1
/
5

マネジメントのチカラで、生産性を上げながら、みんなの時間をつくる

株式会社マネジメントに入る前

高校時代に『スラムダンク』の影響でバスケを始め、大学もバスケで1次リーグに所属する強豪へ入学。 公立高校でバスケをしていた頃はとにかく体を動かすことが全てで、監督のアドバイスも「とにかくがんばれ」みたいな精神論ばかりでしたが、大学のバスケはいかに頭を使うかにかかっていて、試合に出ていないメンバーも敵のクセを見るとか、全員が試合の中で何をするかの戦略を練るのが衝撃的でした。

◇ 大学を出てからは就職してプログラマーの道へ。 父が自分で工務店をやっていたこともあり、小さい頃から「会社に勤める」という発想はあまりなく、就職してもサラリーマンをやるのは3年と決めていたので、独立を見据えて重要が高く伸びしろもあるIT業界へ入りました。

◇ 独立後はシステムエンジニアとして、とにかく大きなプロジェクトや最先端の技術を使っているプロジェクトに入り技術力を上げることに専念。 それからシステムの知識を活かしたマーケティングコンサルタントを経て、今の会社を立ち上げるまでは主に個人事業主として活動していました。

◇ 今まで携わった仕事の中で、株式会社マネジメントを立ち上げるきっかけになった出来事が2つあります。

ひとつ目はエンジニア時代、1000人規模の大きなプロジェクトに入った時、1日も遅れずにリリースできたこと。PJは遅れるものだと思っていたので、何も滞りなく終わったことが衝撃で、「ちゃんとやればできるんだ」ということを知りました。

今思えば、1日も遅れなかったのは「マネジメント」がしっかり機能していたからです。 システム業界はみんなマネジメントができるし、自分がいなくても業界はまわるので、当時は自分のマネジメントスキルにあまり価値を感じていませんでした。 しかしWEB業界など、システム以外の業界ではあまりマネジメントが浸透していません。精神論でとにかく体を動かすバスケ部のように、経験とマンパワーだけに頼って死にそうになりながら仕事をしている人がたくさんいることを知り、自分のマネジメントスキルが役立てられそうだと思うようになりました。

ふたつ目は、以前起業した会社での失敗です。 30歳くらいで社会的なことを仕事にしたいと思い、育児休暇明けの女性の再就職を支援する会社を始めたのですが、なかなかうまくいきませんでした。 今思えば、受け手の企業の負担を考えていなかったことが原因でした。 マネジメントが機能せずマンパワーでまわす企業は、自分たちの仕事で手いっぱいなので、育休明けの女性を受け入れるどころではありません。 ということは、マネジメントがしっかりしていれば企業の効率が上がって、女性を受け入れる余地も生まれるのでは、と考えるようになりました。 みんなでパフォーマンスを上げる仕組みを浸透させて、能力があるのに働く場所が無い人も働きやすい世の中にしたいと思っています。

現在

現在はアカウントマネージャーとして、クライアントのプロジェクト支援、業務の定義、業務改善といったことに取り組んでいます。クライアントに対して責任を持ち、どうやって価値提供できるかを考えるのが私の役割です。 仕事をする上で大切にしていることは、「考える続ける」ことと、「合意形成」の2つ。 理由は、徹底的に合理的に、最短距離で動きたいから。

◇ 今の仕事をしていて良かったと思うのは、支援したプロジェクトの遅延を確実に防げていること。 また、支援した方々に「すごく勉強になりました」と感謝してもらえること。 結果を出すのはもちろんですが、支援する方々には、机上の空論ではなく実感をもって仕事に使えることをできるだけ伝えるようにしています。論理的に考えるとはどういうことか、会議の運営の仕方、プロジェクトマネジメントは課題管理さえやっていればなんとかなること、などです。

