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「最大限の支援をしたい」 その先に目指す唯一無二の存在。(OP/高野尾茉里)

【挑戦者側から、社会をおもしろくする。】
事務でありながら、学生や企業と向き合う前線に立って就活イベントの運営を担う、入社2年目!転職を考えたきっかけや、前職の事務業務との違い、さらには本人の仕事に大きな影響を与えた1日について……。年間1000人以上が参加するイベントを支える、その仕事ぶりを紹介します!

「先輩たちのようになりたい!」

インタビューを通して、高野尾は「ナイモノの事務はすごいんです!」と何度も繰り返す。
それは自身の仕事に対してではなく、日々の業務を通して上司や先輩の姿を見て感じていること。取引企業からもそうした声を何度も聞いてきた。実際に肌で感じてきたからこそ、その言葉には自然と力が入る。

事実としてナイモノの社員構成でも、学生を担当するCA(キャリアアドバイザー)が最も多くを占める一方で、企業担当のRA(リクルーティングアドバイザー)と事務は、ほぼ同数。
それはナイモノにとっての意味や役割の重要性の表れでありつつ、同時にそれだけの価値を事務が生み出しているということでもある。

そんな中で高野尾は入社以来、激動の時期を奮闘してきた山東伊藤はもちろん、年下でありながらナイモノでの経験に勝る新卒入社の鈩(たたら)など社員の仕事ぶりを見て、ずっと「自分も同じように……」と考え続けてきた。

「入社1ヶ月目は山東さんに就活イベントの運営業務を教わって、2ヶ月目は伊藤さんに企業対応を教わって、覚えることが尽きませんでしたね。考える余裕がないくらいに新しいことだらけで、最初の数ヶ月の記憶はほとんどありません(笑) 先輩たちみたいになりたいと思って働いていました」

前職での「やりたいのにできない」の壁

大学を卒業して以来、ずっと「お客さまに最大限の支援をしたい」と考えて、できる環境、できる自分を目指してきた。
もともと新卒で入社したのは、オフィス向け通信機器販売の会社。営業として1年間、その後は既存顧客のサポート部署で2年を過ごした。

取引先が日常業務の中で抱える通信機器や業務ソフトの課題、社内環境やセキュリティなどの改善点に対して、社内のリソースを用いて最適なプランを提案する。自分が対応できる幅を広げるために、高野尾はサービス内容の知識を網羅するのはもちろん、仕事に役立ちそうな資格を見つけては取得した。
その一方で、顧客の価値を目指そうとするほど、「ビジネスのリアル」の壁を感じることが増えていった……。

「どこまでサポートできるかは、やっぱり“契約”なんです。
会社としても自分としても、応えられるはずのスキルやツールはあっても、契約ではそこまで含まれていなかったり、追加料金がかかったりもします。もっと言えば、前年までは同額で提供できたサービスなのに、会社が提供するサービスプランの内容に変更があったりすると、できなくなっちゃうこともあるんですよね ……。当たり前のことではあるんですけど、そこにモヤモヤを感じる部分がありました」

社会人3年目になって転職活動を始め、ナイモノに出会った。
「挑戦者の、一番の応援者になる」――。その言葉に触れて、「今までできなかったことが、全力でできる環境」だと感じたのが、入社を決めた理由だった。

2022年10月3日 変化の日。

入社後は、ナイモノの事務がカバーする範囲の広さに当惑しつつ、学生に対しても企業に対しても「できること」の制限を感じることなく、全力で取り組めることに充実感を抱いていた。
入社して半年が過ぎた頃、高野尾は『ジョーカツ』の学生向けイベントの運営を任されることになった。

「正直に言えば、やりたい仕事ではありませんでした」

イベント担当となると、取引企業の経営者や人事はもちろん、毎週地方から訪れる学生たちと接しながら、両者の満足度を高めるためにかかわっていく必要がある。それは「初対面の人とかかわるのは得意じゃない」という高野尾にとって、必ずしも自分に合った仕事だとは思えなかった。

「もともと裏方としてやるのが楽しくて、それを突き詰められそうだと思ったから転職したのに、人前に立って会社の看板を背負うような仕事で……。心の中では“やりたくない”と思っていたし、始まって1,2ヶ月は毎日やつれてない日はなかったです(笑)」

そんな高野尾に「変化の日」が訪れたのは、2022年10月の社員総会の日。

ナイモノの10期目を終えて新しい節目を迎えるタイミングで、全社員の前で同部署の山東が表彰された。
ナイモノやジョーカツにとって、前線のCAやRAだけではなく、事務が与えている影響の大きさを感じると同時に、そこに光が当たる社内の風土に刺激を受けた。自分もそんな存在になりたいという想いを強くした。

