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【代表インタビュー】面白いと思ったことをカタチにして世の中の人を驚かせ、笑わせることが僕達の仕事

■「3年後に会社を作ろう」同級生との約束を胸に会社を創業

ーー株式会社村田ソフトウェアサービス創業までの経緯を教えてください。

小学生の頃に出会ったインベーダーゲームに衝撃を受けて、プログラミングに興味を持ちました。日々、電気屋でプログラミングの本を読み、ゲームセンターに行く僕の姿を見兼ねて、遂に親がパソコンを買ってくれたんですよね。以降、雑誌に投稿したりしながら独学でプログラミングスキルを身につけ、専門学校に入学。

卒業後は日立造船コンピューター株式会社に入社し、エンジニアとして人事や給与管理システムの開発業務を担当していました。そして入社3年後の1995年に退社して、会社を創業したんです。社会人経験3年で、早いですよね。今振り返ると、あと3年待った方が良かったと思います(笑)。でも、専門学校卒業時に親友3人で「3年後に会社を作ろう」と約束していたんですよ。新卒で各自が別の会社に入社し、修行を積んでまた集まるぞと。それで本当に3年後に全員で集まって、起業をしたんですよね。

ーーユニークな創業経緯ですね。創業後はどのように事業を拡大していったのでしょうか。

起業したものの、半年は無収入だったでした。理由はシンプルで、全員エンジニアで営業がいなかったから(笑)。創業時はちょうどインターネットが商業化されたタイミングだったので、それを事業展開しようと考えていました。

最初は、アルバイト雑誌で開発人材を募集している会社に片っ端から電話をかけて、「うちなら丸投げできるし品質もいい。アルバイトを頼むより絶対にいいですよ」とアピールして、地道に仕事を獲得していきました。友達に知り合いを呼んできてもらいながら完全成果主義でやっていたら、「あそこの会社は給料がいい」と地元で噂になって(笑)、社員もあっという間に、20名規模に成長しました。50名規模になると教育が必要になると考えて、未経験でプログラミングを勉強できる「匠プログラム」を開始し、一時期は70名以上まで社員が増えました。

また、私は過去に企業のプログラミング講師をやっていたことがあったのですが、結構評判が良かったんです。じゃあ、その経験やノウハウを活かして人材を育成していこうと、未経験からプロへの道を目指す有限会社プロルートを設立しました。さらにプロルートを株式会社化し、インドやベトナムなどの海外オフィスの開発などにも着手。2013年には東京営業所を設立して、業務拡大を図っていきました。

■どんな時代も、楽しくて面白い所に人やお金が集まる。人を楽しませ、喜ばせる「笑わせ屋」でありたい

ーー 会社が掲げるミッション、ビジョンを教えてください。

ミッションは、「技術で人を笑顔に」です。僕自身、人を驚かせたり、笑わせたりすることが好きなんです。そのためなら手段は選ばないのですが、たまたま僕が持っているものがコンピューターソフトウェアの技術だったというだけで。商売を聞かれたら、「笑わせ屋」だと答えますね。今、僕は50歳になりましたが、これからは来世のために徳を積み、また人間に生まれ変わって楽しい人生を歩みたいと思っているんですよ。そしてまた、人を楽しませたり、喜ばせたい。そんな想いが、ミッションの軸になっているのだと思います。生きていくうえでお金は大事ですが、もっと価値あるものがあると思うんですね。

もし、朝起きたら10億円が枕元にある、ただし年齢が60歳になっていたら…?だったら10億円いらないという人がほとんどではないでしょうか。お金がない、辛い状態でも、自分の時間を過ごしたいという想いは誰にでもあると思うので、そういう根本にある価値を会社として大切にするようにしています。

ーーバリューについては、いかがですか。

お客様が当社に何を価値として見出してくれているかというと、技術もそうですが、何よりも「あきらめない精神」だと思います。どんなトラブルがあっても音を上げず、乗り越えるまで一緒についていく。それを実現するためにも、当社では「人は成長できる」という信念を持ち、「できるできる、絶対できる」という気持ちをもって仕事に取り組むようにしています。


■面白いと思ったことを実現するために意識しているのは「仕事を遊びに変える」こと

ーー今、展開している事業について教えてください。

現在、SES業務と受託業務、半々の割合で事業を行っています。受託系の案件は、iPhoneやスマホのアプリ開発がメイン事業です。当社はもともとデータベースの構築に強みを持っていたので、スマホおよびWEBのデータベースのセットで丸々お任せいただける点は、お客様から重宝されています。

