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マネーフォワードのCulture Heroにインタビューしてみた #1

こんにちは。マネーフォワードのデザイン戦略室でデザイナーインターンをしている加藤です。

マネーフォワードでは、会社が追い求め続ける社会への使命と、それを達成するために目指すべき未来、そしてマネーフォワードが社会に約束する行動指針が「Mission / Vision / Value」として存在します。また、同時にマネーフォワードの社員が大事にする文化を「Culture」として、Teamwork/Speed/Pride/Respect/Funの5つに定めています。

このCultureを日頃から他社員の模範になるレベルで体現している社員は、半期に1回、「Culture Hero」として表彰されます(全社員の中からTeamwork/Speed/Pride/Respect/Funの項目で、1人ずつが選出)。

本記事は、マネーフォワードでインターンをしている私が、そんなCulture Hero(以下よりヒーロー)にインタビューし、仕事での姿勢やルーツを探り、マネーフォワードで働く人の魅力を伝えよう!という趣旨で企画しました。今回は、「Teamwork」のヒーローに選出された人事部の土江さんにインタビューです。

「Teamwork」の定義
One for all,All for oneの精神を大切に、一つのチームとなって目標を成し遂げよう

語り手

土江 有里奈 (新卒採用担当/人事部):大学時代、中学の教員免許を取得。教師の道を検討するが、ベンチャー企業に新卒で入社。その後、新卒入社した会社を半年で退職し、2013年10月株式会社ネオキャリアに中途入社。転職支援サービスの法人営業を経て採用部の立ち上げに参画し、新卒採用業務を担当。2016年9月に株式会社マネーフォワードに入社し、新卒採用の立ち上げ、採用活動に従事。

インタビュアー

加藤 怜 (インターン/デザイン戦略室):インタビュー・編集担当

その他

服部 穂住 (部長/人事部):撮影担当

社内でやっていることについて

加藤:本日は、お時間をいただきありがとうございます。今回は、マネーフォワードの魅力を伝えるために「Culture Hero」を受賞した土江さんに仕事の姿勢やルーツを教えていただければと思っております。

土江:はい、よろしくお願いします。

加藤:早速なんですが、土江さんの簡単な経歴とマネーフォワードで何をやっているのかを教えてほしいです。

土江:私は、新卒入社した会社から今までずっとベンチャー企業で働いています。実は、マネーフォワードが3社目で、新卒入社した会社は創業4ヶ月くらいの会社でした。先輩社員が10人に対して新卒が20人入ってくるみたいな環境の中、営業職として働いていました。

加藤:はじめは営業をやっていたんですね。

土江:はい。営業職として働いていたのですが、会社の方針と自分の価値観が合わないと感じることがあり、入社半年で会社を辞めました。就活生には、就活しくじり先生と自己紹介をしています(笑)。

その後、会社のミッションやビジョンに強く共感が持てた人材系の会社に、営業職として転職をしました。前職では、人材紹介の営業を担当していましたが、ご縁があって人事へとお誘いいただき、そこから私の人事キャリアが始まりました。

ちょうど会社が成長期にあり、新卒採用人数が150人から200人へと毎年増え続けるような時期でした。人事として採用部という新しい部署の立ち上げに携わらせてもらえたり、多くの学生さんに会える機会をいただけたりと、かなりの経験値を積ませてもらえました。そして、節目となる3年目を迎えるタイミングで、自分の今後のキャリアや将来やりたいこと、なりたい姿などを考えていくうちに、「もっと自分の力を試したい」「今まで考えてきた自分の想いや考えを具現化させていきたい!」という想いが強くなり、転職を決めました。そこで出会ったのが、マネーフォワードでした。

加藤:決断する姿を想像するとかっこいいです。マネーフォワードではどんなお仕事をされていますか?