「これまで働いてきた中でも、私にとって山東さんは絶対的な存在。私が就活イベントを担当することになってからも、企業の方から“今日は山東さん、いないの?”とか“山東さんはこうだったよ”って、何をするにも山東さんがいるんです(笑) そんな山東さんが表彰されているのが、とても印象的でした」

突然の「最終面接前」の電話相談

総会後の祝宴も終わって、他の社員はそれぞれ歓談をしたり次の会場に向かったりと、穏やかな雰囲気をすごしていた。そのとき高野尾は会場のロビーの隅でひとり、ある学生と電話をしていた。
相手は、その日に最終面接を控えた学生。

―― その数十分前、社員総会の休憩中にマネージャーの辻川から声をかけられていた。
「高野尾さん、あの学生って憶えてる? ちょっと前にセミナーに参加していた学生で、今日これから最終面接があるから、アドバイスできたらと思って……」

通常であれば、セミナーに参加した学生には、その後の就活相談やアドバイスをするために担当CAがつくことになる。しかし、その学生の場合は時期的な状況もあって、まだ担当がついていなかった。
一方、その学生が受けていた企業も柔軟な選考をすることが多く、想定よりも早く最終選考の場が設けられた。社長からも「志望度はどれくらいなのか?」と問い合わせが入っていた。

辻川にとっては、最終面接前の学生に相談やアドバイスをするには、面識のないCAより何かしらの関係性がある人からの方が、という判断で高野尾への確認があった。

「セミナーに参加してくれた学生は、だいたい憶えています。
だって、せっかく貴重な時間や交通費をかけて、重いキャリーケースを引っぱって東京に来てくれるわけですよね。彼らが緊張してしまったり、素の自分を出せなかったりして、その一週間を“ムダだった”と思わせてしまうのは申し訳ないですから。できるだけ話しかけるようにしてるので、話した内容も含めてだいたいは憶えていると思います」

「あれが、背中を押してくれました」

山東の受賞の感慨にひたる間もなく、高野尾は学生に電話をかけた。
最終面接に向けて、現状の不安や理解度を聞きながら緊張をほぐしつつ、アドバイスを送る。自分が知っている企業や社長の印象も伝えて、学生の言葉を整理しつつ、志望度を確認していく。

通常の事務としての高野尾の業務は、企業と学生の間でCAやRAとの調整もしながら、イベントの準備や運営をすることがメイン。多岐にわたる業務を担いながらも、最終面接前の学生と直接やりとりをするのは、高野尾にとってはもちろん、ナイモノの事務スタッフの中でも珍しい出来事だった。

「自分としてはイベントのときの印象を伝えたり、普段接している社長について自分なりの感想を伝えたりしただけで、大事なアドバイスができたとは思ってなくて、ただ不安や心配なく受けてくれたらいいな、と思っていただけです。 むしろイベントのときには、その学生は“選考を受けたいというより、社長と話してみたいだけなんですけど……”と言っていたのを、いいじゃんいいじゃん!って言っていたくらいで。いつのまにか最終面接にまで進んでいて、びっくりしました(笑)」

―― その日の夜、学生から連絡があった。
「今日の面接で内定が出て、その場で承諾しました!」

「まさか高野尾さんから連絡があると思っていなくて、あの電話が背中を押してくれました。本当にジョーカツの素晴らしさを感じることができて、いつか恩返しができる社会人になりたいです。改めて、本当にありがとうございました!」

「ナイモノの唯一無二になりたい」

この10月3日は、高野尾にとって忘れられない日になった。
「事務の絶対的存在」として追いかけていた山東が全社で表彰を受けた。更には、その山東ですら経験したことのない形で学生とのかかわりをもち、裏方としての事務の枠を超えた日。

「ナイモノの事務って、裏方でありながら前線にも立つし、それが企業や学生の人生に影響を与えられる。こんな経験って他の会社の事務はできないな、って思うんです。前職で感じていた制限や限界もなくて、やるからには自分にできることをやりきりたいし、今はそれができる環境です」



これからは25卒の新卒採用に向けて新しい取り組みも始まり、これまで背中を追い続けてきた伊藤も産休に入るため、しばらくは不在となる。

「これまで、ずっと山東さんや伊藤さんの凄さをみてきて、“自分もそうなりたい、ならなくちゃ”って思ってきました。でも今は、背中を追いかけるだけじゃダメなんですよね。
まだまだ学ばせてもらうことはたくさんあるけれど、私はナイモノの“唯一無二”になりたい。もちろん皆さんすごいけど、負けたくない。〇〇さんみたいに、って言われるのは悔しくて。
ナイモノの事務はすごいと言われているからこそ、“高野尾だから”とか“高野尾みたいに”と言われるように。自分でも“これが高野尾だもん”って、言えるくらいになっていきたいんです(笑)」


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