ーーアプリ開発に特化するようになったのはなぜですか。

実は、もともと事業構想があったわけではなかったんです。世の中にiPadが登場した時、日本より1か月前にアメリカで先行販売されることを聞いて、ハワイからiPadを取り寄せて、日本発売開始に合わせてアプリを作り上げました。販売当日、日本のアプリは当社のものしかないので、当然ランキング1位になりましたね(笑)。

iPhoneアプリの開発もそうです。iPhoneが出始めの頃、好きな社員が持っていた実物を見させてもらって、これは世の中に浸透するなという直感からアプリ開発をスタートしたんですよ。金曜日の夜に社内メンバーとお酒を飲みながらアプリゲームを作ろうと思い立ち、月曜日にはゲームができている。そんな流れです。

インターネットが出た時もそうでしたが、どう考えても一時期の流行ではなく、一度使ったら手放せなくなるようなものを見つけたら、つなげられるアイデアや開発に全力を注ぐ。その姿勢が、いつも新しい価値の創造につながってきたという状況ですね。

ーーアイデアを形にするスピード感もそうだと思いますが、会社の強みはどんな所にあると考えていますか。

ひと言でいうと、勢いと企画提案力がある点でしょうか。どこの会社のどんな仕事ができたら面白いか、社員は常にアンテナをはっています。たとえば、もともとつながりのなかった大手クライアントさんに対しても、会員カードの不便さを実感していたある社員が、ある時直接会社に電話をしてスマートフォンアプリの開発の提案をし、仕事につながったということもありましたし、「これをアプリゲームにしたら面白い」と思ったものをゲーム会社に直接提案し、実現させたことなどもあります。

社内に関していえば、社員旅行するにもお金をかけていい場所に行きたいからと、予算を稼ぐために普段の業務とは別で仕事をとってきた社員もいます。すごいですよね(笑)。「これが実現したらいい、面白そう」と思ったら、勢いで実行に移してしまう社員が当社には多いんですよね。これが、会社の一つの強みにもなっているのではないかと思います。

ーーその勢いは、どこから生まれていると思いますか。

うちでは、仕事を遊びに変えるんですよ。たとえば、100メートルは誰にでもできますが、誰よりも早く走れたら世界のトップにもなれる。仕事もそれと同じです。単にやるだけなら、誰でもできますが、そこにルールや条件を設定すると競い合って達成感も生まれるし、ゲームのように楽しむことができる。制限をつけることで、それが遊びに変わるんですよね。

しかも、「やりなさい」とプレッシャーを与える言い方をしては遊びにならないので、制限として設定するんです。仕事は納期があってノルマもありますが、それをいかにゲームや遊びと考えて、楽しむことができるか。それが、社員がポジティブに動くモチベーションにもつながっているのかもしれません。

ーーそういった意識の他にも、環境もモチベーションアップには重要かと思います。働きやすい環境づくりとして、どのようなことを行っていますか。

当社はかなり自由だと思います。大枠のスケジュールは管理しますが、細かい部分については個人に任せています。早めに仕事を終わらせられれば、自分の勉強時間にあててもいいですし。社員全員、自分の裁量で調整できている部分はあると思います。

それから、基本的にやりたい事業がやれるように営業が動いて仕事を取ってくるように努めています。やはり、本人が楽しんで仕事をしている方がお客様にとっても印象が良いだろうなと思います。やりたいという気持ちを尊重して、できるだけ楽しめる仕事ができるようにしています。


■目指すのは、チームそれぞれがキャリアアップを目指せる組織づくり

ーー今後の事業展開について教えてください。

まずは、東京営業所をはじめとして、20人規模の拠点を20か所に増やし、規模を拡大していければと考えています。ピラミッド型というよりは、そのくらいの規模で何か光るものがあるチームを作ることが理想ですね。各チームで上を目指せる、そんな組織づくりを行っていきたいです。

ーーそんな村田ソフトウェアサービスに、これからどんなメンバーに入社して欲しいですか。

各チームのリーダーポジションになれる人材を集めたいと思っています。まずは、今お話した当社の想いや姿勢に共感していただき、面白そうだと思ったものについては勢いで飛びついてきてくれる。そんな方は当社にマッチするのではないかと思います。

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