土江:マネーフォワードでは人事部で新卒採用を担当していて、18卒/19卒/長期インターンの採用をメインに携わっています。また、新卒採用は入社後の成長がとても大切だと考えているので、育成・研修の部分も担当しています。とはいえ、昨年9月の入社時に新卒採用が本格化したので、今設計をしている状況ですが…。

「Teamwork」のヒーローとしての受賞について

加藤:ありがとうございます。では、そのようなお仕事の中で、どのようなことが評価されて「Teamwork」のヒーローを受賞されたのでしょうか?

土江:受賞理由のひとつは「巻き込む力があったから」とのことでしたが、正直あまり自分で自覚はしていない部分でした。新卒採用という仕事上、一人では何も成し遂げられないと思っていて、いろんな人にサポートしてもらったという気持ちです。

「サポートをしてもらうこと=巻き込む力」という風に定義をするとしたら、巻き込む時に大事にしていることは、どんな形で協力してもらえるかを考えることです。その人が新卒採用にただ携わるだけじゃなくて、その人に価値を感じてもらって協力してもらいたいという思いがあります。実際に出来ていないことも多いと思いますが、何かしらの想いを持ってお手伝いいただける体制を作れたことは大きかったと思います。

加藤:協力してくれる人にも価値を感じてもらうことは大事なことですよね。

土江:そうですね。体制を作る上で、協力してくれる人がどういうポジションをお願いされると楽しいのかなというのはすごく考えました。

加藤:言うのは簡単そうですが、すごく大変な試みですよね。

土江:入社して2ヶ月くらいだったですしね。最初はランチにたくさん行って、話してみて、この人ならこういうところ手伝ってもらえそうだなと考えました。

加藤:土江さんの巻き込み力すごいですね。台風みたいな感じがしますね。

服部:台風という例え方は近くて、巻き込む力としっかりと目的地があるっていうのがあるよね。

加藤:なるほど。

土江:目的地という意味では、会社の人たちが方向性を理解してくれていたというのがすごく大きくて、ランチとかで話している時にも、新卒採用についてすごく大事だと考えてくれていました。だからこそ、会社やみんなの想いを最大限に活かすことが自分の役割であり、どういう形で協力してもらえればいいのかを考えてた感じですかね。

人を巻き込みつつも、どんな形で協力してもらえれば良いかも考える

重要だと感じる点

・目的を共有することや現場の意見を理解することを通して周囲を巻き込んでいっていること
・どんな形で協力してもらえると良いのか考えていること

土江さんは、ランチなどで積極的にコミュニケーションをとって意見を交換することで、新卒採用に力を入れる体制を築くだけではなく、協力してくれる人にもやりがいを感じてもらえるように目を向けていて、それが巻き込む力として素晴らしいものがあると感じました。

仕事の姿勢とルーツについて

加藤:では、次に土江さんが普段お仕事をする上で大事にしていることはなんですか?

土江:率直に1つしかないんですけど、自分の価値がなんなのか常に考えるということですね。例えば、人事部内で発揮できる価値と18卒のメンバーといる時に発揮できる価値は全然違うと思うんですけど、その組織や、場面等によって、自分の発揮できる価値は何かを常に考えています。

加藤:具体的な話ってありますか?

土江:あほらしい話かもですが…入社した時に周りの人が優秀すぎて悩みました(笑)。その時に考えたことは、明るく元気に熱量をもって語ることならできると思い、ここは誰にも負けないように頑張りました。当時、大人ベンチャーと言われていたので、若さが武器になるかなと…(笑)。

加藤:いやいや、熱さはとても大事ですよね。

土江:あ、もう一つありました!私、前職ではビジネス職の採用しかしていなかったので、エンジニアとデザイナーの採用は初めてでした。その中で、戦略とか選考内容とかを考えないといけなくて…。

入社時に、私以外でエンジニア採用を担当してくれる方の採用が決まっていたので、一旦、予算と人数だけ決めれば大丈夫と思っていたのですが、そのエンジニア担当の方が辞退になってしまいまして…。

