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こんにちは。ナディアで広報を担当している遠藤です。
ナディアの社員インタビュー 第9弾は、デザイナーF.M.さんのです。
ープロフィール
F.M.(デザイナー)
大学時代からグラフィックデザインを専攻し、大学院では明治時代の活版印刷の活字など書体の研究に取り組む。大学院卒業後は漫画・書籍系のエディトリアルデザイン事務所にて勤務し、少年誌などのデザインを担当。その後、AIを研究するベンチャー企業でインハウスデザイナーとして広報業務も兼任。2021年にナディアに参画し、現在はWebデザインを中心に活躍し、長期間に渡る案件を担当している。
-ナディアに入社した理由
もともとマンガが好きだったことや、学生時代に研究していた活字の研究を活かせると考え、新卒で書籍や雑誌のデザイン会社に就職しました。しかし、人材の入れ替わりが比較的多い業界で、これまで一緒に働いてきた仲間が新たな道へ進むことも少なくありませんでした。また、雑誌の発行部数が見直されたり、やむを得ず休刊となるケースもあり、出版業界のこれからについて、ふと立ち止まって考える機会が増えました。
次にAI研究機関も兼ねているベンチャー企業に転職しました。当時は、現在のように生成AIが普及していませんでしたので、先進的な企業でした。ベンチャー企業では、デザイナーとして入社しましたが、組織変更に伴い、広報を担当する部署に異動。転職当時と業務内容も大きく変わってきました。
そんな中で、自分はやはりデザイナーの仕事がしたいと再認識し、制作会社への転職を考えました。
ナディアを知ったのは、エージェントからの紹介でしたが、面接の雰囲気が柔らかく、肩ひじ張らずに雑談のような話をする中で、ナディアの人の良さを感じ、入社を決意しました。
ー未経験でのWebデザイン
ナディアに入って、新卒で入社したデザイン会社に戻ったような懐かしさを感じました。その会社では、雑誌の発刊に合わせて、毎週入稿があり、締め切りに追われる日々でしたが、今思うと、私にはそのような環境が合っていたようです。
Webデザインはナディアが初めてだったので入社当初は苦労しましたが、デザインの原理原則は理解していたので、Web特有の作法を理解することで、比較的スムーズに馴染むことができました。
今は制作自体がとにかく楽しいです。「こうしたらどうだろう」と考えることも楽しいですし、手を動かしていること自体も面白い。制作している過程が一番楽しいと感じています。
ー案件を通じて学んだこと
現在担当している案件 の多くは1年以上継続しており、非常に思い入れが強いです。1年以上の制作期間というのは比較的長いですが、そのなかで付随する様々な制作物を担当することができるため、いつも新しい発見があります。仕事に幅があるという点は、制作会社ならではの魅力だと私は思っています。
また、制作会社では、担当する案件によって、全く作るもののジャンルが異なります。行政関連の案件もあれば、IT系企業の案件、ITに全く関係がない方々に向けたWebサイトの制作をすることも多々あります。そのようなさまざまな案件を担当するにあたり、私はクライアント様の業種のバックボーンをインプットすることを大切にしています。これまで知らなかった業界について学ぶこともとても面白いです。そうやって集めた業界の知識から、何か日々の制作に活かせるヒントはないかと探すようにしています。
-仕事をするうえで大切にしていること
ナディアの9codeにある「誠実であること」です。そして誠実であるには、よく調べて、よく勉強することが大切だと思っています。クライアントのことや、その業界、動向を知ることが制作に活かせるのはもちろんのこと、敬意を持って制作に臨めるようになるので、誠実なものづくりのベースになるものだと思っています。
私は小さいころから何かを調べることが好きで、家にあった百科事典の、適当に開いたページを読むということをよくしていました。実家には一部屋まるごと本棚だけの部屋があり、私の知識を集めることを楽しめる性質は、本好きな父の影響が大きいのかもしれません。デザイナーの仕事をするうえで、調べることや知ることが私の原動力になっているように思います。
ー苦労したこと
後輩の育成にあたり、どうすれば自分の意図が正確に伝わるか、常々考えています。特に、頭の中にあるビジョンを言語化して伝えることには、難しさを感じました。クオリティを担保するために、どのように伝えればその意図を後輩が理解してくれるのか、どうすればこの指示がその人のためになるか、と日々考えていました。
今でも非常に苦心することではありますが、フィードバックを通して制作物が良くなっていくのを見たりすると後輩の成長に少しは寄与できたのかなと安心しますし、この経験が結果として自分自身のデザイン言語化の練習機会になっていると実感しています。
-今後の目標
今は制作自体がとても楽しいので、マネジメントに進みたいという思いはあまりありません。一生デザイナーでいられたらいいと思っているくらいです。しかし、どの領域でも活躍できるデザイナーになりたいなとは思っています。過去に、紙媒体からWebデザイナーに転向したのも、できない領域をできるだけ減らしたいと思ったからです。多方面で活躍できるデザイナーを目指したいと思います。
-入社を検討している方へ
制作会社のデザイナーには、制作会社ならではの仕事の幅があります。その幅を楽しめる人とぜひ一緒に仕事をしたいと思います。さまざまな業界の情報を集め、自分のものにできる方ならば、制作会社のデザイナーは向いていると思います。知識を深め、学ぶことを楽しめる方をお待ちしています。