株式会社マネジメントについて

私たちの会社のミッションは、日本全体の労働生産性はそのままに、労働時間を減らすこと。 そのために、プロジェクト支援と並行してワークショップを行っています。 プロジェクトマネジメントのワークショップも行っていますが、プロジェクトマネジメントを理解する以前に考える力が必要です。 また、プロジェクトをまわすためには、効率よく会議を運営することも大切です。どういう準備をすれば会議が早く終わるのか、知らない人が多いと感じます。 考える技術をもって、臨機応変に対応することをマネジメントの現場で実践してもらいたいし、会議に活かしてもらいたい。そのため、ロジカルシンキングやファシリテーションのワークショップも提供しています。 これらのワークショップは、現場の人たちだけに伝えても、上の人間が理解できなければ意味がありません。そのため、必ず上長にも受けてもらい、企業内で共通言語を作ってもらうことを意識しています。 ◇

でも、直接プロジェクトを支援したり、ワークショップを受けてもらう人数は限られています。そこで離れた人にも役立つよう、WEB事業も手掛けています。

マネジメントWEBサービス「TIMESLIST」は、直接支援ができなくても、ツールを通じて支援できることもあるのでは、と立ち上げました。 https://timeslist.com/ TIMESLISTを使うだけでマネジメントの体感ができることを目指しています。

マネジメント解説サイト「Think! MANAGEMENT.」は、実践的なマネジメントの教科書を提供したいという思いから立ち上げました。 http://mngmnt.jp/ マネジメントについて考え、伝わりやすく文章にすることは社員の教育にもなりますし、私の考えだけでなく複数の社員の視点を取り入れることで、理論をブラッシュアップするいい機会にもなります。 世の中に完璧なものはないので、このサイトを通じて、より良い考えを取り入れていきたいと思っています。

◇ 私たちの会社内での働き方としては、自立自走ができるメンバーで、力を合わせていきたいです。今は会社が小さいのでトップダウンの場面が多いのですが、ある程度大きくなったらボトムアップ型の組織にしたいと思っています。社員がアクセルを踏んで、社長がブレーキをかけたり「そこはふかしていいよ」と声をかけるイメージというか。

◇ これから社員になってほしいと思うのは、考えることに興味がある人、自分の考える力がまだまだ足りてないと思う人。そして、仕事を通じて、自分以外の社会の役に立ちたいと思える人ですね。

今後どういうことをしていきたいか

働く人たちの時間を最小限にして、空いた時間で社会的なこと……家族のことや地域活動、PTAなどなんでもいいのですが、とにかく仕事以外のことに関わる人口を増やしたい。そういう時間を作る会社でありたいです。 まずは企業の力も従業員の力も大きい大企業の生産性を上げて、多くの人が社会に関われるようお手伝いをしたいですね。

◇ 会社がある程度の規模になったら、マイノリティの人たちに目を向けられればと思っています。 現在は少数派が排除される社会だと思います。その現状を変えられるよう、ファシリテートやサポート、関係作りといった部分を、マネジメントを通じてお手伝いしていきたいです。 たとえば、医療現場にマネジメントの手法を持ち込んで事故を少なくし、結果としてマイノリティである難病の人に医師が関わる時間を増やしていく、とか。 あるいは、大学のカリキュラムにロジカルシンキングを組み込んでもらって、学生のうちに自分で考え、議論ができる土台作りに取り組むとか。 そういったことができるようになるといいですね。

◇ 自分自身は、マネジメントの理論を使いやすいように考え、伝える人になりたい。 小難しくしちゃう癖があるので、もう少し平たく伝えられるように、というのが課題だと感じています。 理論をわかりやすく伝え、社員やパートナーといった人たちをうまく巻き込むことに貢献していきたいです。

◇ 私たちの会社・株式会社マネジメントは、社会性と、経済的な持続可能性とを両立した会社でありたいと思っています。 自分の会社だけでなく、関わる会社もそうであるように影響を与えられることが理想ですね。

株式会社マネジメント's job postings
2 Likes
2 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Like Masato Otowa's Story
Let Masato Otowa's company know you're interested in their content