加藤:うわ、そんな大変なことがあったんですね。

土江:そうなんですよ。どうしようってなりました(笑)。その時に、エンジニア採用をやらないという選択肢は自分の中になくて、やるという答えしかなかったので、どうやってやるか考えました。

自分が発揮できる価値を最大限考えて、ビジネス採用の知見をエンジニア採用に横展開しようと思って、実施していきました。また、わからないことはわからないと言って、周りの方に協力してもらえるようにお願いして進めてきました。この時に、今の自分がこの状況で発揮できる価値が何なのかを本気で考えましたね。

加藤:今お話された自分の価値を常に考えるというのは、いつ頃から考えていることなんですか?

土江:大学時代のブライダルのバイト経験が大きい気がします。当時、リーダーをやっていたんですけど、働いている人のほどんどが30代、40代のブライダルのサービスを経験したことがある方々で、大学生の自分がリーダーをやる理由ってなんだったんだろうっていうのは、すごく考えたりしましたね。

加藤:ブライダルのバイトというのも僕の周りでは聞いたことない職種なので、すごいと思いましたが、リーダーまでやってたんですね。

土江:いろいろ大変でしたよ(笑)。

加藤:プレッシャーとかすごそうです。では、もっと深いルーツ的な部分だと、いつの時期になるのでしょうか?

土江:中学校の先生とバレーボールの経験だと思いますね。中学校の先生たちが自主性を重んじる先生たちで、自分たちでルールが守れるか守れないかで、イベントができたりできなかったりするんですよ。

例えば、遠足行きたいって思っていても、チャイム着席できないと遠足にいけなくなることもありました。そういった指導の中で、私が学年のリーダーみたいなことをやっていましたね。なので、私が何か悪いことをしたわけでもないのに、責任者だからと怒られたりしてて、なんでだろうと思ってて(笑)。この時期にも、私がリーダーとして先生と生徒の間に立つ意味ってなんだろうっていうのは、考えていたかもしれませんね。

加藤:中学生から責任あるポジションをこなしていたんですね。それに、中学生はチャイム着席なかなかしないです(笑)。バレーボールは中学生からやっていたのですか?

土江:そうですね。バレーボールは背が小さくてジャンプ力なかったので、自分が活躍できるポジションはサーブかリベロしかなくて。中学では人数が少なかったので、アタッカーとかも任せてもらっていたんですけど、高校生の時は背の高さとジャンプ力で自分にはポジションがないって思っていました。それでもレギュラーに入りたかったので、自分ができるリベロを一生懸命やりましたね。その結果、レギュラーにも入れてもらったり、本来のプレイ数よりも多く出させてもらったので、そういう経験は大きいですね。

加藤:なるほど。そこから、大学のブライダルのバイトにも繋がるんですね。

土江:そうですね。バイトでリーダーをやっていたのもそうなんですけど、ブライダルは500万から1000万のお金をかけて2時間半のイベントをするので、そこにどんな価値が提供できるのか考えていました。最初はお皿を運ぶだけでも手が震えていましたね。飲み物を注いだりとか、お客さんの仕草に合わせてパンを出したりとか、気遣いの面とか、どういう接客をすれば価値を感じてもらえるのかなってすごく考えていました。

自分の価値や、自分がそれをやる意味を理解する

重要だと感じる点

・エンジニア職の採用で自分ができることとできないことを明確に決めてやりきる
・自主性を重んじる中学の先生と規則の中で、学年のリーダーとして自分がいる意味を考えていたこと
・高校バレーで、自分が持ったスキルを活かしてレギュラーになるために努力して結果を出した
・大学のブライダルのアルバイトで、大学生ながらもリーダーを任されたことで、その意味を考えたり、お客さんにどんな価値を届けるべきか考えた

土江さんの仕事の姿勢として、自分の価値や自分の役割を理解するということが大きくありました。それは、中学、高校、大学での経験から培われてきたものでもあり、それぞれで自分が何をするべきなのかを常に考えてきたというエピソードが聞けました。

「Teamwork」というCultureについての考え

加藤:続きまして、マネーフォワードのCultureについてお伺いしたいです。土江さんは、「Teamwork」というCultureについて、どのように意識して捉えていますか?

