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【創業ストーリー:後半】創業から13年を振り返り、再確認したムーブのあるべき姿

ムーブの創業ストーリー後編です!
後編の今回は西坂がムーブを起業後、社員数が現在の13名に至るまでの過程で意識してきたこと、会社や社員への思いを語ってもらいました。

※前半をお読みでない方はこちらからどうぞ!

【創業ストーリ―:前半】はじまりは不意の出来事!ムーブ創業の経緯に密着してみた。 | 株式会社ムーブ
こんにちは。株式会社ムーブの三苫です。皆さまの在籍する会社や関わりのある会社のビジョンや価値観には、どんなものがありますか?会社毎に異なる社風や企業文化は、創業者のバックグラウンドや思いに裏付け...
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初年度から売上が見込めていたとのことですが、創業後今までの間に大変だったことはありますか。

しばらくは経営や人員が安定せず、色々と大変でした。
2期目からライブドア時代同僚だったプログラマが入社することになり、千駄ヶ谷に事務所を構えました。仲間を迎え心新たに動き始めたタイミングで、独立時引き継いだサービスのクローズが決まり、見込んでいた売上が大幅に減ることになりました。急いで新規の案件を探す必要がありましたが、幸い入社したプログラマが優秀だったおかげで無事に案件を獲得することができました。ところがそんな優秀なプログラマの彼は、3期目に病気のため退社を余儀なくされてしまいました。本当に残念でしたが、新たに新卒として入社したプログラマを育てるところから再スタートを切りました。

起業時から無借入経営を続けていたこともあり、2期・3期などは自分の報酬を払えない時期が半年ぐらい続くなど資金繰りが厳しい時期もありましたが、プログラマを育てつつ、着実に案件を獲得しつづけた結果、なんとか年々順調に売上を伸ばしていきました。その時期になると、ある程度案件も増え始めたため、今のような9時から17時までの働き方ができるようになりました。

5期では、売上こそ多少悪かったものの決算賞与を支払っても黒字予定のはずが、当時の顧問税理士が利益計算を間違えて赤字になってしまったこともあります。創業当初からずっと黒字を目指してきたので、電話で計算を間違えて赤字になりましたとあっさりした報告を受けた時には、さすがに怒ったのを思い出します(笑)。ただ、赤字を出したことで必ずしも黒字でなくてもいいという考え方も得られたので、今では少し感謝しています。

しばらく安定しない時期が続いた中、会社が大きくなるきっかけはありましたか。

8期になり、3期目に入社したプログラマが新たな環境に挑戦してみたいということでムーブを離れたため、再び1人になりました。その後、知人の紹介で弊社初の営業担当となる岩田を迎え入れ、2人で新規顧客獲得のために日々打ち合わせに行ったり、プログラマの採用活動をしたりしていました。蒔いてきた種が芽を出しさらに案件が増え始めた9期目に、プログラマの佐々木が入社しました。入社時から私が岩田と外出中のため誰にも頼れないという状況を踏ん張り支えてくれた甲斐もあり、11期目から本格的に案件が増え始め、会社は大きく成長するフェーズに移ったと思います。人数が増え、一昨年には千駄ヶ谷から今の新宿御苑へ、オフィス移転も経験しました。

組織を作っていく上で意識していることを教えてください。

まず社員が業務に集中できる環境作りを心がけています。
できるだけ残業を減らし業務の拘束時間を減らすためには、無駄な時間を極力省くことが大切だと思います。社内業務や打ち合わせをできるだけ削ぎ落して、例えばプログラマなら開発業務以外で時間を割かれることがないような環境作りをしています。

また、会社の上場などは考えておらず、地に足をつけて会社を大きくさせたいと考えています。
会社規模の急な拡大や過剰な売上目標は、ムーブにとっては不要だと思っています。ライブドア時代、今のムーブと同程度のメンバー数で、今の売上額の倍売り上げることを目標としていました。マネージャーだったので査定評価にも加わっていましたが、それだけの売上があってもハードに働いているメンバーに正当に配分することができなかったのが心苦しかったです。今ではある程度の利益を残したら、できるだけ社員に決算賞与として分配しています。もちろん働く意味はお金だけではないですが、会社全体で頑張った分だけ社員に還元できる=社員の幸せという意味で、これは起業して良かったことのひとつです。

社員に日頃伝えていることを、改めて教えてください。

「楽しく仕事する」こと、「自分で考えて仕事する」こと、「メリハリをつけて仕事する」ことです。

まず「楽しく仕事する」ことについて、仕事だから辛いことや面倒なことは当然ある思うけど、どうせ働くなら楽しい方がいいですよね。殺伐とした空気のなか仕事するとすごく疲れるので、社内の雰囲気は楽しくしていたいです。また個人の意見を言いやすい職場であるにはコミュニケーションのストレスが少ないのも大事なことだと思うので、私も含め社員同士がフランクに話せる関係性を築くことも意識しています。

次に言われたままの仕事するのは面白くないため、「自分で考えて仕事する」ことも大切だと伝えています。何も考えず言われたことをそのままやるより、自分で考えて仕事した方が楽しいし、やりがいも感じられると思っています。分からないことがあればもちろんフォローするけれど、自走できるエンジニアであってほしいです。最終的には自分の持っているテクニカルスキルをビジネスに落とし込めるだけの考える力を身に着けていることが理想だと思っています。

最後に、できる限り自由な時間を増やすために、「メリハリをつけて仕事する」ことを実践してもらっています。最短で開発できるよう仕様設計をきちんと行い手戻りを減らしたり、開発の質を落とさないようにしながら開発スピードをあげたり、結果的に楽をするために努力することを社員には求めています。自分がハードワークな生活から一変して時間に余裕が出来た時、自分を見つめ直す時間を持ち、これが人間らしい生活なんだろうなと感じていました。心身ともに健康的であり続けられるように、仕事するときは集中してしっかり休む時は休む、メリハリのある働き方を体現し続けたいです。

ムーブをどんな会社にしていきたいですか。

「世の中に価値あるプログラマを輩出できる会社、またそんなプログラマが働きたいと思う会社」です。

よほどの天才でない限り、テクニカルスキルだけではなくヒューマンスキルを磨かなければ、プログラマは自身の市場価値を上げられないと考えています。開発スキルだけを向上させても、社内はもちろんクライアントはじめ周囲と上手く関係が構築できなければ、培った開発能力もくすぶってしまうかもしれません。だからムーブでは、プログラマ全員にクライアントと直接やり取りする仕組みにして、できるだけヒューマンスキルも上げて欲しいと考えています。

仲間となってくれた人が成長し、外でも通用する人材になること、ムーブに居心地の良さを感じて出来るだけ長く一緒に働くことができればすごく幸せだし、今後もそんな会社にしていきたいです。

弊社の価値観や社風を、少しでもお伝えすることができたでしょうか。
ムーブでは引き続き、エンジニアはじめ社員にとって真に働きがいのある会社を追求していきます!

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