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Google I/O 2015に個人的に参加してきました。

KeynoteではAndroid M PreviewやGoogle Photosの発表など、すぐに使えるorもうすぐ使えるサービスなどなどの発表がありました。

ただ、個人的に非常に興味深かったのはGoogleの先進技術研究ユニットであるATAP(Advanced Technology and Projects)のセッションです。
このセッションでは、その名前の通り将来に向けてGoogleが研究を行っている技術についての発表がありました。

自分が興味深いと思った2つのプロジェクトについて簡単にですが紹介したいと思います。

● Project Jacquard
このプロジェクトは布地にセンサーを織り込み、服やカーテンなどの布製品をスマホなどの入力インターフェースにすることを目指しているものです。
このプロジェクトにはリーバスも参加しているとのこと。
将来、Android WearやApple Watchを操作するような感覚で、服の袖をなぞるだけでスマホやデバイスを操作できるようになるかもしれません。

https://www.google.com/atap/project-jacquard/

● Project Soli
人の手や指を使ったジェスチャーは非常に表現力が豊かですが、細かな動きを従来のセンサーで検知するのは難しい。
それを解決するために研究を行っているのがProject soliです。
このプロジェクトでは、細かな指先の動きを検知するためにレーダー技術を使用しています。
そして、レーダーをスマートウォッチのような小型デバイスで使用できるよう小型化に挑戦しています。
動画を見てもらうのが一番わかりやすいと懐いますが、ほんとうに細かなジェスチャーを検知してデバイスを操作しています。

https://www.youtube.com/watch?v=0QNiZfSsPc0

このATAPのセッションで紹介された技術はすぐに製品化されるわけではないですがGoogleが何を目指しているのか、その一端を垣間見ることができるセッションで非常に興味深いものでした。
これから先、Googleがどのように世界を変えるのか、期待をせずにはいられません。