土江:One for all,All for oneは、主に助け合いという意味ですが、マネーフォワードは優秀な人が多いので、一個人があって、それをどうやって掛け合わせるかだと思っています。

まず自分自身が自立することが大事だなって思っていて、自分のパートをしっかりこなすことがまず、大事だというのを考えていますね。

服部:スポーツでいうと例えやすいですよね。5人チームの球技をやっていて、皆が優秀でその時に自分の役割を理解する感じですかね。

加藤:なるほど。

土江:やっぱ、バレーボールでリベロやっていたのはありますね。リベロってボールを拾うんですけど、拾えないと何も始まらないので、拾うことを集中してやりましたね。繋いだ後は、優秀な人たちが多いから安心感があって、信頼もあった。私があげればなんとかなる。そういう感じですかね。

加藤:とてもわかりやすいです。信頼というのも、大きなポイントなのかもしれませんね。チームワークを意識して働く中で、一番重要だと考えている点はなんですか?

土江:バレーボールの観点からいくと、強みを理解して生かしきれるかというように考えていて、チームワークって補い合うという側面もあると思うんですけど、相乗効果でどれだけ1人でできないことでも、皆だったらできるっていうのが一番いいところだと思ってるんですよ。

加藤:わかります。相乗効果やコラボレーションは大きなアウトプットを生みますよね。

土江:自分が何ができなくて補ってもらうかというよりも、自分の強い部分をやり切って、それぞれが突出して掛け算みたいになって大きいことができると思っているので、自分の強みを理解して出し切ることが大事かなって思ってます。

加藤:強い部分を掛け算していくんですね。面白いです。その考えが、中学や高校での自分の価値を理解するという事とも繋がってくるんですね、きっと。

土江:だと思いますね。

加藤:では、マネーフォワードのCultureをさらに浸透させるためには、どういう考えが必要だと思いますか?

土江Cultureは1つだけじゃなく、5つ全部が揃って浸透させることが大事だと思っていますが、まず人事として横の広がりを作って行きたいと思っています。相手の強みとか弱みを知っていると、相乗効果も生みやすいし、相互関係ができ続ける環境を作ることがチームワークにとってはいいことなのかなって思いますね。

個人の強みを生かして相乗効果を生ませるチームワーク

重要だと感じる点

・個人の強みを生かした相乗効果で、1人でできないことでもできるというチームワークの考え方
・人事として横の広がりを作ることで、相互関係ができ続ける環境を作ることがチームワークにとってはいいことだと考えている事

土江さんの中のチームワークの考えがとても重要だなと思い、特にコラボレーションや相乗効果によって生まれる成果は大きなものになり得るんだなと感じました。そのためには、一個人が自立して信頼しあえる関係も必要で、そのような組織作りに注力されていること、とても素晴らしいと感じました。

さいごに

加藤:では、いよいよ最後の質問になるのですが、土江さんの仕事の姿勢や考えで、ここを参考にするといいかもしれないよ。というのはありますか?

土江:なんか答えづらい質問ですね…(笑)。そうですね、学生でインターンしている人たちは、いきなり実務を任されるのでうまくいかないことばっかりっていう話をよく聞くんですけど、そういう意味では、その中で自分の価値やいいところはどこなのかを探すっていうのは、真似してもらえればいいのかなって思いますね。

加藤:そうですね。自分の価値を探してそれを強みにすることで、可能性も広がっていきますからね。土江さんの話を伺って、しっかり自分のルーツがあるというのが、かっこいいというのと共に、自分の価値や役割を探すための参考になる話を聞けました。ありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いいたします!

土江:こちらこそ、よろしくお願いいたします!

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