームを作ることです。本チームは、案件の実施において要になる存在だとは思っています。クオリティーキープはもちろん、お金の管理もしなければいけない。その他、クライアントワークから社内の制作メンバーのマネジメント、パートナー各社のマネジメントまで担当分野はとても幅広い部署といえるでしょう。だからこそ、プロジェクトマネジメントチームが強くなれば、会社自体の実力も向上すると私は思っています。

自分の意見を思う存分通せる仕事というわけではありませんが、責任あるポジションではあるため、やりがいは十分にあるはず。チームスタッフであるプロジェクトリーダーの求人募集を今まさにしているところですので、たくさんの方の応募をお待ちしています。

では最後に、長友さんが一緒に働きたい人、ネイキッドで活躍できる人はどんな人だと思いますか。

固定概念にとらわれない人ですね。融通の利かない人や、言葉は悪いですがいわゆるマニュアル人間では、ネイキッドで活躍するのはちょっと難しいかなと感じます。目指すゴールに向けて、いろんな可能性を感じながらプロジェクトを進行させていかなければならないので、「これはこうだから」とか、「こうでなければ正解に辿り着かない」といった一本道の思考回路では、可能性が狭まってしまうのと、少しでもトラブルが起こってしまうと、そこで立ち止まってしまい乗り越えることが困難になってしまいます。

そういった意味でいうと、何事にも柔軟に取り組める人なら、ネイキッドで楽しく生き生きと働けるはず。プロジェクトマネジメントチームでも、そうした人が仲間になってくれることを願っています。

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